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01-09

「兄さんリーゼを治してくれておおきにな。」


と、何故か関西弁っぽいなまりで俺の手を握ってお礼を言ってきた。


「ウチはドーラいいますねん。兄さんがリーゼにつこてくれたポーションお高いんちゃいますか?いやね、あの傷を傷跡も残さず一瞬で治すポーションやと金貨1枚とかしますやん。昨日のウチらのミスでつこもうてしてもうたんでベールはんにも申し訳ない思うとったんですわ。娘はんのクーちゃんにも怖い思いさせてもうたし、あれですわ謝っても謝りきれへん感じなんですわ。」


と、まるでテレビでよく見る大阪のおばちゃんバリにマシンガンのように話し続けるので少しボーっとしてしまいましたよ。


しかも聞いてもいないのにおじさんと女の子の名前まで言っちゃってるしこんなんで冒険者って大丈夫なのか?と思ってしまう。


「ちょっ、ちょっとドーラさんそんな勢いで話すとお兄さんが話せませんよ。」


「あぁ、アカンアカン。興奮しとるとついつい喋りが止まらんくなってまうわ。申し訳ないわ兄さん。」


と、ドーラちゃんは頭をかきながら俺に謝ってきた。


「いえ、大丈夫ですよ。それにポーションは気にしないでください。あの状態だとリーゼさんが危ないと思ったので俺が勝手に使っただけですから。」


「あ、ありがとうございますお兄さん。」


「ホンマおおきにな兄さん。そや、兄さん名前教えてくれへん?命の恩人の名前も知らんと兄さん兄さん呼んでるのも悪いさかい。」


と、なぜかリーゼちゃんの方をニヤついた顔で見ながら俺の名前を聞いてきた。


「あぁ、それもそうですね。俺はエイトって言います。」


「エイトはんやね。」


「エイトさんですね。」


と、ドーラちゃんとリーゼちゃんが微笑みながら俺の名前を言ってきた。


うん、二人ともかわいいからちょっと照れるな。


俺はほほを掻きながら二人から顔を逸らした。


「ェィトぉにぃちゃん。」


と、クーちゃんも小さな声でささやくように俺の名前を言ってきた。


「エイトさん私たちを助けていただいてありがとうございます。私はベールと申します。こっちは娘のクーです。そう言えば盗賊たちはどうなったのでしょうか?」


と、ベールさんが聞いてきたのでみんなを連れて広間に移動しボスと盗賊二人を見せ外の森に残りの二人を縛って転がしていることを告げるとみんながビックリした顔で俺を見てきたのでどうしたんだろうと不思議に思っているとリーゼちゃんが


「えぇとですね、エイトさん今回捕まえた盗賊のボスのエイガーは冒険者ランク10の人が数人で戦ってやっと倒せるかもって相手なんですよ?それをお一人で殺さずに手下諸共捕らえるなんてすごいことなんですよ!」


と、ベールさんが興奮気味に教えてくれた。


「そうやで、エイトはんこのエイガーちゅうヤツは『狂斧士エイガー』言う二つ名までついとる指名手配犯なんやで!それをウチらと同じ位の歳のエイトはんが捕まえるんはホンマえらいことなんやで!」


と、ドーラちゃんまで興奮気味に言ってきた。


あぁ、俺こんなところでラノベのテンプレやっちゃったよと少し後悔をした。


そりゃそうだよな、LV:10の相手を傷も負わずに倒すなんて相当LV高くないとキツイだろうからな。


俺のLVも言ってないからもしかしたら高LVと勘違いされてるかもしれないし。


うわぁ、想像しただけで容易に面倒事に係わるはめになりそうだな。


みんなに黙っていて貰おうとしても盗賊たちからばれそうだしなぁ……よし、みんなには俺が盗賊たちを発見したとき酔っ払っていて簡単に捕縛できたってことにしてもらうとするか。


「二人とも落ち着いてください、確かに俺が捕まえましたけど盗賊たちを見つけたときに酔っ払っていたんでたいした事は無いと思うのですが?」


「もしそうやったとしてもエイトはんのしたのはすごいことなんやで!領主様に言えば褒美がもらえるかもしれへんことなんやで?」


「俺としてはあんまり目立ちたくないんで領主様に報告はしないでもらえませんか?ほら、ぽっと出の俺みたいな奴がそんな大事起こすと面倒事に巻き込まれそうじゃないですか?」


「でっでも、エイトさんに助けてもらったのは事実ですので冒険者ギルドには報告させてください。」


「そやな、リーゼの言うとおりやね。まぁ、エイトはんに迷惑をかけへん様に報告は気ぃつけるわ。」


「すいません、俺としても新しく生活する場所で初っ端から面倒事はごめんですので。」


と、出来る限りのテンプレ回避を企て会話を切り上げ盗賊たちを運び出すことにした。

所持品解説No.005

名称:『模造刀』(小太刀)

等級:上等級レア

価値:大銀貨1枚(日本円で10万円換算)

効果:威力40(鉄の剣で威力20位)

説明文:鋼で出来た刃の無い小太刀。

    脇差とも言われる。

    刃が無い為、斬る事は出来ないが打撃・刺突攻撃が可能。

解説文:日本国内で購入しようとすると2万円弱で購入できるが

    『ディー』ではここまでキチンとした鋼材が存在しないため価値が上がっている。

    『ディー』の鍛冶師が見たら大変なことになる事請け合い。

    小太刀なので当然『模造刀』(太刀)より短い(太刀との差20cm位)ので攻撃範囲が多少狭いため

    威力は低くなっている。

    二刀流の場合防御に使われることが多い。

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