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殺したいほど愛してる  作者: 雪梛


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確かに歪んでる部分はあるが人として歪みたくはない

探索してみたがこれ基礎構造が一緒だな?


あれからこちらについたら昼食の準備をするから好きに探索していいと言われて部屋を見回っていた。


私たちの知っている雪梛が作った魔王城のレイアウトが規模は違うがほとんど似通っていることを発見したぞ。


これは雪梛に建築知識がないのかそれともおおもとのこの施設を創ったのが雪梛なのか、あるいはてんちょうが創った、別次元の作者が創ったのか…



「おや?だれかな若き人よ」


「すげぇ、小説に出てくる歴戦勇者みたいなセリフ来たぞ…」



身長は私と同じぐらいだがどこか雰囲気に怖さというか透明さがある。


そういや挨拶してなかったわ衝撃的なセリフ過ぎて。



「いきなり失礼した。私はいま異世界から来ている雪眼と申すものだよ。おそらく作者関係者だろ?」


「察しがいいね。どうして作者というのはどいつもこいつも感がいいのやら…予想通り私はこの世界、魔王討伐編の作者をやっている初雪《はつゆき》だよ。本当に若くない雪眼さん」


「さん付けはいらないぞ。若いか…おそらく30歳ぐらいなんじゃないかな?」


「すごいな…その年齢でその強さか…」



え?ちょっとやめてくださいよここでもイレギュラー発動とか冗談だろ!?


てか強いとか言われたが私から見たら初雪のが大概やばいぞ?



「これから昼食になるでしょ?そろそろ行こいうか」


「おっそうだな」



そういやこの世界魔王いるんだから勇者もいるだろうし後で聞いてみよ。


広い室内を適当に歩いていたがどうやら食事場の近くにいたようだ。


扉を開けるとなんでかてんちょうとか雪梛とかいろいろ来ているようだ。



「久しぶりだね初雪。あれから調子はどう?」


「ようやく世無離と並んできたくらいかな。アイスミクロもなかなか強固になってきたし」


「そういや記憶媒体が備わるぐらいだったね。あのレベルは正直すごいと思うよ」


「そういわれるとうれしい反面雪梛ならすぐにできそうとか思っちゃうなぁ」


「私はそこまで応用効かないから無理だよ。基礎完全極め型だし。それにコピーは香澄の得意技だよ」



ふむふむ、つまり初雪から見ても雪梛はやばい奴ということか…そろそろ共通認識化しそうだな。



「とりあえず食べながらでも話しましょうよ。せっかくの料理が冷めますよ?」


「それもそうだね。まあ野暮なことを言うなら食べやすい温度に魔力で調整されているから冷めないんだけどね」



本当に便利だな魔力は…


そのご続々と入場してきて各々が自由に食べ始めた。



「お久しぶりです雪梛さん。銃撃編ぶりですね」


「まさかの来てたんだね。原初のほうはどう?」


「相も変わらずですよ。りえさんがたまにやらかしますが」


「この前強化したあ空間の材質構成がまた破壊されたんやが今度考察してくれへんか?」


「いやよ自分でやりなさい」



おいおいカオス状態すぎんだろ…


この場にいる人間を一度整理したほうがいいなこれ。


まずは私、相棒、雪、無無、梛木、そして雪梛、香澄、てんちょう、朝月、知らない人、世無離、美雪、初雪…おかしいだろっ!


14人もの変人がこの場に集まり謎な会話を繰り広げておる地獄絵図、とはちょっと違うか。



「もっと脳死で楽しんでいいんですよ?」


「私はもっといかれた人間であると思っていたが、どうやらまともな人間だったようだ」


「時期に慣れてしまいますよ。狂気に正気は共存できずのみ込まれます」


「飲み込むのは料理だけにしてくれ…」



確かに歪んでる部分はあるが人として歪みたくはない。


にしても美味いなこれ料理人と並ぶんじゃないか?



「図らずとも大勢集まっちゃったね。個人的に呼びたいヤツいるんだけど説明が面倒だから呼ばなかった。それはいいとしてせっかく強者が集まったこの機会、何かゲームをしたいと思う」



本当に図らずともなのか?


そんな疑問はよそにとりあえず全員が席に座り直した。


てかゲームって何するんだ?14人もいる時点でパーティゲームになると思うがバトル系はやめてくれよ?



「今回はここの戦場を利用して鬼ごっこを開催するよ。ルールは知っての通りだから省略して逃げは私と香澄。20分あげるから捕まえてみな」


「勝てなくない?」


「そんな事ないわよ。12人を分割して6人がかりで1人に接触。簡単じゃない」


「楽しそうやな。せっかくやしいっちょやるか」



不穏というか楽しさが混じったような雰囲気の中昼食が終わった…


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