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殺したいほど愛してる  作者: 雪梛


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リフレクタァァァア!!!

「はぁあっ!ぶっ壊せば解決だ」


「できるかあほ!」


「ここは私が食い止めうぐっ!?」


「相棒ー!」



うえ…こいつら強くないかしら?




「洞窟はおそらく初めてだろうから注意点の説明だ。この中にはスライムだったりいかにも毒使ってきそうなやつがいる。後者はどうでもいいが問題は前者だ。くれぐれも取り込まれるなよ」


「同人誌にされるのかしら?」


「別にすべての同人誌がそれ系とは限らないからな?いやそうじゃない窒息して死ぬだけだ」


「もしかして打撃が効かない感じ?」


「貧弱な打撃は効かないな。やつらが弾け飛ばざるおえない衝撃で殴るんだ」



きつすぎないかしら?


とはいえ帰りたいとかはないので進むのだけれど。


未知の領域ということでもしかしたらこの子の写真コレクションが増えるかもだし、ふふ。


洞窟内部はいかにもな感じで前に行ったダンジョンよりは快適性が低いわね。


明かりなんて上等なものはないから私はこの子という明かりを起点に付近を把握している。


響く足音が私たちの唯一性を高めて一般的には孤独、喪失を与える雰囲気で少女たちを出迎える。


無論感性が壊れている私たちにそのような事を感じることはできないけれど。


所々できている水たまりが良さを引き立てておりロケーションとしては文句なしの十点だろう。


もちろん百点満点中よ。


だってこんなに暗いんじゃこの子の事がよく見えないじゃない。


シルエットとして見ようにも壁と同化してしまうし抱きつくにしては足場が悪い。


総評として、ワンシーンを演出する舞台としては申し分ないが対象を魅力的に映し出す観点から見ると出来が悪すぎるといったところかしら。


そんな話も洞窟に何求めているんだって言われてしまえば元も子もないけれども。



「ようやくお出ましか。とりあえずあんまり停滞せずに進むぞ。飛び散った破片とかが再結集すると復活したりするからな」


「でたなファンタジー」



のんきなこちら側とは対照的に大軍を連れてやってきたようだ。


大量狩猟とか久しぶりな気がするわね。



「死ぬなよお前ら」


「はっ、そっちこそ」



今日は刀を持ってきているから大丈夫でしょう。


謎の信頼を刀に寄せながら切り上げを行いとびかかってきていた奴をきる。


うわ、柔らかすぎないかしら?


吹き飛ばすことはできたが斬れていないわね…まずくないかしら?



「はぁあっ!ぶっ壊せば解決だ」


「できるかあほ!」



あの子の背後から三枚ぐらいきているわねいくしかない!



「ここは私が食い止めうぐっ!?」


「相棒ー!」



うえ…こいつら強くないかしら?


割って入ったはいいものの体当たりの威力が高すぎる。


軽く吐きそうになってきたわ…



「そうそう、言い忘れていたがこいつら全員毒持ちだぞ」


「は?」


「次第に毒が充満するから気をつけろよなっと。はいいっちょ上がり!」



八方位からの突撃が来ている。


他人事のように事象を把握しながらとりあえず身を低くして数体を回避しつつ二枚を叩き飛ばす、ちょまて間に合わない!



「ぐっはっ…」



知性があるのか先ほどと同じ場所を食らってかなりまずい状況だ。


既に追加分がこちらに向かっているし全員対処に手一杯…


これこそまさに絶体絶命と言いたくなるわね。


反射反応を使用して肩で地面を叩いて起き上がり、こみ上げる胃液や血液を抑えつつ見る。


相手の動き、行動方向を、性質を、特性を、観る。


瞬時に脱力を完了させて流れに身を任せる。


とんでない速度で移り変わる景色はまるで私の見える世界を広げるかのように錯覚させてくれる、けれど…



「あー、死にそう…そっちは?」


「私は手一杯だ!禍雪は?」


「一撃即死よ。あの子は?」


「何とか生きてるがあんまもなたいよぉ!」



ちっ、変な場所でピンチになったわね。


これはもしかしなくてもあれの出番よね…頼むぜコレクション。


腰のホルスターにつけていたやつを抜銃して照準を合わせ射撃開始。


連発性能はハンドガンを超えていて弾丸の衰えがないエネルギー式の銃。


またたく間に付近のスライムを打ち抜いて戦況をぶち壊したわね。



「ぶっ壊せば解決よ」


「かっけぇ!ってその銃はまさか!」


「そうよ、大都市があった当時に武器屋で購入していたやつよ。直線的な相手には有効らしいわ」


「ナイスだ。そしてあいつでしめらしいな」



エンジニアが指を指すと同時に禍々しい液体が飛来してきた。


良かったわ、あと一つやりたいやつあったのよ。


吐きそうでたまらないが銃のグリップ部分を思い切り握って隠しギミックを起動する。


きたきたきた!変形する一撃全開放の銃よ!


本当はいつものスタイルで戦いたいが既にそこそこ回っているらしいので早期決着にしましょうか。



「うっ、振動が…うぇ…」


「そ、そんな状態で吐くなよ?誤射はシャレにならないかならな」



とりあえず、かい、ひっあ!


急激に様々なものが押し上げてきたため思わず両手で手を塞いでしまった。


「ばかやろう!!!そして私かよ!!!」


空中に飛んだ私のコレクションが光り輝き、その全エネルギーをエンジニアに対して放出。



「リフレクタァァァア!!!」


突如シールドのようなものが、出て、あ。


急速視界が地面に向かっていき自身の保有していたものが口を経由して流れ出てくる。


内出血していたのか血も混ざっているがそんな事を気にしていられるほどの余裕が今の禍雪にはない。


もはや窒息を覚悟するレベルで戻し続け、そのまま意識が無くなった。

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