精霊王2
随分更新が遅くなってご免なさい。
この話の前話を大幅に書き換えましたので、良ければ一話前から読んで頂けたら嬉しいです。
始まりの塔の中には、7人全ての精霊王が揃っていた。
その周りを囲む人達も皆、精霊王が集まっているこの状況にそれぞれ感動していた。
そもそも精霊王に逢ったことのある者など、陛下ただ1人だけだ。
そして陛下も戴冠の儀式の時に、光の精霊王1人にあっただけだ。
7人全ての精霊王が揃うのは、前回の魔災以来だ。
「よくぞ集まってくれた、精霊王達よ。」
隣から陛下が精霊王達に挨拶をすると、炎の精霊王リアマが返事を返す。
「お前が今代の国王か。私は炎の精霊王リアマだ。」
「私はディンブラ国王ドアーズだ。」
二人ともこの世界の形式張った挨拶と違い、礼もないとても気軽な挨拶に私はびっくりだけど、本人達はとても満足しているみたいだ。
「ようやく逢えたな、リナティシア。
私も生まれた時からずっと見守っていたぞ!
愛しい愛し子だ。
実際に逢えるのを今か今かと待っていた。
逢えて嬉しいぞ。」
リアマ王は見た目は細マッチョで圧がありそうなのに、凄く気さくなお兄さんみたいな雰囲気で私に話しかけてくれる。
ビエントが紹介してくれたみたいに、正義感溢れる人みたい。
「私も逢いたかったです。」
私がそう言うと、他の精霊王も私も私もって皆にこにこ笑いながら私に言ってくれる。
「ドアーズ、戴冠の儀式以来だね。
大きくなったね。」
光の精霊王リフィエロが優しく陛下に話しかけると
「久しぶりです、リフィエロ。
彼処に居るのが、我が息子のクリストファーです。」
陛下が殿下をさして紹介をすると、リフィエロ王も殿下を見て微笑んだ。
「初めまして、私が光の精霊王リフィエロだよ。
代々の王とはいつも戴冠の儀式で逢うけど、君とは早くに逢えたね。」
「お初にお目に掛かります、ディンブラ国第一王子、クリストファー・ディンブラと申します。
光の精霊王にお逢いできて、光栄でございます。
どうぞ、宜しくお願いいたします。」
殿下はしっかり挨拶をして、最上級の礼をした。
殿下緊張しているだろうに、全然そんなこと感じさせない落ち着いた綺麗な挨拶だ。
リフィエロ王もそんな殿下の姿に、まるで子供の成長を見る親のように満足そうに頷いていた。
「ドアーズよりしっかりしているね。
クリストファーで良かったよ。」
?リフィエロの発言はよく解らなかったけど、陛下には解ったのか少し笑っていた。
リフィエロは周りの人を一人一人ゆっくり見ていく。
そして何か納得したようにしっかり頷いて
「みな、素晴らしい。
今、世界は魔災に入った。
そして今、リナティシアの優しさでこの原始の森に結界がはられた。
ここからいよいよスタートだ。
ここから先は、精霊と人とこの世界が力を会わせて魔災に立ち向かう。
リナティシア。君はこれから旅が始まるね。
辛いこともきっとあるだろうけど、楽しいことも沢山ある。
君は楽しいことだけ見てればいいよ。
辛いことは皆ビエントに投げてしまえばいいから。
ビエントは君の案内人だからね。」
「案内人?
ビエント、案内人ってなに?」
「案内人って言うのはね、愛し子が困ったとき、迷ったときに何時でも手を差しのべれる役目なんだ。
案内人が沢山居ても困るでしょ?
だから愛し子を迎えるときは僕たちの中から1人案内人が選ばれるんだ。
常に側にいて愛し子を導く者。それが今回は僕だよ。
リナ、僕を信用して頼ってね。
僕が全力でリナを守るよ!
リフィエロが言ったみたいに、リナは自分のやりたいように行けばいいよ。
辛いことは皆僕に任せて。僕が全力でリナの力になる!
僕の大切なお姫様。」
リフィエロも、ビエントもそれが当然のように言うけど、私は少し恐い。
精霊王達の事を疑うわけでは無いけど、何も強制されないのも不安になる。
誰かにこうしなさい。って言われた方がきっと楽なのにね。
でも、きっとそれじゃダメなんだね。
…………よし!
「じゃぁ、ビエント!
これからも宜しくね。私の事を助けてね!」
「勿論だよ!」
ビエントが凄く嬉しそうに返事をしてくれて、私も嬉しくなる。
よし、まずは魔災についてもう少し知らなくちゃ。
ここまで読んで下さって本当にありがとうございました。
今回だいぶ遅くなってしまいましたが、これからはまた頑張って更新していきたいです。
宜しくお願いいたします。
前回いいねをつけて下さった方本当にありがとうございました。




