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殺したいほど愛してる  作者: 雪梛


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喰らえ!!ブラックコーヒー!!!

「喰らえ!!ストレートティー!!!」



ビニョーンと変形した壁が出力のほどを教えてくれた。


よしよし思ったよりはいい感じに操れてきたぞ。


雪梛のASMRかのような教え方はどうかと思ったがやはりイメージというのは大切だなぁ。



「気合い入れの発言内容はどうかと思うが結構いい感じになってきたな」


「つまりバーとかで、あちらの方にコークスクリューブローを、とか言われても決められるわけだ…よい、実に良い」


「会いたくないガリレオ出てきたわね…」



現在の進捗としては私がそこそこ相棒も同程度雪はもう話にならないというか終わっている感じか…



「そんなにひどくないわよ!?なんならあなたたちよりも順調よ?」


「私もいずれそういうのを取得してみたいものだ」



無無がそう言いながら壁に対して拳を打ち込んでいる。


スパンスパンといい音鳴らすなぁ…あれ?どんどん速くなってきた?


最初は余裕で目視可能だったのだが徐々にスピードが上がっていきおいおいちょっと待て人間が出していい速度超えてんぞ!?



「はっはっは、モノにするのが早いな。反作用時に発生するエネルギーを内部に保有させて体内でのベクトル変更を行い前方向に転換する。肉体の著しい損傷を抑えられるようになればこいつらと戦えるんじゃないのか?」


「ん?つまり殴ったらエネルギーに変換されるし殴られてもエネルギーに変換できる…まじやばくね?」


「いや反撃どころか肉体がぶっ壊れて一発KOだわ。ちょっとした遊び程度の技だろ」



遊びのレベルが高すぎる…



「そう思うだろう。しかしこれが実戦投入が余裕で可能な技だ。この技の原理としては自身の肉体という媒体が外部からエネルギーをもらった際にそのエネルギーを自由に使用可能になるというものだ。簡単な話だが其方らはいつもナイフで切ったりした後反作用を利用して行動しているだろう。その際は一定方向にしか移動できないがこの技を使用すれば方向の指定をする必要がなくなる。極端な話反作用で前進とかいうわけわからないことも可能だ。これだけ説明すれば十分であろう」


つまり無意識的に行動している私たち以外なら行動時の最適化をしたり選択肢を増やす手立てとして抜群にいいというわけか。


まあ習得したらしたで自然体がやってくれるだろうけどね…ん?



「喰らえ!!ブラックコーヒー!!!」



おお!めっちゃ壁が変形した!流石相棒こっち見てグッとサインしているしこれ私の嫁みたいなもんですよ最高じゃないですか?


その瞬間に魔王が笑っていると思ったら相棒が変形から戻ってきた壁に凄まじい勢いで撃たれてこっちきた!?


ここは身体能力の見せ所だ!


自然体を発動してこっち見ながら綺麗に吹っ飛んできた相棒の背中を全力で反らしながらガッチリホールド!


そしてそのまま自身の足を地面から離して宙に浮かぶ。


相棒を手中に収めながら回転していき頭を地面に叩きつけないようにしながら肉体を駆使してスレっスレで回転を終了…ん?


ちょっと待てこれじゃあ勢いが和らいだぐらいだし何も変わらないじゃんしかも顔めっちゃ近いまてぜったいやるだろこいつおい誰か私ごと吹っ飛ばせ早く!!!


そんな願望も虚しく虚空に消えていき凄まじい勢いで壁にめり込んでいった。


全身が密着した状態でしかも背中の衝撃が思ったよりデカくてああもうわけわからない…


そしてそのままもう一往復ぐらいするのかというところで魔王が乱入して止めてくれたようだ。



「もうわざとやっているだろ…」


「わざとじゃないわ!」



こんだけの波乱があったところで今日の午前練も終了だ。


まあなんだ、色々お疲れ様って感じかなぁ。



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