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殺したいほど愛してる  作者: 雪梛


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助かった。あとは任せろ 任せましたよ

まさかの半日休ができてしまった…とりあえず内臓と血でも見に行くかぁ。


最近の対戦相手はおかしすぎんだよ何がどうなって無勝になるのだ…


飯はさっき食べたし装備確認も終わってるから行くとしようぜ。



「魔物殺し行くけど来たいやつ〜」


「私は行くわ」


「私はいいや」


「じゃあ残るわ」


「私はいきますよ」



ほうほう、では相棒と梛木を連れて行くとするか。



「ヒーラー無しの脳筋パーティで行きましょう」


「これだけのメンツなら大概倒せるからね」


「なにせ私たちは直近まで無敗でしたからね」



ちょっとまてなんか死亡フラグみたいなやつ立ったが気のせいだよないや樹のせいか?


魔王城から脱出を終えて、さてどっちに進もうかな…!



「こい相棒!」


「わかったわ!」



いくぞ!



「「最初はグー、ジャンケンポン!あっち向いてほい!」」


「いよっしゃぁ!」


「ぐっ、負けてしまったわ」


「な、なんでしょうか?」



下むいてたから南行くか。



「南下政策だ。温かい場所を求めていくぞ」


「空調なしで快適な土地を目指すわよ」


「それはもう第一支部いけばいいのではないのでしょうか…」



三人の少女が南の方角へ歩いていき彩りがない、しかし前とは変容した空間へと歩みを進め始めた。


アナログの味が増したかのような、黒と灰色の色数が増えたかのような、違和感ではあるがどこか納得してしまう感覚を全員が感じられた。


おっと、早速お出ましだな。


この辺りは魔王城近辺というのもあり普段の生活圏では見られないレベルが当たり前にいるんだよなぁ。



「三方向から大型モンスが計9体。一人三役といきますか」


「これが三位一体ね!」


「どういう解釈だよ」


「三体くらい一体で十分という意味よ」


「まあ今の私たちなら5ぐらいまでいけますけどね」



ようやく視認可能距離になったな…変異が2枚で力と硬化かぁ。



「じゃあ適当に引き連れたやつ三体よろしくな!」


「ええ」


「わかりました」



あって良かった投げ用ナイフ、ほいほいっと…は?


おいふざけんな何射線割り込んでんだよ!?


変異2枚引き連れちゃったはっはっは。


脳内から欲望発動のトリガーを引いて微弱ながらも自然体発動。


弱いやつから叩くのが私のスタンダードスタイル。


てなわけで背後からいただきます。


ノーマル個体に刃を入れてああもう気持ちよすぎだろ。


目を虚ろに顔を紅潮させて息がだんだん荒くなる。


久々の感覚だぁ、もっとよこせぇ!!!


背後、左側から突進が来ていたが基礎体となった今の私には見えている。


最近の戦いが激しすぎて目が慣れてきたぞ。


回避直後のノーマルの前足振り下ろし、左斜裏からの蹴り、上方向からの振り下ろし。


うおーすげぇ全部わかるぞまるで小説世界の住民だなぁ…いや今本当にそうなのか?


そんな疑問は後隙を突き刺した感覚により消え去った。


はーいノーマルちゃんは解剖でーす。


と思ったんだが思ったより時間がないからこ、今回はこのくらいで勘弁してやる!


ちくしょうまだ心臓とか胸回りの骨ぐらいしか取れてないぞ悔しいです。


切り替えて次は筋力変異個体行くぞ。


ナイフはしまって脱力しつつも位置調整。


今の私ならわんちゃんあの回転カウンターできるんじゃないか?


戦闘の経験を積むことにより私も経験も積まれているというわけよ!


引き裂きのようなモーションで私の右肩を殴ってきたな…!


触れた瞬間に体内にエネルギーが流れ込み始めてちょっとまってくれ難しすぎないか?


やばい調整ミスったら体内からのエネルギー暴発するし動かないと死んじゃうしカウンターをどうやって決めるんだよ!!!


死に物狂いで調整をしながら最後は基礎体による自動行動でけりをぶち込むことに成功と思っていたんだが反動やばすぎないか!?


おかしいな雪梛は当たり前みたいに無効化していたから大丈夫かと思っていたけどそんな甘い人生はない。


なんとか行動不能まで一発で持って行けたが私がガチきついって!


すでに来ていた硬化個体のとびかかりは何とか回避してとりあえず梛木のほうにもっていくか。



「助けて私死んじゃう」


「随分と珍しい展開ですね…」



あきれ気味というかだが知らねぇよこっちは命かかってんだよ!


梛木とすれ違った瞬間に硬化の拳が梛木に入っていったが何とかなるだろ。


そう思った瞬間に背後から破裂音が聞こえてきたけどどういうこと?



「硬化の変異には斬撃ではなく打撃のほうが有効ですよ」



そういいながら空気弾を飛ばして頭、腕、足首、心臓に当てた。


なんだか岩をぼっこぼっこに削っているみたいな感じか…


どんどん肉体が原型をなくして痩せているマッチョみたいな感じになっちゃったな。


ぼこされたままで終われるかよ!



「助かった。あとは任せろ」


「任せましたよ」



なんか今のシーンかっこいいな。


よし、空気弾の派生と行こうか。


まずは基礎体で接近してそのまま腕を地面と平行に伸ばす。


脱力を行い無駄な気流をなくした瞬間に接触した拳を中継媒体として力を爆発させる。


やばすぎだろ拳にヒビ入ったぞ…


しかし相手の肉体がまるで桜花乱れ裂きのように砕け散って勝負が終了ちょっと待て今回欲望の回収できなかったんだが!



「お疲れさまよ」


「欲望未回収分は相棒で補充するか」



後ろから抱き着いてきてくれたようだもう今日はこれでいいや。


肉の塊は第一支部のほうにふっとばして私たちも帰ろうか。


梛木を先頭に魔王城のほうに向かっていき今日の午後はおしまいだ。


リビングに入っていくとなんだかカードゲームをしているようだ。



「8ぎりからの3であがりよっしゃあ!!!」


「強いですね三連勝ですか」


「雪のカードはってはっはっはうんなさすぎだろお前!」


「うるさいわね!私だって最強が6になると思わなかったわよ!!!」



大富豪やってたのかよ…


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