綺麗でしょ?私の好きな花で桜っていう名前がついているの
「はっはっは、面白いではないか!」
「やばいすぎでしょこれこそ死ぬって!!!」
「きたきたきたきたぁ!!!拳が唸るぜ!!!」
「ああ、もうやばすぎるわ…」
どうしてこうなったのかしら…
「む?其方ら見てみろこれを」
パーティが終わって片付けをしていたら魔王がなんかデバイスの画面を見せてきた。
もう嫌な予感しかしないわね…
「えーと、隕石落下中⭐︎…え?」
「周期的にそろそろくると思っていたのだがくるようだなはっはっは」
「いや笑っている場合じゃないわよdangerousな事象じゃないのかしら?」
「ああ、規模的にも何キロにも及ぶサイズらしいから我も見たことがないレベルだな」
「は?」
とりあえず全員即座にゲートに向かい地上へと降り始めた。
「落下方向は空中都市から外れているからよかったな。誰が戦う?」
「いやあなた一択じゃないのかしら?」
「私がいくわ!!!」
「雪さん!?」
あー目が虚になっているし戦闘狂発動しているわね。
「隕石とかいう超強そうな相手を私が黙って渡すわけにわ行かないわ!」
「では立ち向かっていくといい。リカバリーはこちらでしよう」
「よっしゃあぁぁ!!」
ちょうど地上に着いたようなので予想落下地点に急行するわよ。
魔王を先頭に全員で移動して五分も経たずに現場についたようだ。
「もうすでに見えているな。まだいくというのか雪」
「もちろんよ!耐久性は折紙どころか菓子折りつきよ!」
「なんか弱そうね…」
どんどんデカっかくなっていきってちょっと待ちなさいあの質量であの速度とかやばいわよこの星終わったわ。
視界が赤とオレンジ色の岩でいっぱいになってきたところで雪が一歩前に出て力を貯め始めた。
熱量とかやばすぎないかしらこの場にいるだけで熱いのだけれども!?
「はっはっは、面白いではないか!」
「やばいすぎでしょこれこそ死ぬって!!!」
「きたきたきたきたぁ!!!拳が唸るぜ!!!」
「ああ、もうやばすぎるわ…」
いい感じに接近してきたところで雪が地面からいなくなった。
鈍い音を響かせながら跳躍して雪という弾が標的に向かって飛んでいる。
「この拳にぃ、命をかけろぉぉ!!!」
叫びながら繰り出された拳が隕石と接触をするとミシミシと音を立て始めた。
「やったか?」
流石はこの子ねフラグ立て完璧よ。
相棒がそう言った瞬間に雪が下方向に落下していった。
「私の骨が…折れた…」
「いや当たり前よ…」
激しい砂埃を立てながら雪が落下したが言っている場合じゃないわもうすぐ隕石が地上と接触するわよ!?
「まって!私今動けないから助けて!この位置的に地上に触れたちょっと後に私巻き込まれるから!!!」
「雪…私はお前のこと信じているからな…」
「信じてないで助けろっつってんだよっ!!!本気で死ぬ誰か回収して回収しろ!!!」
「では我が本気を出すとするか。こい雪梛」
そう言いながら魔王は吹き荒れる暴風に上着をはためかせながら脱いだ。
その瞬間になんかでかい塊が胸部にふたつってそこじゃないだろ私!
「私が出るなんて珍しいじゃん!それじゃあいくよ!」
「え?」
「は?」
魔王?が隕石に近づいて右の手のひらを出してからそれに重ねるようにして左の手のひらを出した。
「あなたに花を咲かせましょう」
『我流拳術:桜花乱れ咲き』
力を入れたのだろうか、その瞬間にあれほどの巨大隕石が花びらのような形になりパラパラと舞っていた。
その景色は綺麗な花のようなものになっていて思わず見入ってしまった。
「綺麗でしょ?私の好きな花で桜っていう名前がついているの」
なんか目の前の少女がそんなことを訴えてきた。
相棒の方に目を向けると頷いてくれて何故か隣にいる雪にも目を向けたら頷いてくれた。
私たちは合図もなしに声を揃えて目の前の少女に一言はなった。
「「「誰?」」」
「え?」




