世界の理
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「さて、リナティシア。
リフィエロがビエントの事を案内人と言ったが、私は説明する役目なのだ。
これから魔災について解らないことや、不安があれば何時でも相談してくれていいぞ!」
リアマが腰に手を当てて嬉しそうに言ってくれる。
説明役がリアマなんだ。
ビエントが言ってた通り、説明したくてしょうがないのね。
説明役はイメージで言えば、落ち着いたヒエロとかオスクーロの方があってる気はするけど。
でもなんだか面白い!魔災って凄く大変で酷いものかと思ってたけど、皆が楽しそうだから私も楽しくなってくる。
「ディンブラ、ここに居るもの達は魔災については知っているのか?」
リアマが、私と陛下に聞いてくる。
「ああ。
この場にいる者は魔災が始まった事は知っている。
だが、それだけだ。」
そういえば、どうしてこうまで魔災の情報がないのかしら?
1000年に一度魔災があるのよね。この国だって確か建国六千年くらいたってる。
なのに魔災の歴史が1つもないのは何故なのかしら?
殿下の話だと廻国記にも魔災と言う言葉はでては来るらしいけど、詳細は全く書かれていないって言ってたし………。
「よし、では私が魔災について説明する!」
リアマがめちゃくちゃ嬉しそうに話し出す。ちょっとどや顔だし。
リアマの楽しそうな姿にこの場に居る皆も、つられて雰囲気が柔らかくなっていく。
「まずは宇宙の理だ。」
リアマがそう言った瞬間その場が一瞬で宇宙の空間になった。
自分は全く動いてないし、立っている感覚もあるのに広い宇宙に浮いている。
私は前世で宇宙の事は知ってるし、プラネタリウムだって見に行ったことあるから多少びっくりしたくらいだけど、周りはいきなり全く知らない世界に飛ばされたから凄く警戒して緊張が走った。
それにリアマが軽快に笑いながら
「まぁ慌てるな。
説明するのに映像を見せているだけだ。皆さっきと同じ場所に居る。
ここは宇宙と言う世界だ。
この宇宙には沢山の世界が存在している。
この世界はこれだ。」
リアマが一つの星を引き寄せる。リアマの言う世界って惑星の事かしら?
この世界も地球と同じで丸いのね。
その他にもこの宇宙には沢山の惑星が浮いてる。
「この球体がお前達の世界と言ってもよく解らんだろう?
解りやすく大きくしてやろう!」
リアマがそういうとボウリングくらいの球体がバランスボールくらいの大きさになった。これくらい大きいと確かに見やすい。
「ここがこの国だな。
解るか?」
大きくなった球体にリアマが指を指したところを見るとこの城が見えた。
わぁこれがこの国なのね!一番大きい国とは知っていたけど、確かに大きい。この世界は地球ほどプレートが分かれてなくて大きく3つに分かれてるのね。
そのうちの1つがこの国で一番面積も大きいわ。
皆も凄く興味を持って見てる。
そうだよね。この世界じゃ世界が丸いとかすら知られてないもんね。
「そして、あれが太陽だ。」
リアマが指す先には大きな光の球体が。
あれ?この世界の太陽って赤くない!燃えてない………本当に光ってる。
「精霊は太陽からエネルギーも貰い、自然や人に力を注いでいく。
太陽がなければ全ての生き物は生きてはいけない。
だから世界は太陽の回りを常に回っている。」
ふむふむ、この世界にも昼と夜はちゃんとあるものね。
そういえば、この世界日本ほど春夏秋冬が激しくないなぁ。真っ直ぐなのかな??
あ!夜に月を見たこと無かった!それが当たり前だったけどやっぱり違う世界なんだなぁ~。
「そして、あれが魔球だ。」
リアマが太陽と逆の方に指を指すと、そこには太陽と同じ大きさの真っ黒な球体がある。
なんか映像なのに見るだけでおどろおどろしいな………
「あの魔球からも、常に一定の魔が宇宙に注いでいる。
あれもまた、必要なものだ。
何時もの量なら問題はない。
ただ、1000年のうちの100年魔球が開く時期がある。
その100年の間大量に魔が世界に降り注ぐ。
………何もしなければ、滅ぶだけだ。」
これがビエントの言っていた話ね。
ビエントは人の悪意でこの世界は壊れるって言ってた。
「この世界を守る方法は1つだ。
この7本の護りの剣を抜くだけだ。
簡単だろう?」
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