めっちゃ有名人ね、favoriteよ!
見知らぬ土地、知っているような空…今日も平常運転ね。
見たところ大都市に似ているがそもそもここは地上である。
やっぱ違和感半端ないわね…
赤、青、緑、黄とカラフルな髪色、瞳の色をしているが黒一色の人は居なかった。
「ひゃー懐かしい!みんな元気かしら」
「色々と聞きたいことはあるが雪梛たちはどうやって回っていたんだ?」
「雪梛はほぼガイドなしよ?そういや雪梛が初めて世界開いたのがここだったわね懐かしい」
どうやら思い出深い場所というのは分かったわ、まあ全ての作者がこの場所で魔法を学ぶと考えれば納得だけれども。
ガイドなしじゃなんもできる気がしない…訳では無いが面倒だから任せるか。
「ハロハロ朝月ー。気配があったから来ちゃったわよー。そちらの方々は?」
「初めまして。作者やってる禍雪だわ。漢字は…読んで頂戴、てか情報も読んで頂戴」
「これはまた随分と面白いお客さんねー。もちろん事前に情報を知っていたから読んであるわよー」
そういや雪梛の一閃は読んだことないわね…まあいいか。
なんとなくだが同じような描写が意図的に続く、まるで基礎鍛錬をイメージしてそうな内容な気がするわ…
「私はここのみんなからはかいちょー、作者からは静樹と呼ばれているわー。よろしくねー」
「なんだこの可愛い生物は!?あなたを拉致していいかしら?」
またこいつは謎の癖発動したわね…
「できるなら構わないわよー。でも…死ぬ気で来なさい」
「上等!!!」
いいのね…
重心を低く構えその瞬間に謎の超加速を発動…なんでわからないのかしら何回かその加速見てるのに。
風を吹き荒らしながら静樹に触れたと思うとすでに首に刃が入っていた。
気づかなかった雪の首は刃の侵食が進み、血が噴き出す前に斬り終えられていた。
倒れ込み動かなかった雪だが後ろ姿だけでは損傷を確認できないほど美しい斬られ方、仕留められ方をしていた。
「デスカウンター、かっこいいわよねこれー」
「精度が高すぎる…」
「斬り方の話かしらー?これはデスカウンターの特性であるただひたすらに速い最速カウンターを行うと必然的にできる跡よー」
突然朝月が指を鳴らしたと思ったら雪がデータのように消えてデータのように生成された。
足元から徐々に出来上がっていくの面白いわね、あくまで私たちはテキストデータに過ぎない感があっていいわ。
「あら?なぜここに」
「とりあえずカフェ行くわよ。私たち作者はみんな最初に行きたがる習性があるからね。静樹とも世界のカフェ巡りしたわよね」
「あれ楽しかったわよねー。10世界以上は行ったわよねー」
すごい、次元が違う話をしてらっしゃるわ。
全員指輪してんなぁ、なんかあるのか?
カフェに行く道中街の人間を見まくったが全員が揃って指輪をはめていた。
少子高齢化は無縁だなと思ったがそんな事あるか?
少なくとも子供もしてる時点で違和感あるだろ。
「へいらっしゃいー」
「それはこっちのセリフだよ会長」
これ知り合いじゃ無かったらおもろかったなぁ。
「それは起きないわね。会長は有名人だもの」
「どのぐらいですか?」
「うーん、大都市の王ぐらいかしら」
「めっちゃ有名人ね、favoriteよ!」
「それはお前の気持ちだろ…正しくはfamousだ」
凄いなこの世界は…注文方法がでっかいスマホだと!?
「ふっふっふ、それはタブレットというものよー」
「技術の差がすごすぎる、気にしてなかったが自動扉搭載だし」
「今後は水準が別次元の世界から引用されるからよろしくね」
とりあえずいいや、ブラック頼も。
なんでか全員ブラックとココアしか頼まなかったがそれなりに割れたようだ。
「えーと、この世界に来たということは魔法を学びに来たという認識でいいわよねー?」
「そうだねぇ。なんか魔法を習得してきたまえと雪梛総務司令官がおっしゃったから」
「誰よそれ」
「ほほー、至上命令ときたらやらぬわけにはいかぬだろーう。この任務…長く苦しいものとなるぞ?」
「任せろ」
直後ガッチリと腕相撲のような感じで握手を行う…ふっ、決まった。
「し、失礼する。注文の品置いてくぞ」
ふざけんなタイミング悪すぎだろ!!!
おいお前らそんな白い目で見るな朝月こそいつもニコニコあなたの背後に這い寄る混沌しとけよ!!!
「ごゆっくり」
あ い つ 逃げやがった店員さんなのを良いことに…この空気どうすんだよ!!!
「さて、この世界の住民を見て違和感を感じたわよねー?」
あ、気にせずいくんすね…
「指輪と髪色、この2点が気になりましたね」
「流石台本通りの回答をありがとー。あれ?アドリブだからないんだっけ?まあいいわー。既に魔法を知っているから髪色が表す基本の五属性は割愛…白と黒について話すわ。黒色はこの世界だと私一人だから後でにして白色はオールラウンダー。さっきの店員さんがそうね。あいつは深雪。ちょっと異質な存在だけどまだノーマルよりかしら。話を戻すわ。オールラウンダーはほぼ全ての魔法が使えるけれど単色より伸び率…同調率が悪いのがいいかしらね。その辺はいいか、じゃあ黒、私についてね。なんとなく予想がついているかもしれないけれど闇魔法の使い手。この世界唯一の闇魔法の使い手であり刀の使い手。そんなんだから闇魔法研究機関だっけかな、それの会長やってるわ。最後に指輪。知らん以上よーお疲れ様ねー」
なんでやねん!!!
朝月以外の全員がテーブルに頭をぶつけた。
知らんてなんやねんここの作者だろうがっ!!!
「厳密には違うのよ。てかすべての世界の原作者?に値する人物はてんちょうよ?」
「世界ごとにいる作者はあくまでてんちょうから権限を渡された人、という方が正しいのよねー。だから全ての事象において知りたいことがあるのならてんちょうに吐かせるのが一番よー」
「あいつか…ずっとヘラヘラしてるから吐かせるのは無理じゃないか?」
「だから雪梛はブラフを得意とするんじゃない。後あいつが知ってるのは世界の設定だけであって後の事象により組み合わさった創作的事象は知らないわ。つまり新技とかは知らん!て感じよ」
なるほど?つまり交換条件やればいいわけか…
「なーんか私についてやばい全知全能みたいな発言あったからきたで」
「来ると思ったわよ」
「私はんな大層なもんやない。現に指輪の件もほんまに知らんし別次元のあいつに聞いたらなんかしてたとか言われてお手上げや。ほんまになんも考えずアドリブやってんのかあいつ、今も電車の中で書いとるし…ほれ」
あほ!俺の存在を映すな!!!周りの乗客が映ったらどうする!!!
てんちょうの見せてきたデバイス内の映像、ほんとになんか書いてる奴いるなぁなんだこれ?
京浜と埼京は乗り換えよ。
やかましいわ!
「あれが別次元…四次元の作者かしら?」
「それがどうにもちゃうんよなぁ。私は全ての場所に行けるんやがあいつのいる場所だけいけないんよ。そしてあいつが言うにはそこは二次元ってんな話ししにきたんちゃうわ!とにかく!私は大半知らんことばっかやさかいあんまり知識では頼るなよ。じゃよい作者ライフを」
風のように消えていくなぁあいつ。
「変な乱入もあったけれどとりあえず気楽にいきましょうかー。ここからは他愛もない話よーよろしく!」
「どんな話するんだよ…本日はお日柄もよくハキハキとした一日になりそうだ」
「無機物にハキハキさせんなよ。まだ飽き飽きしてたほうが気楽だろ」
「人は一人じゃ生きていけないのよお嬢ちゃん」
「一人で勝手に助かっとけ」
まじで謎な空間、雰囲気へと変異したがなんとかなりそうだ良かった良かった。
「ところでさっきの茶番なのだけれど」
「ああそうだよな良かったとか思ったところで刺してくるのがお前だよな朝月」
「当たり前よ!誰かの失敗や失態、過失は成功よりも感情的に喜ばしいわ!!!」
クズだ…いや大抵はそんなもんか?
「異議あり!」
「ちゃんと逆転しろよ?」
「失敗はその通りだけれども失態や過失は生態や性質の方が上よ!」
「異議あり!」
「すまないがほかのお客に迷惑だから2人は帰ってくれ」
なんじゃこりゃ…




