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禁断の恋を死から  作者: 蒼檸檬
禁断の恋を秘密を
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十六話 六反美鈴と死神の世界

「六反さんってなんで死神やろうと思ったの?」


突然話を切り出してみたけど、変に思われないと良いんだけど。。。

なんとなくは、結構話のネタは考えついてるけど、切り出していけるかな?


「実は、妹がいて、私が死んじゃって、大丈夫かなと思って。

内藤さんは?」


「俺は、好きな人がいて、その人が気になって仕方なくて、死んじゃってこっち来るまでやろうかなって思って。

六反さんは妹さん思いで良い人ですね。」


お世辞のように聞こえないように言ったつもりだったけど、そう上手くいかなかったのかな?

六反さんが動揺なのか、疑いなのか、

こちらをじっくり見てくる。

見てくる、なのか?、、、、

睨んでいる?、、、、

いや、そんなことないよな、、、

ないと信じたい。

なんか怖いな、話しすり替えるか。


「あ、そうだ。

同僚になることですし、俺のこと好きに呼んでください。

内藤でも、鷹夜でも。なんでも。

内藤さんって言われると、なんか体がうずうずしちゃうんですよね。

そう呼ばれることに慣れてないから。」


上手いこと話し変わってくれ。


「じゃあ、内藤って呼びますね。

私も自由に呼んでくれていいですよ。」


よかったわ。


「あ、もう着きますよ、内藤。」


敬語と呼び捨てってなんか違和感すごいな。

変な感じしちゃうな。

ていうか、今、何処向かってるのかすっかり忘れてたわ。

弔神のとこに向かってたんだったな。

色んなこと考えすぎて、普通に忘れてたわ。


「タメ口で良いっすよ。

敬語と混じっちゃってて、なんか変すよ。」


「わかった。」


いや、シンプルだな。

『わかった』単体だとなんかめっちゃ怖いんだけど。

何か起こってるみたいな感じするじゃん。

六反にビビりながら、地図の場所にあった建物に入っていくと、受付役の死神がいた。

死神ってわかりやすい格好してるよな。

そう思いつつ、事情を説明すると、手際よく、弔神の部屋に案内してくれた。


「なんか、緊張するな。」


「だね。」


やっぱり単体の言葉って怖いな。

奈央が怒るとこんなもんなのかな?



やばいな、奈央と重ね合わせちゃったな。

六反は奈央と全然タイプが違うのにな。

なんでだか、奈央を思い出してしまう。

いかんいかん。

そう言い聞かせていると、弔神が入ってきた。


「やあ、こんにちは。

君たちが、死神希望の六反さんと内藤君か。

初めまして」


丁重なあいさつをされたので返そうとすると、六反と被った。

重なった。


「こんにちは。

よろしくお願いします。」


なんか嫌だな。

ハモるのって。

六反とだからかな?


「息が合いそうだね。」


そう言いながら、笑っている弔神。

俺も、六反も、すこし怪訝な顔をしていると、はっとしたのか話を切り出した。


「まあ、そんなことはどうだっていいよな。

本題に入るか。

まあ、君たちがなりたいって言っている死神は今、人手が足りてなくてね、HZにも過重労働をさせてしまっているんだよ。

君たちのスペックがどうであれ、いないよりはマシだからありがたいよ。

君たちには、死神として、行動管理係を中心に働いてもらいたい。

そのためには、まず死神としての名をあげといた方がいいね。

じゃあ、ちょうど欠番になってるし、六反さんは死神R、内藤君は死神Nとしてやっていってくれ。」


苗字のアルファベットの頭文字をとってそこから決めているのか?

じゃあ、HZってなんなんだよ。

そんな苗字あるか?

てか、なんか途中でさらっと侮辱されたような気が、、、、

まあ、いいか。


「行動管理係っていうのは、具体的に何やるんですかね?」


そう弔神に問いかけてみる。

すると、


「まあ、NとRがHZにしてもらったことと同じだね。

淀で変なことしないかの監視と、淀っていう場所の説明とか、まあ、雑用?」


なんとなくわかったけど、そんな大変そうじゃないな。

でも、なんで、人いないのかな?

まあ、普通に考えて、死んじゃってから、人の死に接することなんてやりたいと思えるような人あんまいないだろうから、妥当なのかな?


「じゃあ、明日から毎日出勤ね。

出勤て言うのかな?

まあ、なんだっていいか。

はいこれ、制服。

サイズ合わなかったら言って」


妥当だったわ、このブラック企業が、、、

てか、この制服黒過ぎじゃね?

確かに、死神は黒いイメージあるけど、黒でしかないじゃん、これは。


「あ、あと、業務用の携帯ね。

これ、どうぞ。

あ、あとは、そこによく聞かれる質問の返答集送ってあるから、読んどいてね。」


そう言われて、帰された。

なんだ、あの人。

不思議な人だな。

そう思いつつ、六反と一緒に返答集を見てみる。


『Q,ここはどのような場所なのか

A,淀といい、天国AからZまたは地獄AからZを決めている際の場所。待機所とも言える。

天国や地獄が複数個あるというように教わって育ってきていないが、実際は一つずつに故人が集まりすぎると、問題が発生してしまうので、分割をするような制度。

その分割を決めるのに特段大きな理由はありませんが、少々時間がかかってしまう。


Q,死神とは何だ

A,死後の世界『淀』を司る神の下僕の略称。

人を殺めたり、死を誘うような邪悪な存在ではない。


Q,弔神とは

A,この世界、死神を治める長的存在。


Q,死神になるためには

A,行動管理係の死神を経由して、弔神に申請を出すこと。

死神になる意思がなかった場合に地獄に行かない人限定。』


「これ使うかな?」


半分ぐらいしか言ってないな。

いや、半分も言っちゃってたよ。

返答集なんか思ってたより少なかったな。

覚えること少なくて楽っちゃ楽なんだけども。。。


「私、全部言ってる、、、」


唖然とした顔を浮かべている六反。

意外と似た者同士だったのかもしれないな。

感想とかバンバン言ってもらえるとモチベになるんで、今後もよろしゅうオネシャス

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― 新着の感想 ―
[良い点] 返答集とかおもろすぎw いつか、返答集の内容読んでみたい。
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