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殺したいほど愛してる  作者: 雪梛


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早く死ね!死ね!死ね!死ね!

自宅からでたら彼女が浮気していた。


なんかほかの女に殺られてんだが…


と、冗談みたいに現場を把握しているが実際ブチギレだよ?


とりあえずこの雪とかいうやつ殺すか。


腰の刀を抜きながら接近を行い抜刀をする。



「何事かしら!?」



やっぱり避けてくるか、だが当たるまで振れば必中なんだよ!!!


なんか前か滲んでるがお構いなしに繋いだ斬撃を連発する。



「なんか泣きながら刻んでくるいかれやろうがきた!」


「うるせえとっとと死にやがれぇ!!!」




なんでどいつもこいつも相棒を当然のように殺してんだよ殺していいのは私だけだろうが!


嫉妬のような、独占欲のような感情が身体を支配して動く。


左右上下どころかほぼ全方位から繰り出される斬撃に歪んだ思いが滲み出ている。


早く死ね!死ね!死ね!死ね!


横目で相棒を見てみると、ん?笑ってる?


思わず攻撃の手が止んでこの事象に対する考察が脳内に駆け巡る。


「今だぁ!」


邪魔。


受け流しもせずにいつの間にか発動していた基礎体が回避を行う。


つまりあれか、死んだふりしてたんだな。


再度視線を向けるとそれを肯定するように目を合わせてきた。



「面白かったわ。加えて嬉しかったわ」


「遊ばれてたのかよ。まあ相棒に遊ばれるなら本望だ!」


「あれ?私は被害者かしら?」


「加害者だろ」


「なんで!?」



あー良かったどこの雪の骨とも知れん雪に殺されてなくてよかった。


本当に殺されてたら三回ぐらいは殺さないと気が済まん。



「てか今回の対戦は禍雪の希望よ?殺してもいいと許可もらったわ本人公認よ!」


「残忍な行為に本人公認も確認もあるか。私が勝手に許さないだけだ」


「これからは瀕死でやめとこ…」



いや、できればおまえが死んで欲しいんだが。


まあなにはともあれともあれにごともなくて良かった。


じゃあ魔法の練習でもするか。


納刀を行い全身の力を抜き始める。


脱力を行っています体内の気流とやらを整えて流れの一定化を図る。


いけ!アイスストーム!


手を前に振りかざして…やっぱ駄目か。



「楽しそうだね」


「光奈か、ちょうどいいところに。得意魔法を見してほしい」


「いいよ。じゃああの辺に」



やはり本職を見て学ばねば。


指先を空に向けたかと思ったらなんかレーザーでたぞ!?



「これが私の得意魔法である雷系統だよ。光とは全く類似性はないから案外使われないんだよね」


「でも光速で動いているんじゃないかしら?だったら有効打になりそうだけれど」


「確かに見てからの回避はできないね。だとしても観て回避はできちゃうんだよ。それに完全上位互換的立ち位置に魔力弾なるものがあるからいらないんだよね」


「光奈ー。あんまり情報を増やさないでほしいわー」



いつの間にバックを取ったんだこいつ。


なんか気配も読みづらいしなんだりでやりづらいな。


賑やかになってしまったので鍛錬終了。


あれからそれなりにやってるはずなのにやはり一向に兆しが見えぬ…なやましか。



「会長はなにか用があったのかしら?この時間で来るなんて珍しいじゃない」


「そうそうー。毎日鍛錬を積むのも大変ではないだろうけど飽きると思って依頼を持ってきたのよー」


「おつ!ついに異世界っぽい感じの雰囲気を感じられるのね!」


「つはちっちゃく変換しなさいー。まあそういう感じだからこれから行くわよー」


「確かに飽きてたから助かる」



怖いよな、実現できるか分からないものを毎日やるだけなんて。


相棒の隣に移動して…あいつらは呼ぶの面倒だしいいか。


自分たちで娯楽見つけてる奴らは放置して三人でついていく。



「依頼って内容何かしら?」


「あんまり危険なものじゃないから大丈夫よー。ちょっと大きなクマさんが散策してるから惨状を何とかするために参上してほしいのよ」


「なんで踏んできたのかしら?まあいいわ」



ちょっと大きいだけか、ドラゴンをみた私たちにはインパクトが足らないが息抜きにちょうどいいだろう。


無論これがフラグとなるのを彼女たちはまだ知らないんだよね。

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