いつまで遊びを続けるんだ?魔王ちゃんよぉ
「みんなただい…え?」
なんか外傷ないのに人口減りすぎじゃない?
奥義を習得して帰ってきたのはいいんだけど人少なすぎだろなにがあったんだよ…
ただよく見てみると物資系統が意図的になくなっているのが見てとれる。
つまりあれだな…みんなでどっかに移動したんだなそうだなそうに決まっている。
まあここの人たちがいなくなったとて悲しむ奴なんて…悲しめる奴なんて残ってないんだけどねはっはっは。
どうせいるだろうと思ってエンジニアのいた場所に入ってみようか。
一応ノックして中に入ってみると大量のなんかよくわからない試作品らしきものの中に動く物体がいるのを見つけた。
「おお、お前らか。そういやもう1ヶ月ぐらい経ったんだな」
「久しぶりね。第一支部のみんなはどこに行ったのかしら?」
「ああーいやなんか死んだんだわ」
「え?」
流石の私たちでもその言葉には戸惑いを隠せなかったようだ。
どういうことだ?物資不足はないだろうしここにはそもそも超高性能と言って差し支えないセキュリティがあったはずだ。
突かれるとしたらここの人間が何らかの形で魔物化したかこの高度まで飛び上がってきたという内容か…おかしくね?
完璧に仕上げたのに急にレベルが上がったタワーディフェンスもののごとく負けてしまいこれは悔しいですねぇ。
「いや私たち地上の住民からの派生系みたいなもんだろ?だからみんなで地上に建設をしてたんだよ。それをもとから予定していたから全員中級上層程度殺せるぐらいまで仕上げたんだが負けたってわけだ」
「地上の住民?急に知らない単語が出てきたわね」
「まじで言ってんの?」
「まじまじ。リアリィ、リアリーゴールド」
雪がなんか変なこと言っているが今はそんな場合じゃないだろ…
「いつまで遊びを続けるんだ?魔王ちゃんよぉ」
「いやそこは雪梛って読んで欲しいんだけどね。いやぁ今回はちょっとことを進めすぎたようだ」
「ちょっと待て意味がわからないんだけど。なに順調だった物語をおしまいにしようとしてんだよ。ことによっちゃあ…殺すぞ?」
世界から波長が消えてしまったように、色彩が消えてしまったように、一時的に針が止まったようだ。
私、相棒、雪で出口側をとっていつでも逃走体勢が取れるようにした。
こうなってくるとエンジニアの戦闘力も測れないし雪梛に関しては気づいたら死んでてもおかしくないレベルだぞ。
「という演出をしたってだけだよ。流石にそこまでガチらないでもよくない?」
「じゃあその気持ちが悪すぎる気配を消してくれないかしら?観えないのよあなたたちが」
相棒の言葉に応えるかのように目の前…眼の前から二人が現れた。
怖すぎんだろコイツら…
場の針が音を鳴らし始め波長が蘇った。
「安心して。よくある味方の超強いキャラが裏切って殺す系の話じゃないから。でも進めすぎたってのは本当かな」
「じゃあ説明をしてくれ。その感じだとどうせこのまま終わりとかって内容じゃないんだろ?」
「流石の指摘だね、というのはあまり適切ではないかな。まあそこまで楽観論で動く人間ではないか」
雪梛に大広場に案内されてベンチに腰掛けた。
普段よりも圧倒的静かな空間に違和感を感じながらも雪梛からの説明が始まった、
「地上の住民の説明からしていこうか。こいつは文面ほどシンプルなもんじゃないんだよね。というか複雑にならざるおえなかった。ここまで来たから全て一度説明してしまおうか。私の記憶は鮮明に残っててエンジニア…朝月は演技をしていたってわけ。ちなみに旧友もといてんちょうは内容を知っている感じの立ち位置にいてもらったよ」
ちょっとまて本題が始まってないのに訳がわからなくなったんだが…
「ようは三人は私たちの用意した舞台で独自性の高い創作物を創造していたというわけかな。作者ではない君たちが、雪の名を冠する君たちというグループが。グロ要素強めで今までにないものが今もなお作り上げられているよ」
「ちょっと遠回しすぎないかしら?間接的部分に直接的に話しかけているんじゃ何もわからないわよ」
「なかなか面白言い回しを使うね。ということはわかっているという…わかったという認識でいいかな?」
流石相棒私は全然わからないけどわかってんならいいかなぁ。
「じゃあしっかり話していこうか」




