始まりの塔 7
27日の目標に間に合わずごめんなさい。
なんか今回はいろいろ迷って難しかったです(-_-;)
あれからひとまず城に帰って、次の日の時間を決めて、少し話してから家に帰ってきた。
絶対的に信頼出来る人かぁ。
私が信頼出来る人って、やっぱり家族かな。
何時も私の事を大事にしてくれる皆。どんな私だって何時も受け入れてくれた掛け替えのない存在だ。
家族になら生命だって預けれるわ!
よし、皆に相談してみよう。
私が勝手に決めるのは良くないものね。
私が皆に相談があるからお話したいとアンナに伝えて貰ったら、皆直ぐに集まってくれた。皆本当に優しいなぁ。
私は本当に家族に恵まれてるな。
この家に産まれてこれて良かった。
「リナ、相談があると聞いたけどどうしたんだい?
今日行った原始の森で何かあったのかい?」
お父様が不安そうに聞いてくれるけど、そうだ原始の森についても報告まだだった。
お父様は行く直前までついて行くってごねてたものね。
取り敢えず、今日行った原始の森の事、聖獣ハクトの事、結界が張れたことなどを皆に説明して、
「それで、ビエントが塔を開くときは絶対的に信頼出来る人を連れてくるようにって。
私が着いて来てほしいのは皆なの。」
少し不安になりながら皆に打ち明けてみると………
「嬉しいよ、リナ!
私の事を信頼して連れていってくれるなんて!!
勿論着いていくよ。リナの為ならどんなことでもするよ。
必ずリナを守って見せるよ。」
お兄様がにっこり笑いながら本当に嬉しそうに言ってくれるから私も凄く嬉しくて………
でもお兄様、どんなこともするなんて簡単に言ってしまうのは不安もあるよ。妹だから良いけど、いつかお兄様が恋をして相手にそんなこと言ってしまうのはどうかと………
「あら、私も当然リナと一緒に行くわ!当たり前じゃない。
私の方がお兄様より同姓としてもリナの事を解って上げられるし。
リナ、私に任せて!」
お姉様が当然!と言ってくれて私の事を優しくハグしてくれる。
お姉様も大好き。
でも、お姉様とお兄様はよく張り合ってるわよね。年が近いからライバル視してるのかしら?
今回一番迷ったのは弟のリゼ。
リゼは巻き髪ふわふわの金髪に、翡翠の大きなお目目をした可愛い子。まだ5歳だから連れていくことは少し迷ったけど、でもやっぱり本人に直接聞きたくて。
今までに聞いた魔災の話を考えても、きっと直ぐには終わらない。
きっとこれから長い時間がかかるんだろうな。
そんな中、私だったら後で聞かされるよりちゃんと聞いてほしいって思う。
リゼはどうなんだろう?リゼを見てみると、私と目があってふわっと笑うと顔をこてんっと横に傾けながら
「リナお姉様とお出かけ楽しみです!」
何これ!可愛い!
ニコニコ笑いながらそんなこと言ってくれると嬉しい!
リゼも来てくれるの嬉しいけど、私がリゼを見ていれるか自身無いし、そこはどうしよう?と思ってたら、お母様がリゼの事は見てくれるから心配はないらしい。
ありがとう、お母様!
じゃぁ、私は家族皆と明日は行けるのね。
****************
城では陛下が今日の原始の森での事について、クリストファー殿下と、ルトガー騎士団長それぞれから報告を受けたあと1人執務室にて明日の事を考えていた。
自分の予想通りに進んだことに満足しながら頷き
「………始まりの塔が開いたのか。」
その時、陛下以外誰も居ない執務室で不意に風が揺れた。
陛下がゆっくり振り向くと、そこにはビエントが居た。
「こんにちわ、人間の王。」
ビエントが陛下をじっと見つめると、陛下はまるで待っていたかのように笑った。
「僕は風の妖精ビエント。君は?」
陛下はフッと笑うと
「私の名前はドアーズ・ディンブラだ。」
「リナティシアのお陰で、始まりの塔が無事開いたね。
いよいよ魔災のスタートだよ。」
ビエントは普段リナに見せるような可愛い笑顔ではなく、威圧感のある笑みを浮かべながら話し出した。
「今まで原始の森に集まっていた魔が、これからは世界に広がっていく。
明日の始まりに連れてくるものは絶対的に信頼出来る者のみ。
リナに危害を加えるような者は決して入れるな。
これは、絶対だ。」
「リナティシアは世界の中心なんだね。」
陛下はニコニコ笑いながら言う。
子供の頃のリナにあって愛し子を知ってから、気になった魔災について調べた。
だが、この国の始まりを記録した廻国記にその名前はあるのに詳細はどこにも全く書いてない魔災。
陛下は明日が楽しみで仕方がなかった。
「ビエント、明日が楽しみだよ。
明日は宜しくね。」
そんな陛下にビエントも笑って
「そうだな。明日が楽しみだな。」
****************
「アレク、明日は一緒に来てほしい。」
クリストファーは小さい頃から一緒に育ってきて、将来は自分の近衛になる予定のアレクセイを一番信頼していた。
「私はいずれこの国を継ぐものとして、魔災を必ず終わらせたい。
私に何が出来るか、それはまだ解らない。
だが、自分に出来ることは全力で力になりたい。
どうか、アレクにも助けてほしい。」
クリストファーは今回の原始の森で何も出来なかったことが少し歯痒かった。
未だに魔災についての情報が少ない。この先何があるか解らない。
だが、自分にとって大切な精霊姫のリナティシアの事を必ず守りたいともう一度自分に誓った。
自分が手に届かない事も、これから沢山出てくるだろう。
そんな時は自分が最も信頼できるアレクになら任せられる。
「クリストファー殿下。
その願いありがたく承けさせて貰います。」
アレクはクリスに信頼されてそう願って貰えたことが嬉しかった。
今はまだ見習いではあるが、将来はクリスの近衛として、忠誠を誓うと考えていた。
そして、リナティシアに逢えて変われた自分が居ることも自覚していた。
優しくて明るい、リナティシアの笑顔を守りたい。
繊細で折れてしまいそうにも見えるのに、凄く強くてしっかりしているリナを守れるようになりたい。
クリスやリナを守れるように、もっと強くなりたい。
ここまで読んで下さってありがとうございます。
今回は自分の中でいろいろ迷ってしまって、しまりがなかったらごめんなさい。
また次も頑張りますので宜しくお願いします。
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