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殺したいほど愛してる  作者: 雪梛


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やはり欲望は素晴らしいなぁ

「南部に二組、北に四組で東に三組、西には全部突っ込め」


「二カ所で敗北の報告上がりました!」


「派手だな、やるか」



大都市崩壊のキリン一番搾りかな?


酒に興味はないけど酔いしれてさじを投げたくなる事態と言ったところだろう。



「さて、どうするお前ら」


「と言われてもねぇ」



あんまりやる気ないのは置いといて範囲があまりにも広すぎる。


聞いたところ半径が五キロ?だかのでかい円状の街だ。


二箇所終わらせたところで実質の崩壊手前は避けられないだろう。


てか魔物と人間の水準がミスマッチすぎる。


しけってるどころではないびしょ濡れレベルだ。



「これを機に縮小したらどうかしら?」


「ありなんだが、だからこそどう善処したかを見せなければならない」



あ、減らすのは確定ですね。



「面倒だからさ、二箇所攻め落としてランニングで向かえばいいんじゃないかしら?」


「残念だが今回は物量が問題点だ、帰ってきたら街なくなってるかもなはっはっは」


「じゃあ中央に溜めて迎え撃てばいいじゃない。今から集めればそこそこ減らせるわよ」


「だとしてもなぁ、個人的すぎるが騎士団が梛木だけはさすがにしんどいかも」


「いや、梛木ならいけるでしょ」


「そうよ!あいつならやってくれる」


「ええそうね、そうに決まっているわ」


「…そうだな、あいつには悪いがやってもらうか」



すまねぇ梛木、マインスイーパーは戦場で頼む…



「じゃあ今から全員中央に集めるから準備してくれ」


「はいよ、なんかいつも大変そうだね」


「まあ私みたいな仕事中毒者にはこれぐらいが丁度いいんだよ」



無無の家を出て持ち場に移動、大乱戦だぜ。



「ああ、帰りてぇ」


「あら、帰ってもいいわよ」


「まじで帰るわよ?」


「逆にどこ行くのかしら?」


「自宅」


「雪が自宅だって!?」



なんてことだあいつついに大地を家と言い張る気か!?



「いくら私でもそんなcrazyなこといわないわよ」


「緊張感ないですね…」



あーあ、騎士団の人呆れてんじゃん。



「逆にどこ緊張するのかしら?」


「私みたいな凡のやつは命がけなんですよ」


「そうね、命があるものね」


「怖いこと言いますね、はは。無限の命でもあるんですか」


「なかろうともこの程度で高耐久な私の心臓を取れるとでも?」


「雪さんはバクみたいなものなので、書き直された方がいいんじゃないですか?」


「あっち!あっちからきたよー!」



また意味深みたいなキャラを増やしたなぁ…


ランニングみたいな感じで戦場に向かい、いや数多くない!?


見渡す限りの平原は聞いたことあるけどそのままのバージョンは聞いたことないよ?


生活圏が二割ほどのまれている感じか…



「きたわね、撃退イベント開始よ!」


「彗星アタック!!!うおー!!!」



いつものナイフを構えてから瞬く間に集団に突撃したなぁ。



「久々にコンビネーションでもやりましょう」


「いいねぇ。賑やかな会場にはぴったりだ」



とつった雪とは別方向に歩きながらナイフを抜いて肩を合わせる。



「混ざる互いの」


「続の舞」



弾けるかのように行動を開始して視界を描く。


行動の合間の時間を縫い進めて左前足と腹部を貫いた


へっへっへ大量殺害は流血趣向者…の…?


おかしいな、流血による欲望発動できないだと?


だが代わりのもので徐々に塗りつぶし瞳の色が赤に変化していた。


後方三枚、左右五枚づつ。


とりあえず様子見をしたいので攻めに転じず回避を行うかぁ。


初手からのタックルをスレスレで回避して続けざまにくる噛みつきと飛びかかりは伸ばした腕で受け流し。


うお、魔物も流せるのかよ。


あれだけの質量とエネルギーを保有していた魔物を流せるなら全部いけるか。


調子の確認も済んだからそろそろ殺すか。


発動している基礎体に身を任せて思うがままにナイフを振るう。


肩、股関節、胸部、手首…


いいね楽しくなってきたよ!


迫る魔物をただひたすらに斬り伏せる、楽に死ねると思うなよ。



「上級来ましたよ〜」


「任せろ」



先制の投げナイフを投じて回避の隙に肉薄。


なんか刀みたいな部位あるけど知らねぇ!


二本目を抜きながら横薙ぎだぁ!


刀来てるがんなもんぶった斬って傷口にナイフぐりぐりしてやるよ。


二本のナイフが刀と当たった瞬間に受け流しを開始して回転運動に派生。


そのまま目と口の部分にナイフをはしらせる!



「はは、楽しもうぜ」



怯んだので平行移動で背後をとって右肩をもらうよん。


突き刺し時に全身にはしる感覚に差異はあまり無いな流血趣向者が薄まってるな。


そんなことを思いながら反射反応で発生してきた回転斬りを地面に這う形で避けて足首をもらったぁ。


崩れるでしょ、はい、ぐさー。


肺を貫いた直後に抜いて背中を強打!


ドシンという鈍い音を響かせながら瀕死になった。


素晴らしい内容だった、やはり欲望は素晴らしいなぁ。


本当はこいつがもだえながら死んでいくさまをみたかったけれどあいにくここは戦場だ。


待てと言われて待つアホはいないのだよ。



「あら、何だか魔物が帰っていくわよ?」


「リーダーだったのでしょうかね」



あれ、梛木もってどうしたこいつ…



「どうしました?」


「なんでそんな血まみれなの?いや返り血なら相棒もだけど」


「あれ、本当だ。痛くなくて気づきませんでしたよ」


「は?」


「多分全員おかしくなってるわよ?私のサディストとあなたの流血趣向、解剖が入れ替わっているし」


「ああ、やっぱそうだったんだ」



まあその辺はいいや、終ったなら帰ろうぜ…

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