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始まりの塔 6

何時も読んで下さってありがとうございます。

目標の21日に間に合って良かったです(°▽°)

「ハクト、久しぶり!」

元気よくビエントがハクトに近づいていく。

「ビエントか。久しいな。

今代はビエントが案内人なのだな。」

「そうなんだ!」

案内人?なんだろ。ハクトはめちゃくちゃ嬉しそうだから良いことなのかな?

ハクトとビエントは仲良さそう。旧知の仲なのかな。

「ハクトは今の王には会ったことあるの?

この後はリナティシアは精霊王と逢うことになるけど、王も来るし。」

ハクトとビエントが話が盛り上がってるし、取り敢えず少し離れて他の人にも説明しなきゃね。




私がハクトとビエントから離れてクリストファー殿下やアレク、騎士団の皆さんの所に行くと、皆はなぜか胸に片手を当てて、片膝をついて頭を下げる騎士の礼をする。

んん?何これ?もしかして私にしてくれてる?

「リナティシア令嬢、原始の森に再び光を呼んでくれてありがとう。

ディンブラ国第一皇子、クリストファー・ディンブラが、リナティシア令嬢に心からの感謝を捧げます。」


えええっ!?クリストファー殿下が国と自分の名を正式に名乗って私に礼をしてるれる。これって真剣な言葉だ!

でも王族が頭を下げるなんてあっていいの?

前世日本人の私はそこのところまだよく解ってないし、リナティシアとしての7年分の知識でも解らないけど、あんまりよくないんじゃ………

「殿下!どうかお顔を上げて下さい、私に頭を下げるなど王族がしてはいけませんわ。」


私が焦ってクリストファー殿下に声をかけると、顔を上げながらにっこり笑って

「愛し子は神と同列。この国では陛下と同列の存在なんですよ。

そして、この原始の森はこの国にとって掛け替えの無い場所です。

原始の森を救ってくださったことは、国を救って下さったと同じことです。」


うーーーん、なるほど。確かに始まりの塔に魔が入ってしまったら世界が終わるってビエントも言ってたし、救ったと言えば救ったのかなぁ?


「わ、解りました。

クリストファー殿下からの感謝確かに受け取りました。

だからどうぞ立って下さい、殿下。」

何か王族に頭を下げられるなんて初めてだし、めちゃくちゃ緊張する。


殿下がそっと立ち上がってくれると今度はその後ろにいた騎士団長様が、

「リナティシア令嬢、本当にありがとうございます。

リナティシア令嬢の歌は本当に素晴らしかったです。

森だけでなく、私自身の心も浄化されました。流石愛し子様です。

これからもまた、微力ではありますが、私も力になりますので、何時でも頼って下さい。」


騎士団長様が私に優しく微笑みながら言ってくださる。

でも騎士団長様もこの7年間ずっと陛下とこの森が瘴気に呑まれていくのを見ていたんだものね。

凄く正義感のあるお方だし、もしかしたら自分で何とかしたかったのかもしれない。

それを私が歌を歌って払って、気分を害されて無いと良いんだけど………

でも瘴気は戦って何とかなるものじゃ無いみたいだから仕方ないと思って貰えれば。

でも悔しかったりするのかな?

自分の心も浄化されたって言うのは、7年間のストレスがはれたとか?でも、取り敢えず


「騎士団長様、ありがとうございます。

きっとこれからもいろいろとご迷惑をお掛けするかと思いますが、宜しくお願いします。

今回沢山の不安がありましたが、皆さんが一緒に居て支えて下さって助かりました。

こちらこそ、ありがとうございました。」


あんまり予測不安ばかり募らせちゃ駄目よね!

ここは素直に受け取っておこう。

私が答えると騎士団長様も納得したように頷いて下さったからよしとしよう。


「リナ、お疲れさまです。

リナの歌はとても素晴らしかった。まさに天上にも昇る素晴らしい歌だったよ。

長い時間本当にお疲れさま。

身体は大丈夫?疲れているんじゃないかな?」


アレクが凄く気を使った優しい言葉をくれる。もーーこの7歳児本当に泣ける。私の歌を褒めつつ体調心配してくれるって絶対7歳児じゃないでしょ!おネーサンはビックリです。

「アレク、ありがとう。

途中も水とかくれたり、気遣ってくれてありがとう。

私は大丈夫だよ。」


さて、取り敢えず原始の森に結界がはれたし、始まりの塔のイバラも無くなったわ。

この後は陛下に報告をして鍵を借りるのよね。そして、いよいよ塔を開くのだわ。

そしたら精霊王に逢えて、魔災について詳しく聞けるのね。





「リナ、クリストファー、アレク、ルトガー。

ちょっとこっちに来てくれるかな?」

ビエントが笑顔で私達を手招きして呼んでる。名指しって事は他の騎士団の方は連れていっては駄目なのね。

私達がビエントとハクトの方へ移動すると


「リナを含め、皆頑張ったね!

リナありがとう。ハクトは目覚めれたし、森には結界が張れたしこれでやっと用意が整ったよ!

この後はディンブラをこの地に呼んで、鍵を開けてようやく精霊王に逢うことが出きるよ。」

そっか、やっと精霊王に逢うことが出来るんだ。

私が探す人も、魔災についてもいろいろ聞けるのね。

「先ず、リナもクリストファーも塔に入る時、絶対的に信頼出来るものを一緒に連れてくるんだ。

ルトガーはディンブラにもそう伝えてほしい。」

絶対的に信頼出来る人。

「ビエント、それは1人だけかしら?」


「いいや、何人でも良いよ。

ただし、絶対的に信頼出来る人。

この者になら自分の生命を預けれると思える人を連れてくるんだ。

塔を開くのは明日だ。

明日までに考えてまたここに来てほしい。」


ここまで読んで下さってありがとうございます。


いいねを下さった方ありがとうございます。これを励みにまだ次も頑張りますね!

次回は27日を目標に頑張ります。宜しくお願いします!

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