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殺したいほど愛してる  作者: 雪梛


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私以外心読めるのは普通にバグ

「ようやく来たね。正直もう来ないかと思ったよ」



相棒の予想通りやはりここにいたか。


現状は自己完結状態と完成されているがあれほどの期間ノーメンテで乗り切れたとは思えない…そういや作ったの雪梛の関係者かじゃあノーメンテだわ宣言撤回。



「メインとされた世界線の私と接触があった事を加味しても遅すぎ」


「その空白期間に何をしていたのかしら?」


「カフェを作った。ついでに土地広げた」


「はぇ~…は?」



え?何言ってんのこいつ。



「と、土地の拡大!?ウソだろ当時の私が全力で取りかかって5年も要したんだぞ!五カ年計画だぞ!」


「スターリンは帰ってね。まああのぐらいなら1週間もあれば1から終わるよ」


「私の唯一の特筆点が…」


「ここにこのタイミングで来たってことは戦闘の退屈さを感じたと認識して問題ないかな。とはいえこれ以上のものを求めるのであれば世界を飛ぶぐらいしかないよ。私が戦ってもいいけど世界線的に相手にならないし」



でたな世界線、私は生きていて現実世界の事柄に対してその単語を聞く機会はないと思ってたぞ。



「新しい、というよりは見ておきたい世界線をみておくのが私の楽しみなんだよね。ここいらで私の紹介でもしておこうか。とはいっても既に読者がご存じの雪梛とあまり変わらないんだけどね。では早速。私の世界線ではゾンビ戦法を有りとしたんだよ。つまり作者の権限である復活の乱用を可能にしたという感じ。そして詳しくは省くんだけどとある技を習得する際にバランス調整をミスったんだよね。その影響で相棒兼恋人である香澄を置き去りにした。香澄がいなくなった私は虚空に技を打ち続けて世界すら破壊した。というのが私、全破壊雪梛の概要かな」


「とりあえず当たり前みたいに世界を破壊しないでくれないか?」


「もろすぎる自然魔力に問題がある」



ん?なんでまた魔力の話がいきなり?



「おっと、これは失言かな。それとも先に気を向かせるリードかな」



もうやだこの人読めなさすぎるし全てを読んでくるし。


とりあえず立ち話も何だから家入ろうぜ!



「言葉は声に出さないと伝わらないよ。いこうか」


「そうは言っても無無以外には伝わるんだよなぁ」


「私以外心読めるのは普通にバグ」


「私も読めないわよ?」


「お前らは論外だ」


「そういうのをキャベツっていうんだよ」


「シャキシャキすんな差別だわ。それに安心しろ私らに人権なんてない」



このメンツでほのぼのしてても人生楽しそう。


そう思いながらいつぶりかの帰宅。


ほむほむ、なんでこんなに綺麗なんだ?


どのぐらい空いたか分からないぐらいだ、ホコリまみれでないとおかしいだろjk。



「いつ帰ってきても良いように定期的な掃除はしておいたよ。そうは言ってもこれ以上やることがないだけだけどね」


「助かったわ。でもどうやっ、いやいいわ鍵なんてどうとでもなるものね」



とりあえず椅子に座ってテーブルを囲う。


もちろんそんな量の椅子を持ち合わせているわけがないので不足分は作者の力だ。



「何から話そうかな。もちろんこの世界線のことも把握しているし原初がどんな感じで物語を展開しているかも大体わかっている。あ、原初というのはこっちではまだ出ていない名称だったかな。文脈から予想がつくかもしれないけど作者の総まとめ役をてんちょうから譲渡されたメインの世界線の雪梛だよ。ある程度私の、私たちの情報が出てきたところで本題に入ろうか。魔法のことだったり技であったりと聞きたいであろう話にね。まあ、魔法については後で話そうか。恐らく当分は習得できないだろうからね。というわけで技、つまり技術の集大成的な動きについて話そうか。私や他世界の友達だったりてんちょうも様々な技を持っている。もはや本人ですら把握しきれていない量の技をね。それに対してこの世界の住民は技が無さすぎる。わたし的には魔法未習得という事実よりもこちらの方に着目すべきかな。本人たち、つまり雪眼や禍雪、雪とかに意欲があるにも関わらずなぜ持ち技が雪梛由来の桜花…乱れ咲きだっけ、それプラス空気弾だけなのか。私達は他の人からもらった技も多くあるけど自分の技も持ち合わせているんだよ。一人一つは必ず、それこそ全ての時間軸並行世界で。ここいらで質問をしようか。技という単語を聞くとどう思う」



お喋り大好きなのかなぁとか思ってたら質問来たぞ。



「そりゃあもうロマンの塊よ!fantasyの世界に来たみたいじゃない!」


「私もそんな感じだな。夢物語では無いが空想的なものを感じている」


「そこに一色を感じますね」


「私達も似たようなもんだ」



その回答にやはりかと言わんばかりの頷きをしてきた。



「やっぱりそこなんだね。全員がして三次元と二次元の区別化がされている。そうだな…切り捨てている、と言っても差し支えないだろうあと私はお喋り大好きだよ。そこは置いといて。私達はよく漫画なり小説を読むんだよ禍雪達だって稀には読むでしょ。そこで知った技、ネタなんかを現実化して遊ぶのが私達。創作物とするのが禍雪たち。では題材としてさっきからなぜ私がわざわざこちらとそちらを比較しているか、この問いについて考えるのが今はいいんじゃないかな。でも線を飛び越えるのだけは注意してね。個性という光がなくなると世界から消え去るから」



ん?なんか最後にやばいこと言わなかったか?


とりあえず今の話を理解した奴いるかなぁと思って周りを見ると全員と目が合ったじゃねぇかよ…



「ゆっくり考えるといいよ。時間なんて枠組みはなくなったんだから」


「あなたはどれぐらい私たちを知っているのかしら?」


「さあね、てんちょうを作った別次元の作者とちょっと話したぐらいかな」



てんちょう…は、確か雪梛に作者のまとめ役を譲渡した人物だったよな、つまりそれ以前に世界の形成を続けていたというわけか。


そうなってくるとこの世界を創った…ではなくすべての世界を作り上げた可能性が出てきたぞ。


そしてそのてんちょうを作った人物と接触があるとかあーもうだめですそんな壮大な話にすんな私は相棒と一緒に生きていければそれでいいだけなのに。



「聞きたいこととかあったら何でも教えるよ。無論魔法とかでもいいよ習得はできないけど」


「わかった。じゃあとりあえず寝るわ」


「そう。お休み。寝ているときは気をつけな」


「何するつもりだ!?」



おいおいそこで退室するな気になって夜も眠れねぇじゃねぇかよ…


どんどん布団を寝室にひき始めて続々に全員が寝ていく。


雪はなんか寝がえりを打ちながらゴロゴロ転がって行って壁に激突していた…



「うるさいわ!!!ちょっとはおとなしくしけ!!!」


「ぐー、ぐー」


むかつくわこいつ…ぶち切れです。


冬用の布団を持ってきて雪の進行方向に待機。


きたきたきたきた海苔巻きのごとく巻いてやらぁ!


すさまじい勢いで一本の棒が出来上がり仕上げとして荷造りで使われるひもで縛った。



「あ、あついわ…」


「はは…」



あぶねぇ吹き出すところだったわてかこれでも起きないってどういうこと?


今は室温が24°、加えてこいつはなぜか秋用の寝巻だしそもそも冬用の掛布団でくるまれてんだぞ…



「疲れた…」



なんかこいつを仕留めたら眠くなってきた…お休み私明日生きていることを祈っているぜ…


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