あー、死んだんじゃない?ご愁傷様はっはっは
止まらないわこれはもう設定6といっても過言ではないわねははははははははははははははははははははははははははははははははは…
口元をゆがませながらひたすらに相手の末端を損傷させ続けて元気そうなやつから順番に心臓を突き刺していくという新しい遊びよ。
基礎体の仕組み上避けられないのが面白いわね。
「…一枚」
あら?あの子がなにかつぶやい…ん?
相棒がそういった瞬間に気配が確実に変わって言葉には表せないが強いていうなれば薄まったといえばいいかしら?
とりあえずあんまりいい予感はしないので周りの奴らは空気弾を併用しながら瞬殺して相棒のほうを見る。
その瞬間に血の雨がこちらに降り注いでいて相棒が超低空飛行で一回転しながら着地していためっちゃかっこいいし赤色が入ることで可愛さがより引き立てられるわね。
そう思ったときには既に基礎体が動いておりいつの間にかこの子を支えていた。
「雪眼!!!!」
触れた瞬間…呼吸のタイミングを聞いた瞬間に損傷を把握したのでとりあえず寝かせましょう。
あの相手の破裂具合から使用されたのは我流拳術:桜花乱れ咲き、損傷としてはおそらく半身崩壊といったところかしら。
先ほどの一枚というのが気になるけれども今はそれどころじゃないわね雪梛のものに向かうわよ。
基礎体の移動で雪梛の元に向かい正面に立った。
「ほう、かなりレベルが上がったね。私の正面に立てるなんて」
「無無に治療してもらうからその間の時間稼ぎいいかしら?」
「もちろんだよ」
うなずいてくれたので相棒を無無に託して私と雪梛は正面にいる20程度の軍勢を見据えた。
「吹き込み流れる風の温度 変化し物語の流れを伝える 終焉が近いのか それとも遠いのか 電力の供給が途絶えていない限り 死してもこのフィールドという物質は 生き残りて 砕けゆく」
…何か知っているのかしら?
現在雪梛が言った言葉の内容をフル回転で考察しながら基礎体で相手を殺していく。
温度変化がこの魔物の強襲を表しているのであれば物語はいったい何を示唆しているのかしら?
電力供給はおそらく年越しの時に言っていたゲームのことを言っているのだろうけれどもそうすると最後の生き残りて砕けゆくというのがよくわからないわね…風化とかを表現しているのかしら?
気が付いたときには目の前の相手の爪が私の心臓部をとらえて突きをしてきていたがそんなものは些細なもんだい。
もはや興味がなくなっていたのでナイフの平でその攻撃を受けながらエネルギーを吸収して回転切りで胸部を切り裂く。
その瞬間に雪梛から飛んできた空気弾がクリーンヒットして魔物が倒れこんでいた。
「ふう、おつかれちゃん。なんか考えていたけどどうしたの?」
「さっきのあなたの詩を考察していたのよ。というか知っているんじゃないのかしら?」
「それはカマかけということかな?まあなんにせよあんまり気にしないほうがいいことだってあるってもんだよ」
なんか露骨にはぐらかしてきたわね…
そう思っていると無無が相棒を担いでこちらに来てくれたようだ。
「止血から応急処置まで全部終わらせたがこりゃあ一か月は動けないぞ?」
「生きているならどうでもいいわ。しかも五体満足なんだからいうことなしじゃない」
「そうだ、そういえば雪はどうしたんだ?さっきまで元気に戦っていたが」
ん?そういえば見当たらないわね…
付近の気配を探っても生命反応すらないようなのでおそらく状況が悪くて引いたが死んだかの二宅でしょうね。
「あー、死んだんじゃない?ご愁傷様はっはっは」
「そうね。それよりも疲れたからいったん休憩したいわね。風呂の準備をお願いしてもいいかしら?」
「任して。こういう時のために遠隔操作で風呂沸かせるし、自動で清掃できるからセッティングしておくね」
「たすかるわ。じゃあさっさと帰って飯でも食いましょう」
「え?仲間が死んだんだろ?なんとも思わないのか?」
「「え?もちろんでしょ?」」
よっしゃあ飯だ飯、疲れたところで肉が来るなんて贅沢の極みね…
5m裏の木にナイフを投擲。
「うわぁ!?急に何するのよ!」
「ワーニセモノダ。ミンナニセモノヨ。シンダユキ二バケルナンテヒキョウナ」
「なに勝手に殺してんのよ…私があの程度で死ぬほど軟弱だと思ってんのかしら?」
というわけで全員無事?帰還ね、いやぁ今回はちょっとしんどかったわねてか旧友が入ればもっと楽だったでしょうに。
回りゆく世界のサイクルに微細な違和感を感じさせながらも少女たちは自宅に帰還した。




