↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
殺したいほど愛してる  作者: 雪梛


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

76/156

これから全力の殺し合いをするというのに私たちは変わらないわね

なるほど、多分あれね…


梛木の欲望は大体予想外ついたわ、私たちの周りは面白いわね本当に。


第二ラウンドが開始してから5分と立たずに無無が劣勢に追い込まれていた。


いや劣勢と言ってもすでにワンミスKOだからあまり関係ないかもだけれども。



「あはははは、いいんですよ私に気を遣わずに全力で来てくださいははははは」


「安心しろ初手から全力やさかい」



あら思ったより余裕そうじゃない私はこの子の背後から抱きつきながら観戦よ!


横にいる雪が身体を全力でぶんぶん動かしながら跳ねるを行なっている…ああもううるさいわね!!!


現在雪は無無がどこからか取り出したロープでぐるぐる巻きにされてその上ガムテープで口を塞がれているわ。



「もう一思いに私を殺してくださいぃ!さあ早くぅ!!!」


「なんやこいつは!?」



あ、無無に刀が入った…


殺してくださいとお願いしながら相手を殺して死人に口なしからの沈黙は肯定を利用するつもりねまさかそれ程の策士とは恐れ入ったわ。



「ありゃりゃ、無無は死亡かぁ。思ったよりは強いんだな魔王って」



身体に与えられたエネルギーをベクトル変換で放出できる無無のもち技はどうも欲望と相性が悪いわね。


雪に関しては大爆笑しているわ…あれなんでロープ解けてるのかしら!?



「殺しても満たされないんです…もっと一本の!」


「一色に染まりたい、それがあなたの欲望ね」



あら?なんで全員して注目してくるのかしら?



「知ってたのかしら?最初から」


「いや発言から考察しただけよ。ちょっと考えればすぐにわかるわよ」



まあいいわ流れ的に私が行きましょうそうしましょう。


相棒という完全欲望物質を摂取してから甘めにサディストを発動して間合いをとる。


正面には涙をポロポロしている梛木、その正面には楽しげに笑いながら目を虚ろにしている私…事件現場じゃない。



「お次は禍雪さんですか…よろしくお願いします…」


「ええ、正直ここにいる奴ら程ノリノリではないけれどもよろしく頼むわ」


「それは私が相手だからですか?」


「いやそういう問題ではなくて私の欲望の話よ」


「頑張ってな禍雪…お前の勇姿を鹿と見届けてやるから」


「もうやる気がみなぎったわ!!!あと馬が抜けているわよ」


「誰が馬鹿よ!!!馬と鹿に謝りなさい!!!」


「それ以下という自覚があったのね…これは大変失礼したわ」



これから全力の殺し合いをするというのに私たちは変わらないわね。


ナイフを2本抜いて重心を低くして私は構える。


梛木は特段構えなどはなく刀の先を地面に向けて脱力気味で待機している。



「返り咲いたこの空間 五つの歪みを留める空間 変化を真としないで繋ぎ留めるその行為には いったいどれほどの重量があるのだろう 見えない前をあなたと共に 見えた前をあなたに教え 私たちは前進していく この空間に光が見えたら それは戦いの幕開けとなる」



伝わったかしら?まあいいわ。


数瞬後に梛木が気づいてくれたようだわ助かった…


構えを解除して丁寧に動作しながら納刀の動作を開始する。


まるで再生速度を極端に遅めたように感じられる時が流れはじめた。


鞘に銀が侵食されて最後の時を迎えた瞬間カチリと音を鳴らしながら白き光がはしった。


その瞬間に梛木の少々背後に落ちるように右斜め上に右手のナイフ、今度は少し手前に落ちるように左側に左手のナイフを投擲した。


ナイフの落ちた位置はまあ悪くわないわね、もっとも今後の展開よっては意味がないのだけれども。



「全力の出しどきっていつなのかしらね?」


「…よろしくお願いします」



ホルスターからナイフを瞬時に2本取り出して基礎体による移動を開始した。


さあ、ボス戦開始よ!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。