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殺したいほど愛してる  作者: 雪梛


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メシ…メシヲヨコセェ!!!

はっ!知らない天井だ…


目を開けると真っ白な天井が迎えてくれたようね。


何か大切なものを忘れているような気がするが多分どうでもいいのだろうというか思い出さないほうがいいのだろう。


起き上がって現状を確認するとここは夕食を食べたところのようでどうやら気絶して寝ていたようだ。


久々に寝たのも相まって今はかなり気分がいいわというかおちる直前の気分がポワポワしすぎていた気がするわ。


時刻は午前3時半を示しておりいつもよりはちょっと早く起きたようだ。


てかなんで私はこの子と同じ布団で寝ているのかしら?全然いいけれどもむしろ大歓迎だけれども。


起き上がって周囲を確認しようとしたところでようやく私は一つの事実に気づいた。


なんで服が畳んであるのかs…!


裸体じゃないか…


え?ちょっと待ちなさいなんでこの子も同様な姿見をしているのかしらもしかして記憶にないだけで熱烈な一夜をこんな大勢いる場所で過ごしたのかしら!?



「やっと起きたか。他メンツが起きる前に着ておいてね」



どこからともなく雪梛が現れてきた。


ああ、そうだ思い出した風呂に行ってなんか頭がふわふわしてそこから記憶がなくなったのよねぼんやりとしか記憶がないのよね…


とりあえず下着と服を着用して椅子に座った。



「風呂から運んでくれたのは助かるのだけれどもそこまでするなら着せて欲しいわ」


「いやそっちの方が面白そうかなって思って」



まあ風呂で溺死しなかっただけ十分だろう、そう思って私はこの子に服を着せにかかった。


安心なさい決して下心とかはないわ着せる名目で触るなんて人として最低よそうねそうに決まっている。


そうして手を伸ばした瞬間に急にどっからか手が伸びてきた。



「何してんだ相棒よぉ…」


「…ちょうど起きたのねよかったわ自分で服をきてちょうだい」


「いや絶対身体を触りまくるきだったよね?私の目はごまかせないよ?」


「…ソンナコトナイワ」


「嘘下手すぎないか?」



とりあえずこの子も起きたし問題ないわね。



「今日はとりあえず全員起きたら桜と紅葉を見せようか。まあそうは言っても隣の部屋で奥義鍛錬するからよろしくね」


「桜と紅葉か…そういえば桜って何色なの?紅葉が赤色っていうのは聞いたけど」


「桜はピンク色だよ。私は一種類しか扱ってないけど濃いものから淡いカラーリングの物まで種類はいっぱいだよ。紅葉に関しても黄色だったりなんだりあるんだけどね」


「とりあえず朝食の準備しようか」



背後振り返ると二人が起きていて一人は目が虚ろなようだ。



「メシ…メシヲヨコセェ!!!」


「なんかバケモンいるんだけど!?」



とりあえず事前に雪梛があたためていたらしい昨日の肉を私が王の口にぶち込むしかない!



「おい待て演技だからやめてくれ」


「あらそうなのね。じゃああなたの飯はこれだから食べてていいわよ」


「ありがとう」



むしゃりむしゃりと食べている王を横目に私たちはパンを焼きにいった。


食パンだと思っていたらまさかの冷凍されている生地!?



「解凍してあるやつは冷蔵庫にあるからそっから取って丸め直してから二次発酵させて適当に焼いていいよ。なんかかけたいなら用意するから」


「なんでこんなに生地こねてあるの?どっかに出荷しているの?」


「前は匿名を使用して大都市に送ったこともあるけど今はないよ」



まさかの社会進出していたようね…


よくわからないから言われた通りにこねてなんか膨らまして焼いてきたわ。


結局何もかけずにプレーンのパンを焼き上げて皿に乗せて王のいる部屋に向かった。


戻るとまだ食べていたようでちょうどいいこれで五人揃って食卓に座ったわ。



「では、これから1ヶ月間よろしくね」


「はいよ」


「ええ」


「もちろんよ」


「よろしくな」



そんなわけで食卓を囲む五人の少女たちの生活が始まった。



「久々にゆっくり寝たわめちゃめちゃ気分がいいわ」


「だいぶ寝てたけど何日ぶりにまともに寝たの?」


「大体一週間ぶりか?ていうか代理立てがめっちゃ大変だった」


「私たちですら三日寝なかったらパフォーマンス落ちるのによくもったね、というかもたなかったらおしまいなのか…」



それぞれいつの間にか持っていたコーヒーや牛乳、お茶などを飲んで食べ進めている。


そういえばここの家どうなっているのかしらね?水はどっから引いているのかしら?


まあこいつのことだからどっかで雨水を大量に貯蓄して浄水器を通しているのかしら。



「ごちそうさん。てか私きたのはいいんだけど何すればいいんだ?」


「特にこれと言ってはないかな。やりたいなら格闘技術を教えるしゆっくりしたいならそれでもいいし。どうせ長い人生なんだからそういうもんでいいんじゃないの?」


「確かにそうだな。じゃあ今日は見学してるわ」


「おーけーだよ。じゃあ食べ終わった人から皿洗ってね。洗い終わって準備できたら教えて移動するから」


「はいよ」



その後も楽しく話しながら食事をして全員で準備をしてから元の部屋に戻った。


ちなみにナイフが脱衣所にあるという事実に気づくのに三分かかったわ…


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