ンソゲキ
「俺のこの手が真っ赤に燃える!勝利をつかめと轟叫ぶ!!!」
止めてやらぁ!!!
脱力完了!雪眼行きます!
宙に浮いていたボールが雪の掛け声とともにどんどん下方向へと加速していく。
体感時間が少し遅くなるのとは対照に雪の動きは少しずつ加速していく。
「ゴットレクイエム!!!」
「フィンガーじゃねぇのかよ」
ぐんぐん加速してきたボールは次第に大気中の可燃物を燃やしていきファイアボールとなった。
あほかこんなの触ったらやけど不可避だわ!!!
「その必要はないわ」
「!?」
なんか相棒に異次元なボールがぶつかったと思ったらそのまま勢いをプログラム的に消されたかのように真下にすとんと落っこちた。
なんか既視感あるぞ…あ。
「もちろん私が吹っ飛ぶわ」
そう言い残して相棒は背後にあったゴールへと吸い込まれていった…何してんだよ…
一応回復した状態で迎えた午前の10時頃、私たちは外に出てサッカーをしていた。
ボールとゴールは雪梛が作ってくれた作者性のものなので壊れることがなく非常に快適だ。
「とりあえずあと一点取れば勝ちだから気を抜くなよ」
「おかしいわよね?二対三だというのにそれをものともしないなんて…」
「これが愛の力による連携プレイよ」
「やかましいわ」
今回は昼飯前ということもあり3点マッチで試合を行っている。
2対一でこちらが勝っているが油断はできないぞ!
中央からスタートしてほらきた開幕からゴールの右上ぴったりにシュート打ってきたぞ。
ここで使えるのがベクトル変換…とくとみよ!
ボールのほうへまずは足を飛びながら伸ばして受ける。
その瞬間にもらったエネルギーを体内で保留させてから即放出!
反作用と同方向へ、今回使用しているゴールはかなり特殊で右上を狙っても地に足つくからこういった行動が可能なのだ。
「ンソゲキ」
「なんで私!?」
しまった、つい暇してる無無にぶち込んでしまった…
かなりなエネルギーを保有しているからか当然のようにスレで回避を行い背後にいる予定調和に飛んでいった。
「いまだ喰らえっ!!!」
「何事!?」
マジかよ倍増して跳ね返してきたぞ…
もうボールとは思えない音を鳴らしながら私のもとに飛来、しかし残念だったな。
私は今回キーパーだ。
既に脱力は終えてあるんだよ!
「あなたに花を咲かせましょう」
『流体拳』
うお!?反作用がえげつない!
片腕痺れてやばいがこれは勝っただろはっはっは。
その時私の視界にボールがって危ね!!!
どこか非現実視点からの急激な正気に戻って何とか回避した…しなかったら骨が折れてから肉裂けたんじゃねぇかあれ?
「やりました。これで同点ですよ」
「またしても梛木に決められたわね」
「たまたまですよ」
怖いよこいつなんかあえて泳がせてる感あるんだが…
流石に負けたくはないのでここいらで全力出すか。
別に舐めプしてたわけじゃないぞ?全力出そうとするとキーパーやってらんないだけ。
中央に行って私と相棒二人で並ぶ。
もはや喋る必要もない…いやこのセリフ言いたかっただけです喋りまくりたい!
そんな事を思っているとパスが来たよっしゃ行くぜ!
まずは変な速度で来る雪をかわす、続いての無無はしんどいからパスだな。
宙に浮いていた相棒にパスを出した瞬間に後方に移動、よしナイスパスだ決めてやらぁ!
現在私はゴール側に下がったから手が使える。
飛来してきたボールを軽く上空に上げて試験運用だ決まってくれよ…!
「…一枚」
目の色が瞬間的に赤に変わりボールを凄まじい速度で穿つ。
まさに目にも止まらぬ速度と評するのが今回のは妥当だろう、そう思えるような1打であった。
「怖すぎよ見えないボールが私のスレを通り抜けたわ!?」
「これは流石に受けたくなかったですね」
はい勝ちこれが本当の一撃必殺もはや爆裂魔法。
実際骨にヒビまでははいらなかったがかなりのダメージもらったぞ…
うつ伏せで倒れていると雪梛が丁度出てきたようだ。
「サッカーか、懐かしいね。私も昔は組織に所属してたからそこのやつらとそういう事やりまくったなぁ」
「それはもう光景を想像するだけで…いや想像すらできないわ」
「だろうね。鬼ごっことかひどかったよ。私ともう1人が逃げで鬼が5人ぐらい。1人は地鳴らしさせながら追いかけられて私はひたすらに回避行動をし続ける」
「なるほど?究極体は避け続けるになるんだな」
「丁度良い。せっかく魔王討伐編に行くんだから昼メシついでに戦い方…私たちの戦い方について教えてあげよう」
ためになるか知らんが興味はあるな。
とりあえず片付けは要らないのでデバイスを使用してゴールとボールを削除、リビングへと向かっていった。




