精霊王
ご免なさい、大幅に書き換えました。
私が歌っていると目の前の赤の剣の周りが赤く色づき始め、剣から炎が上がり始め、そして真っ赤に燃え上がっていく。
その炎はゆっくりと人の形になっていき、中から現れた人は体躯のいい男性だった。
背は高く190㎝程有り引き締まった身体がとっても素敵な人だった。
髪の毛は短く、目がとても綺麗な深紅。
私と目があると不適に口角を上げてニヤリと笑った。
そこに居るだけで凄い力を感じる。
彼が精霊王なのね。
その時ビエントが私の耳元まで近づいて来て
「あいつが炎の精霊王リアマだ。
熱い男だよ。
何事にも全力で向かっていく情熱感なやつで、嘘はつかないいいやつなんだ。
たまに鬱陶しい時もあるんだけどね~。」
隣にいるビエントが教えてくれるけど、鬱陶しいとか言って大丈夫なのかな(汗)
でも確かに、言われて見ると体育会系タイプの熱い人に見える。
凄く自分に自信がありそう。
私が精霊王を見ていると、今度はその対角にある美しい剣が、青く発光し始めた。
その周りに水が溢れてきて剣の周りをくるくる回り出した。
それがだんだん増えていき、今度は美しい女性の姿になっていく。
彼女は透き通ったロングストレートの水色の髪の毛を靡かせて、まるで深海の深い青のような紺碧色の瞳を持った、とても優しそうな女性だ。
なんて綺麗な人なんだろう。
私と目が合うと、優しくニッコリと笑ってくれて、それがまるで女神様の様に美しい!
「彼女は水の精霊王ヒエロ。
優しく見えるけど、たまに冷たいよ?
凄く冷静に物事を見てて、冗談を言っても返しがクールなんだ。」
んん?次は水の精霊王?
もしかして各属性の精霊王が居るってこと?
じゃぁ精霊王は7人居るってことかしら?
「ビエント、精霊王は各属性毎に居て全部で7人居るの?」
「そうだよ!
この場にある7つの護りの剣はそれぞれの精霊王のものなんだ。」
そうなんだ。
次は深い茶色のどっしりとした剣の下から土が沸いてきてあっという間に女性の形を作る。
作り上がった瞬間周りの土が茶色くひかり、その瞬間中からふわふわのブラウンヘアのとても可愛らしい女性が現れた。
瞳はアンバー色で私と目が合うと、嬉しくて堪らないと言うような笑顔で微笑んでくれた。
「彼女は地の精霊王ティエラ。どんなことも受け止めてくれる寛容な女性だよ。
凄く世話焼きでね、いろいろ優しくしてくれるんだ!
流石大地の精霊王だよね!」
ビエントが嬉しそうに紹介してくれる。
地の精霊王は、見た目は凄く可愛らしい容姿だけど、もしかしたらビエントにとってはお姉さんのような存在なのかも。
母なる大地とも言うから、まさかお母さん?
そして次は新緑のような綺麗な緑の剣から新緑の葉がぶわっと出てきてブロンドのめちゃくちゃ綺麗な男の子?が現れた。
多分男の子よね?背は低めで160cmくらいで、瞳の色が綺麗な琥珀色。
見た目の年齢でいうなら18歳ぐらい?アイドルの様なカッコカワイイ系の男の子かボーイッシュな女の子。
「あいつは緑の精霊王ベルデ。
あいつは甘え上手なんだよ。
可愛い顔して、甘えて、いつもちゃっかり良いとこ持っていっちゃうんだよ。」
ビエントが少し唇を尖らせて拗ねたように言う。
そんなビエントも可愛くて、そっと頭を撫でたげると嬉しそうに頭を擦り付けてきた。
私からしたら、ビエントも十分甘え上手だと思うけどね。
でも緑の精霊王も甘え上手なんだ。確かにあんな可愛い顔で甘えられたら、何でもしてあげたくなっちゃうかも。
次は金の輝く剣だ。残りからいって、これは光の精霊王ね。
刺すような光ではなく優しい光が剣から放たれて、これまた超イケメンの男性が現れた。
背は高くて、さらさらブロンドの少し長めのショートヘアにめちゃくちゃ甘いマスク!これはヤバい!
もし、彼がホストでもしたら世間の女性は、皆全財産つぎ込むかも!!ってくらいヤバい!
「あいつは光の精霊王のリフィエロ。
多分一番冷静で頭がいいよ。
女性にとっても優しいしね。
リナ好きになっちゃダメだよ。」
へーーー。見た目だけでなくて、知性と優しさもあるならもう完璧よね。
次は黒い剣からゆらりと黒い影が出て来た。
影なのに、意外なことに凄く安心する。何か闇って悪とか、悪いイメージがあったけど、闇の精霊王は凄く優しい雰囲気を持ってる。
腰の辺りまである黒のストレートヘアに、深い黒の瞳のスラッとした女性。めちゃくちゃ格好いい美人だ。
「彼女は闇の精霊王オスクーロ。
物静かな女性で、芯がとても強いよ。
リナと一緒で歌が好きなんだ!彼女が夜に歌ってくれたら、皆一瞬で寝れるよ!」
そうなんだ!彼女も歌が好きなんだ。ゆっくりお話し出来たら嬉しいなぁ。
それに、心が強い女性って憧れるなぁ。是非仲良くなりたい。
………あれ?
そういえば、風の剣はまだ何の反応も無いけど………
風の精霊王はどうしたのかしら?
まさか来れないとか?
私がちょっと焦って、まだ出てこない風の精霊王の剣を見ていると、ビエントが私の横から前に来て、笑いながら自分に手を当て
「リナ、
僕が、風の精霊王ビエントだよ。」
えっ!?ビエントの言葉に私がびっくりしてると、優しい風が一瞬私を包んだ。
そして私の前には、急に大きくなったビエントがいる。
今までの様な、小さくて子供みたいなビエントじゃなくて、身長も私よりずっと大きくなって、体格もしっかり筋肉のついた大人の男性だ。
それに何時ものふわふわの白い服じゃなくて、他の精霊王達が来ている服と同じ、凄くしっかりした作りの服を着ている。
空色の瞳と薄い黄色のふわふわの髪は何時もと変わらないけど、急に大きくなっちゃったな。
風の精霊王だったのね………
「リナ、僕は君が生まれた時からずっと君を見守ってきたよ。」
ビエントは片膝を着いて、私と目線を合わせながらゆっくり話し出した。
「リナの笑った顔も、泣いてるときのリナも、悔しくて我慢している時も、みんな大好きだよ。
僕の大切な愛し子。」
ビエントがそっと私の手を取り
「私 風の精霊王ビエントは、愛し子リナティシア・シュトーレンに変わらぬ忠誠をここに誓います。」
えーーーーー!なになに?
これがもしかして精霊との契約なの?
これって何か、騎士が王に忠誠を誓うのみたい。
大人になったビエントはめちゃくちゃイケメンだし、もードキドキして息が苦しい!
まさか私がこんな、本の中のお姫様の様に忠誠を誓ってもらえるなんて!!
私が一人脳内で興奮して、固まっちゃってると、ビエントが下から私を見上げるような上目遣いで
「リナ?僕の気持ちは受け取ってくれるかな?」
なにこれ。もーーーカッコいい!!
ビエントがキラキラしてる。
でも、ここはこらえて返事をちゃんと返さなくちゃ!
「………私、リナティシア・シュトーレンは、風の精霊ビエントの忠誠を受け入れます。」
よし!言えた!
ビエントは嬉しそうに微笑んで、そっと私の手の甲に優しく口づけをしてくれた。
その瞬間私の手の甲に、エメラルド色の光が雫型に光った。
今のは………
光はそのまま私の中に消えていってしまった。
「ありがとう、リナ。」
ビエントは私の手を離すと、次の瞬間風の剣の前にいた。
今、7本の剣の前にはそれぞれの属性の精霊王が居る。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
かなり書き換えて決まったのでこの話、読み返して頂けたら嬉しいです(^_^;)
これからも頑張るので宜しくお願いします(*´∇`*)




