考えるだけ目のハイライトが消えるわ…!
「次そっちだ!楽しい乱戦になってきたなぁ!!!」
「どきなさいさもないと庭園が築かれるわよ!」
「なんだよこの戦場は!?」
花火を見た後拠点へ帰宅して全員で大富豪をしているところよ。
「ふっふっふ…スぺさん返しだよ」
「なにぃ!?」
雪梛がそのまま8切りからの手札召喚で一上がりしたようだ。
おかしいわねなんで5連勝もしているのかしら?
そしてそのままどんどん上がっていき最後は手持ちがひどすぎてなんもできない雪が床に倒れた。
面白すぎるわね最強カードが5とか大爆笑よ!!!
「切り刻んでやろうか小娘…」
「そんな寝ながらすごまれてもこわくないわよ」
そんな穏やかな空間をぶち壊すかのように警報音が空間に小さく鳴り響いた。
ん?何でこんなに小さいのかしら?
「警報音が小さすぎないか?」
「だって寝ているときに起こされたくないじゃん」
「それができるのは世界最強クラスの人間…人外だけなんだよなぁ」
まあどんな理由であれ一度外を確認するべきというわけねなら早速行こうじゃない。
悠長にトランプを整えてケースにしまって各自装備の準備をして出口へと向かった。
「そういえば無無は戦えるようになったの?」
「こいつは結構すごいよ。刀の基礎をこの超短期間で軽くだけど飲み込みやがったんだよ。流石は努力のみでなし上がった王というべきかな」
「そんな大層なもんじゃないけどな。ただの斬撃に受け流しが軽くできるぐらいだ。その辺の魔物と戦ったら即死だろ」
そんな会話をしながら出口にたどり着いたので開けてみると団体客が来てしまったわね…
中級レベルの魔物がぱっと見じゃ数え切れないぐらい押し寄せているわよ面白いわね。
「ふむ、どうやら人間を食べ過ぎて急成長したらしいね。コイツらは中級ではなく上級下層以上と見たほうが無難かな」
「いや私即死だろこんな戦場…どうするんだ?」
「戦うに決まってんだろぉ。死ぬ気でもがいてみやがれ…」
バトル開始ね!考えるだけ目のハイライトが消えるわ…!
全員の準備が整った瞬間に囲んでいた魔物たちが一斉に襲いかかってきた。
一番近い標的とその周囲に警戒をおきながらいつの間にか抜いていたナイフが迫り来る前足の爪にぶち当たる。
火花を散らす前に受け流しの行動を入れ込んで相手の勢いをほんの少し吸収してそのままもう片手で抜いていたナイフが相手のこめかみに侵食を開始。
久しぶりの大量バトルと肉を切り裂く感覚に完全にたかぶりきって頭蓋骨に当たる直前にナイフを引き抜く。
それによって後ずさった相手の目玉を的確に貫いてから即座に喉元を横薙ぎで消失させる。
今回はあんまり遊んでいられないわね気を抜いたらその瞬間に死亡…だからこそ楽しくなってきたわ!!!
雪梛と共に行動してから死の間際の戦闘がなくなって物足りなかったのよ!
両サイドから迫り来る相手は基礎体に最適回避をしてもらって私も新技いくわよ。
急に消えた標的を探すために止まった一瞬の隙を使用して相手の正面に立ちナイフを持ちながら拳を心臓部に当てて衝撃波を入れた。
低い音が空間に響いたと思うとそのまま相手が倒れて死亡が確認された。
ナイフの切れ味を落とさずに殺せるのはいいのだけれども面白味としては全然ダメね。
効率を求めるかロマンを求めるか…効率的に大半を殺して残りの少数に全てをぶつければ解決というわけね。
戦闘が始まったばかりだというのに会場はすでにぬかるみ始めているようだ。
何事かと思って雪梛の方をみると無無をサポートしながらバッタバッタと切り倒していた。
「初回からどんだけハードワークなんだよ命が幾つあっても足りないってやつだぞ!?」
「大丈夫だよ私がいるから」
「おそらく世界で一番信頼度が高いセリフだなそれ」
「ほら背後からきていたよ」
あそこだけ安心感やばすぎだろ絶対死ななそうね。
相棒の方からは臓器がたまに飛んでくるし雪の方は目を虚ろのしながら淡々と殺して…いやめっちゃ顔が歪んでいる、楽しそうな顔をしているわ。
まあ私も状況把握しながら気づいたら関節部分しか狙ってないし、心臓以外のパーツばっかり貫いているし、何なら肺を貫いてから出血多量にして酸欠と血液欠乏を同時に起こさせているから大概ね。
「次そっちだ!楽しい乱戦になってきたなぁ!!!」
「どきなさいさもないと庭園が築かれるわよ!」
「なんだよこの戦場は!?」
これが本当の大乱戦というわけね…ラッキー、ボーナスゲームだよ!!!




