もうこうなったら会場を破壊して離脱するしかないわ
「猛獣狩りにいこーよ!」
「猛獣狩りにいこーよ!」
「やーりーだって、持ってるし」
「あなたのアカウントバンバンバン」
嫌なフレーズに改変されてんな…
ゲーム会場に着いた私たちは説明が始まるまで待機している。
なんか気分転換にゲームを誘われたからみんなでこの場に来たというわけだよん。
「待たせたな」
うぉ!かっけぇ!
身体の周りをバチバチさせながら雪梛が目の前に登場。
いいなぁ私も魔法を習得したらやってみたい。
「今回のゲームは隠れ鬼だよ。子どもの頃公園で遊びまくった読者がいたらわかるだろうけどかくれんぼと鬼ごっこの融合だよ。まあ、隠れスタートの鬼ごっこと思ってもらえば差し支えない」
「変なとこ隠れてもいいかしら?例えば壁と壁の隙間とか」
何言ってんだこいつ。
「もちろんだよ。捕まったら死ぬから気をつけてね」
「え?」
「え?」
「え?」
「え?」
「一行で言ってもらいたいよ。ちなみに鬼は私の同期に勤めてもらうから」
「同期?」
「ああ、ちょっとした組織に所属してんだよ。最年少枠のせつと私。梛雪だ」
「うわ、また新キャラ来た」
最近多すぎだろ誰が誰だか分からんし。
まあこの世は相棒か、それ以外かだからいいけども。
「本当は組織名を出したいんだが一回だけ出てるから省略な。開始時間は三十分後だ。スタート」
唐突だな…勝てる気しないぞ…
身内でワイワイやろうとしてたらプロ選手来た。
「どうしようかしら。私死にたくないんだけれど」
「そりゃそうだろ。死に無反応は終わってんだろ」
暇だろうからなーちゃんの語りでも流しておくね。
いや、お構いなく。
そうおもっていたらなんかデバイスから音が出始めた。
「ダミーの音に反応しただろうから語るか。最近外の作者が数字は基本漢数字っていうのを知った。やっぱ七十万文字書いていようとアドリブじゃ知識にならないんだよな」
「なんだそのどうでもよすぎる情報は…」
「ふざけてる場合じゃないわよ?もうこうなったら会場を破壊して離脱するしかないわ」
「ふざけてんのは雪では?それと別世界の果てまで逃げても背後取られますよ?」
「果てまで追いかけるは聞いたことあるけど最後まで取るのかよ余裕か」
「なんならお茶でもしてそうね。容易に想像できるわ」
固まっていたら負けそうなので私と相棒、雪、梛木、無無に別れステージの離れに移動した。
「じゃあいくぞ。使用率20%、魔力は全開で使用してやるか」
「使用率は脳のことね。20%でいけるのかしら?」
「いけるんだよそれが」
は?
なんかもう背後にいたんだけど!?
「私たちの身体が魔力で構成されているのは知っているよな。つまり、開幕同時に魔力を展開。流体で合わせて自然魔力を飛ばして移動。こんなん常識だろ」
「常識を語るならまずは世界のバランスを知ったほうがいいわよ?」
「だから非常識なんだよ。自分の世界を基軸にして物事を考えるのは辞めたほうがいいぞ?全世界の平均値を基軸に移さねば。すると最近知ったから分かるわけないとか返されそうだがそりゃ知らないのが悪い。知らないからって破壊していいルール、基準なんてないんだよ分かったら勉強し直しな」
こわ、何この人。
小説に出てきそうな毒舌キャラきたか?
そのうち罵倒が殺到して回答が問答じゃなくなるぞ。
「さて、こうして話がしたいがため移動してきたが本来ならばっと」
「いやずる!反則だ販促」
「販売促進すんなお前を売り払うぞ?」
「残念だったな。すでに所有権は相棒のものだ」
「残念だったのはお前の頭だよ」
「なーちゃん、当分出禁ね」
「はいよ。じゃまた」
まじで当分こないでくれ。
開始十分経たずして、梛雪が全員を魔力で拘束することにより戦いが終わった…最近面白味が減ったなこの小説。




