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殺したいほど愛してる  作者: 雪梛


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頭が砕け散ってもあの子が見惚れてくれるなら本望よ!

「初めまして。寝起きから失礼しますね」



ん?知らない天井…じゃないわね知ってる天井だわ。


白髪の知らない女が寝室に、これはホラー案件待ったなしよ?



「おはようさん。とりあえず飯食わないか?」


「それは構わないのだけれども」



ん?なんで私たちより早く起きてんのかしら?


普段から寝たら4時起きを徹底しているのよ…!


なんてことだ…まさかの3時起き勢だっただと…



「おはよ〜今日は一段とはえぇじゃぁねぇかぁ」


「すっごい読みづらいなそれ…じゃあリビングの方で待ってるわよろしく」



やっぱり作者って変人しかいないわね。


とりあえずこの子を起こしていや担いでリビング行くわ。


向かうと既に雪と無無、雪梛と香澄さん?がいた。



「あら?まだちゃんとは会ってなかったかしら?」


「たぶんそうね。戦闘シーン見たぐらいなはずよ」


「すごい、香澄がついにキャラ被りした」



とりあえず団欒しながら飯を食う。



「じゃあ自己紹介といこうか。とりあえずロマンの方からよろしく」


「おうよ!じゃあ早速だが私の名前は破雪《はせつ》だ。「拳と言う名のロマンを求める狂信者」と言う世界で作者やってる感じそして隣のこいつぁ私の相棒である羅刹《らせつ》だ。よろしく」


「じゃあ今度はこっちね。私は禍雪よ。世界名は…「殺したいほど愛してる」だったはずよ。そしてこの子は雪眼。可愛いしカッコいいしで最高な相棒よ」



落ち着け私長文で素晴らしさを解説したら場の雰囲気が終わる。



「なるほど…お二人は魔法は使えないのですか?」


「使えないよ。代わりに欲望があるからねぇ」



あ、雪と無無の紹介忘れた…面倒だからデバイスで書き込むか。


確かこいつには情報共有能力もあったはずよ。



「欲望か、私達のロマンと似たようなもんかね。趣向はどんな感じだ?」


「私から左順に流血、サディスト、バトルジャンキー、ワンミスKO、あれ?梛木いなくね?まあ、そいつは一色に染まりたいって感じだね。そっちの方は?」


「私は拳に命かけてて羅刹はシールドに命かけてるぞ。思ったよりもヤバそうなメンツだな」



その後は適当な話をしてまたも亜空間の方に飛ばされた。



「本当は全員に戦ってほしいけど人数が合わないから雪と無無、梛木は相手を別で用意しよう。じゃあまず羅刹と禍雪からいこうか」



いよいよ別世界のやつとバトル、おかしいわね、前までなら絶対に楽しめなかっただろうに今では楽しみになってきたわ。


恐らくあの子と競えるのが楽しいのよね、互いに競える、想い合えるこの現状が。


とりあえず間合いだけとって待機するわよ。



「いきなりの戦闘ですがよろしくお願いしますね」


「こちらこそ…全力でお相手するわ」



脳内を使用してとりあえず欲望発動よ。


シールドに命かけているとか言っていたけれど見えないものは対処できないわよ?



「いやー怖いですね。そこまで凶器に染まっている人はめった見ないですよ」


「そうかしら?虚ろになってにっこりしているだけじゃない」



私たちからしたら平然としながら戦ってくるほうが怖さを感じるわよきっと。



「では先手を打たせてもらいますよ」



ついに始まったようね。


宣言通り行動を開始したかと思うと四方八方に自然現象を発生させてきたようだ。


これは中々きれいなものね。


そんなことを思いながら自然体を使用して迫りくる多種多様な攻撃を避けていく。


自力で回避しろとか言われたら3秒も持たないわよ。


いかに欲望というものに依存していたかを痛感しながら隙間を縫って距離を一気に詰める。


正面まで到達した瞬間に切り上げを行いこれはもらったかしら。


そう思った瞬間にまた出たわね透明な壁。


そのシールドとリンクしていたのか瞬間的に目の前から羅刹が消えたわ。


気配を探るのはあまりにも間に合わなそうなのでここは自然体に任せて移動。


背後の斜め左方向でおおよそ2m程度といったところかしら。


いまだ絶えず続いている魔法みたいなもんをはじいたりして考察しながら投げナイフを一本。


投げた軌道は少し右上だったが氷に当たってよし入るわね。



「怖すぎますよそんな精度でしかも見えないところから投げてくるなんて」


「そういえば見えないのね。最近の奴らはどうもこれ貫通するから忘れてたわ」



そうよね本来は見えないはずよねよかったわ。


少し強気に行くわよ。


今回は連戦がないことが確定しているため空き空間に移動直後平行移動をしていくわ。


前はナイフを砕いたが今回はそれをせず自力のみで移動する。


さすがは自然体ね致命傷を避けて一直線でとつれたわ。


多少は血を流しながらもナイフを振りながら首を取りに行く。


おそらくシールドがあるからもう一刀を抜いて準備しておくわ。


接触の瞬間に甲高い崩壊音が響いて今よ!


リアクションタイムが発生しているはずだから距離をとったり再生成するのも時間がかかるはず。


そうして足首にナイフが侵食してきたきたこの感覚よ!!!


苦そうな顔をしているが残念ね私のターンって感じかしら。


このダメージにより攻撃がすべて止まったからいつもの感じで攻めるわよ!


基礎体を発動して羅刹の背後をとり今度は手を狙う。


さすがに切り落としまではいかなかったけれども皮膚、血管に傷ぐらいはいったんじゃないかしら。



「なるほど、読めてきましたよ」


「じゃあ楽しみましょうよ!」



ここはとりあえず待機しておくわよ。


待っていると羅刹が唐突に指を鳴らして何かしたようね。


恐らく私が関知できないので魔力を展開しているのだろう。


そうすると展開した魔力と自身の感覚を同調させることが可能と考えるのが妥当かしら。



「魔力を全力で使わせてもらいますよ」



指先を向けて…これはあれだわ小説でよく見る指先からビーム的な奴だわ。


いつ来るのかと待っていると不意に自身の体が損傷を負った瞬間に反射反応を発生させた。


基礎体が反応できないということは私にとって未知の技。つまり魔力を玉のように射出してきたと考えるのが妥当ね。


追撃を打たれてしまっては面倒なので動きながら空気弾射出。


な、何かしらあれは…


なんか空間が歪んで攻撃を拒んだようにしか見えなかったわよ…


つまり魔力の性質を変化させて防御できると…きつくないかしら?


だんだんとダメージが入らなくなってちょっと待ちなさい基礎体が切れてきてわ…


どんどんと自然体へとグレートダウン、あ、ミスった…


前方から来ていた氷の塊に直撃してしまいいやこれチャンスよ!


瞬時に身体を反応させて回転運動を発生させる。


そのまま残数の少ないナイフを手に持ちナイフを投擲。


切り抜けるなら今しかないわね。


体勢が整うと同時にダメージを負いながら平行移動を発動。


そのまま自然体を使用してナイフの操作を自動化よ。


魔力が展開されているであろう内部に入り込んだ瞬間に多少の違和感を感じたが多分行けるわね。


黒が紫、肌色を侵食していき欲望による加速が行なわれた。


投げをした手でナイフを抜いてそのまま反対側の太ももにナイフを入れる。


押し込む度に白い肌から溢れ出てくる美しい赤い血液。


返り血は気にせず骨に到達する前にナイフを引き抜き基礎体で背中を斬る。


肉をきり裂くと途中で何かに当たったわね。



「あなたの負けです」


「え?」


「ロマンっていうのは未知をも砕くのですよ」



回避っ!?


足が動かないし膝も曲がらないわ!?




『ロマン砲』




顔に来たこぶしが私と接触した瞬間にシールドが解除されたわね。


出力的にまともに食らえば死亡確定現状出せる行動はなんだ…


今までで一番の思考を開始すると周りの景色が遅くなった。


考えろ回転カウンターはタイミング的に無理だし衝撃関連は脳に当たったら死ぬ。


不意に一つ思いついて試すしかないようね。


頭をほんの数ミリだけ後方に下げその瞬間にナイフを入れる。


よし入ったわ後は運次第一勝負行くわ。


ナイフが砕けたことを確認してその隙にできた時間を使い脱力を終える。


頭が砕け散ってもあの子が見惚れてくれるなら本望よ!




『桜花乱れ咲き』




拳と頭が再接触した瞬間に私の意識と頭と脳みそと骨が砕け散った。


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