すごいわ私に今天啓が舞い降りたわよ!
さて、どうしたものかしら。
そろそろ異常性による変化についてつかまないとまずいということは分っているのだけれども全くとしてとっかかりすらつかむことができない。
掴めないということは、手に取ることができないということです。
いや構文でふざけている場合ではないのよしっかりなさい私。
…自分で茶番をしまくるなんてどうしたのかしら本当に…
まあいいわ取りあえずこの子の横顔でも見て落ち着きましょうそうよ息抜きは重要だもの。
だがここで息抜きとかいうと呼吸を忘れてという意味合いになりそうね実際そのぐらいの魅力があるのだけれども。
呼吸すら忘れて魅入ってしまうこれは取りつきを行っているといっても過言ではないわ!
先ほどまで考えていたことはすべて脳内からはじき出されて代わりに単一の事象で満たした。
「どうしたの?」
「なんでもあるわ」
「そっか…いやあるの?」
「失礼、かみました」
「いいや違う、わざとだね」
「絡みました」
「複雑に?」
再び静かな空間が帰還する。
いいわね、このなんだか静寂すら互いに用意しあってコミュニケーションの一部に取り入れているかのような錯覚。
居心地がいい、という感じなのかしら。
正直普段から複雑な事象と対峙しすぎて、あっけない、深層のような深みの感じ取れない文章を出してしまうのを違和感としてしてしまうからこの感想が的確に私の心情を考慮して文章化されているとは言えないわ。
じゃあ最適化を施すとどうなるのかしらね。
たまにはこういう傍から見たらしょうもないと称されてしまいそうな事象に時間を割くのもいいわね。
では細分化してみるとしましょうか。
とりあえず現状を正しく把握するために自身の認識している内容を言語化するのが重要ね。
静かな空間、この子が斜め前にいる、椅子に座っている、早朝による涼しい室温が満たされている、といったぐらいかしら。
これだけ見ると確かに居心地がいい、というか条件がいいとなるわね。
ここから踏み込んで次はそれらに対する私の評価をしっかり出してみるとしましょう。
表層上での回答を行っては感想に変化は生じないためこれはかなり重要なことね。
まずは静かな空間…今回はすべてが相互的に作用しあっている前提ではなく単一としてみた際の感想を述べていくわよ。
では話を戻して静かな空間、これはいいわね。
普段からそれなりに物事に対する考察をする私にとって静かな空間というのは高評価に値するわ。
他から侵害が起きずらく、それ以前に没頭しやすい。
無駄なリソースが発生する可能性をこれほど楽に簡単に消せる空間というのは中々ないわ。
というわけで静かな空間に対する評価はよいという感じかしら。
次は斜め前にこの子がいる…語る必要があるのかしら?
いや、今回はそういう内容もきっちり語ろうとさっき決めたから改めて素晴らしさについて存分に思考を回すとしましょう。
そうね…どこから語ろうかしら。
違うのよ、ほら忙しすぎると何から手を回せばいいのかわからないみたいな現象が起きているのよ。
やるべきことが多量に存在するとすべての進行に停滞を求められるみたいな感じかしら。
戯れ言はこのぐらいにして…いや難しいわね。
何というのかしら、意識的に言語化を試みると出てこないわ。
仕方がないわ、これはまたの機会にしましょう。
では次、椅子に座っている。
私的には立っている方が気楽ね。
地面に足がついていないとどうしても行動が遅れてしまうもの。
だからもし今この子が何らかの事象に襲われたらフォローに入るのが大変だわ。
なら膝のうえに座らせれば完璧なのでは?
すごいわ私に今天啓が舞い降りたわよ!
こんなあほしょーもないことしてる場合じゃないわ早くこの子を招待せねば…!
「流れの変化ヤバすぎない?ホラゲーみたいになってたよ?」
「読んでいたなら話が早いわ。さあ、いらっしゃい」
「じゃあ鮭を二匹」
「まいど、いやへいらっしゃいみたいなやつじゃないわよ?」
何だったのかしらこの時間は…




