01-10
みんなで盗賊たちを馬車のところまで引き連れ俺は馬車の陰で収納リングから水がめを出し魔導短銃の火モードで水がめの水を沸かした。魔導短銃は珍しい可能性大なので当面は隠しておくことにした。
女性陣には幌馬車の中できれいな布を使って体を拭ってもらい、俺とベールさんは外で上半身だけササッと拭いて盗賊たちは臭うので全員まとめて頭から少し熱めの湯をぶっ掛け馬車の中に毛皮を敷いて転がした。
盗賊たちを馬車に転がしている間にベールさんは首から提げていた笛を吹いてしばらくすると馬が一頭やってきた。
盗賊たちに襲われたときに助からないと思い逃がした馬だそうだ。きちんと訓練するとそんなことが出来るのかと感心しましたよ。
馬が戻ってきたので馬車に固定して街に向かって出発することになった。
盗賊のアジトの攻略や全員の救出や移動の時間を合わせても俺が馬車を発見してから3時間弱しか立っていなかったので今日中に街に着くことが出来るそうだ。
そう言えばベールさんたちの荷物はベールさんは村で買った小麦袋6袋と服、食料として持って来ていた干し肉塊10個と水がめ1個がそうらしくリーゼちゃんたちは鉄のナイフ3本(ドーラちゃんがスキルは無いけど二刀流なんだって)、鉄の剣1本、レザーシールド1個、木の短弓1張、木の矢2束だそうだ。
みんな多少ではあるが貨幣を所持していたそうだが、みんなを助けたお礼だと言われ俺が貰う事になったが、色々と問題がありそうなので一人頭中銀貨1枚ずつは返しておいた。
ほら、無一文だと何かと困るだろうしね。
しかしあれだね異世界に来て二日目なのに手持ちのお金が2倍以上になっちゃってビックリだね。
やっぱり俺もチート系になっちゃうんだろうか?でも酷いチートでもないし気にしたらダメだよな。
とりあえず、街に向かってベールさんが馬車を出発させたので馬車の中で俺が地球から持ってきておいたドイツパンを半分に割ったものとビーフジャーキーを1枚ずつみんなに渡し水は無限の水袋で出したものを飲むことにして馬車上で軽い食事を摂った。
クーちゃんは御者席にいるお父さんのベールさんの横に座りまわりの景色を見ておりリーゼちゃんとドーラちゃんは幌の両サイドについている窓代わりの穴から外を警戒していた。
俺はと言えばリーゼちゃんやドーラちゃんに質問したり話しかけられたらそれに答え、話が途切れたタイミングで前方の御者席の方を見るとクーちゃんが俺の方を見ていたようで恥ずかしがってベールさんで顔を隠したりしてそんな感じで始めての馬車の旅を楽しんだ。
話をする中で俺の年齢やら出身の話から始まりみんなの年齢や出身やらを聞くことになった。
一応、緊急時以外は人を鑑定しないように考えていたから聞けてよかったよ。
勇人に鑑定するとされたことがわかる人がいるって聞いてたしね。
俺の年齢はステータスどおり15歳って言っておいた。
出身は山奥で祖父と二人で暮らしていて、祖父が亡くなったので山を下りて生活をしようと思っていると考えておいた設定を伝えた。
リーゼちゃんはステータスで見たとおり15歳で身長157cm位で長さはミディアムの黒髪に青い眼で胸はそこそこありそうだ、ドーラちゃんが17歳で163cm位で明るめの茶髪のポニーテールに濃い緑の眼で胸は……残念な感じとだけ言っておこう。
二人は俺が来たのとは別方向にある村の出身らしい、リーゼちゃんが成人したので一緒に冒険者になったんだって。
で、ベールさんが31歳で身長175cm位で金髪の短髪の黒眼、クーちゃんが6歳で身長115cm位で長さはセミロングの茶色に近い赤色の髪でベールさんと同じ黒眼で二人の出身は今向かっている街だってさ。
みんなと話している中でベールさんは小さいながらも店を持つ商人だとわかりベールさんの店で今まで狩った角ウサギと盗賊のアジトの不要な戦利品を買い取ってもらう約束をしておいた。
街の名前は『アンスール』と言い、国の名前は『フェオ王国』と言うそうだ。
これは村でカーチスさんたちに聞いていたので問題無かった。
ただ、俺は街に入るのに身分証が無いので仮身分証の発行代金と入市税が必要になる。
『アンスール』は街と言っても領主の居る街なので入市税が必要になるんだと。
仮身分証の発行代金は各ギルドの身分証か庁舎で市民登録後に市民証を発行することで戻ってくるそうだ。
まぁ、身分証や入市税かけないと治安が悪くなるだろうからしょうがないね。
身分証の話をしているときにドーラちゃんにこんなことを聞かれた。
「そう言えば、エイトはんはギルドはどこに入るつもりなんや?」
俺は今向かっている『アンスール』の街にどのギルドがあるのかわからなかったので
「『アンスール』にはどのギルドがあるんですか?」と聞いた。
「そやね、ギルドは『冒険者』、『商業』、『製薬・錬金術』、『鍛冶』やったはずやで?」
「そうですね『アンスール』ではそのはずです。ちなみに私は『商業ギルド』に所属していますよ。」
とベールさんが御者をしながら答えてくれた。
「で、わたしとドーラさんは『冒険者ギルド』に登録しています。」
「まあ装備してるもん見たら判るやろうけどね。でや、エイトはんも『冒険者ギルド』に入ってウチらとパーティー組まへん?戦い方やったらお姉さんが教えたるさかい。」
はい?
所持品解説No.006
名称:マイナーヒールポーション
等級:上等級
価値:金貨1枚以上(勇人の居た時代では小銀貨5枚位だった)
効果:HP200回復・肉体喪失未満の傷を治す
説明文:HPを回復する薬。
肉体の傷をある程度治すことが出来る。
現在製造されているポーションとは何もかもが違うポーション。
解説文:勇人に10個渡されたHP回復アイテム。
現在『ディー』で作られているHP回復ポーションとは製造方法から効果までまったくの別物。
マイナーヒールポーションはHP固定値回復で赤色に対し
HP回復ポーションは%回復で青色である。
現在では最大HPの少ない『ディー』の人々にはこちらの方が有用性が高く、
傷を塞ぐポーションは現存していないとも言われているので価値は上記のように高い。
マイナーヒールポーションより上位のヒールポーションも存在していた。




