表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
禁断の恋を死から  作者: 蒼檸檬
禁断の恋を秘密を
PR
17/36

十七話 労働意義と再会

翌朝、気持ちよく眠っていたら業務用の携帯が鳴った。

明るくなった画面をほぼ開いていない目で見てみると、


『通知 出勤30分前の為、早期に準備し、出勤してください。』


出勤しろって言われたって、どこ行けばいいんだよ。

とりあえず、昨日渡された制服着ればいいのか?

あたふたしながら、準備していると部屋のインターフォンが鳴った。


「誰だよ、こんなタイミングに」


インターフォンを見てみると、六反が立っていた。


「やばっ」


そう言って、急いで応答する。


「どうしたの?」


「どうしたのじゃなくて、早く行かないと。

なんでそんなにのんびりしてんの?」


ごもっともな正論ぶち込まれた。

何も言い返せないな。

これがぐうの音も出ないってやつなのか。。。

なんとなくで用意して、ドタバタしながら、急いで部屋の扉を開ける。


「制服着てれば、とりあえずはいいよね?」


「まあ、たぶんね。

早く行くよ。

下に送迎車来てるし。」


送迎車?

そんなシステムあるのか、あんなブラック企業にも。

なんか感動しちゃうな。

六反と急いで、下に降りると、送迎車があった。

まして、無人運転。

なんでこんなところに人手回さないようにしてるくせして、人手不足になってるんだよ。

もうちょっと自動化進めちゃえよ。

中途半端な会社だよな。

そう思いつつ、せかせかと車に乗り込むと、そこにはHZさんがいた。

なんでいると、心底驚いていると、突然、


「N、初日から遅刻になるところだったじゃん。

Rに感謝しときなよ。

じゃあ、なんだっていいだろうし、さっさと向かうね。」


そう言うと、車が動き出した。

説教というのかはよくわからないが、とりあえず叱られたと思ったので、謝っておく。


「すみませんでした。

以後気を付けます。」


「なんで謝るのさ?

別になんだっていいよ、私は。

早速だけど、今日やることの説明でもしておくかね。」


なんか一番怖いタイプだな。

ほんとに怒ってるのかはさておきだけど。

ちらっと、横に座っている六反の方を見てみると、なにか退屈そうな顔をしている。

六反も怒っているのか?


「で、今日はなにするんですか?」


急かすように六反が聞く。

なんだ、ただ話に興味なかっただけか。

焦ったわ。


「ちょっと、そんなに焦んないでよ。

そんなに早く着かないからじっくり話しましょ。

まぁ、まず今から本社行って、適当な説明聞いて、また淀に戻って、現場に入るって感じかな。

まぁ、大分大雑把な説明だったけど。」


は?

もう自分の職を振り分けられるの?

早くね?

もうちょっと実習とかなんか練習とかあるだろ。

流石だな、ブラック企業。


「えっーと、その、本社で説明聞いたら、また戻って、すぐに誰かの行動管理係に就くって感じですか?」


流石にいくらなんでも、どんなブラック企業でもそんなことはないと思っていたのに、返答は


「Yes」


だった。

ふと、六反の方を見てみると、目を輝かせていた。

なんでそんなに嬉しそうなんだよ?


「あ、もう着くよ」


そう言われ、車窓から外を見てみると、どでかいビルが建っていた。

大層な本社だなと思いつつ、HZさんに付いていく。

本社に入ると、受付の死神をよそ目にノコノコと入っていくと、昨日と同じ部屋についた。

中に入ると、弔神がいた。


「昨日ぶりだね。

まあ、手っ取り早く説明してさっさと仕事に取り掛かるか。

返答集と規約はしっかり守って行動すること。

故人に関わりすぎないこと。

仕事は素早く行うこと。

現世に降りる場合は確実に申請を出すこと。

まあ、こんなもんね。

仕事の仕方はなんとなくでやってもらったことをやってあげればいいだけだから。

大丈夫。」


大丈夫なわけねえだろ。

あの時、結構気が動転してて、その時の記憶ほぼねえんだぞ?

ていうか、現世に降りるってなんだ?

現世に自由に行き来できるのか?

それは神システムすぎだろ。

でも、そんな神システムが実習もないブラック企業にあるわけないよな。

一応聞いてみるか。


「現世に降りるっていうのは、どういうことなんですか?」


「ああ、言ってなかったか。

まあ、死神は自由に現世に降りることが許されてるんだよ。

天国に行ってしまったら、それはもうできないけれど。

現世に降りたら何でもしていいよ。

ただ、人手不足だからそんなに頻繁に降りないでほしいし、申請出してくれないと誰がいないか分からなくて困るからさ。」


聞いてた死神の仕事の辛さを帳消しにする神制度だな。

思う存分使わせてもらうか。


「まあ、なんとなくわかっただろう。

さあ、仕事に行ってきな。

HZ、連れて行きな。

あと、NとR、携帯に今からついてもらう人の詳細送ってあるから読んどいてね。

じゃあ。」


そう言って、姿を消した弔神。

そのまま、言われるがまま、淀に戻っていく。

送迎車の中で詳細とやらを読んでみた。


名前  佐々井奈央

学年  高校生

死亡理由 友人と歩いている際に、車に轢かれ死亡。

     交通事故。

     友人を助けたため死亡?



佐々井奈央、、、、?

え?

奈央?

どういうこと?

思わず大きい声を出した俺を冷ややかな目で見ていることは察してしまっていた。

次の話から、前の章の禁断の恋を死からとリンクしてきます。

応援お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ