赤き一閃が この場を穿つ
「こうして終わりを飾らずに戦うのは久しぶりね。もちろん全力でやっていいのでしょう?」
「もちろんだよ。魔法、呪文、魔力、愛刀。技の制限もなしの本気のバトルだよ」
両者刀を地面へと向けて全身から力を抜き始め、存在を薄めた。
数瞬後、動いたことすら認識できないと思うと凄まじい火花と刃合わせの音がした。
パチパチと鳴り響いていると思ったらすでに立ち位置が入れ替わった状態で二人が向き合っている。
「ふむ、20回か。まあそんなに急激に成長しないよね」
「あら?20出会ってたかしら?デスカウンターは成長指数だから適当じゃまずいんじゃないかしら」
「大丈夫だよ。最悪世界線を変更すればいいから」
そんな会話をしながら二人は指先を互いに向けあった。
全然血が流れなさそうね…ちょっと面白みにかけるというかなんというか…
「おい雪梛ー!読者が暇してるってー!」
「そう?じゃあ一気に決めようか」
え?
そう言った瞬間に雪梛が香澄に急接近したと思うと突然香澄がほんの少しだけ揺らいだ。
軸が…崩されている?
そう思った途端に突如上空から何やら白く輝いてる物体が二人に向かって落っこちて行った。
『リセット』
世界が突如真っ白に、音もなく飲み込まれて行ったと思ったら視界が急に開けた。
「見えるようにしたで」
なんなんだろうかこいつは…まあ見えるならいいわ。
いつのまにか二人は距離をとっており今度はなんだから真っ黒の闇と表現するのが分かりやすい球体がでてきた。
「魔力でやると見えないからね。これが読者に対する配慮だよ画面の前にいるあなたへの」
「流石ね。私も波長をずらしておいたから干渉できるわよ。この場合鑑賞もできるのかしら?」
何言ってるんだこいつら…もうダメだ私含めて頭がおかしすぎるわ。
「おいやめろこれ以上やろうとすると技の説明せなあかんやろ。さっさと一閃できめーや」
「まあそうね。本編じゃないからここいらで締めましょうか」
そういうと納刀してから雪梛と香澄は重心を低くして構えた。
居合切りってやつね…見ものだわ。
「雪のように舞いゆく私たち 溶けゆく空k」
「赤き一閃が この場を穿つ」
「え?」
雪梛が困惑した瞬間に見えない何かによって何かされたことで雪梛の胸部分が切り裂かれていた。
…一瞬見えたわ!なにやら赤い靄がかかっていたわね…
「あら、まだ誰にも見せたことないコピー専門の私の新技がもう見られたらしいわね。まあこれに関しては雪梛の一閃本編でも語られていない完全新要素だから解説はしないで今度のネタとしてとっておくわね。じゃああなたたちよろしく頼むわ。どんな世界に発展するか、そしてどれほどの強者となりえるか楽しみに…期待せず待ってるわ」
そういうとてんちょうが指を鳴らして空間が元居た大広場に戻っており第一支部の人間、資材、魔王だった雪梛がいた…どういうことかしら?
いや展開がはやすぎるのよもう少し説明というかを丁寧にしてくれないと困惑してしまうわよ無無はもちろんのこと雪ですらぽかんとしているわ…
「じゃあこれからよろしくね。作者である雪眼、禍雪」




