Re:ダンジョン2
某本格スマホカードバトル(笑)を遊んで居て遅れかけました。すいませぬ。
シープアイランド 64層
「暑い!」
俺たちはあれから順調に進んでいる。はずなのだがまだ4階しか降りていない。何故ならこの地形。62階層から溶岩が流れる火山地帯になっているからだ。
「そんなこと言っても仕方ないでしょ。早く階層進めていけば地形も変わるはずだし、さっさと行こう。」
アイリがそう言いつつ手でパタパタと扇いでいる。地形が変わってからみんな軽装に着替えて進んでいるのだが、全然体感温度が変わらない。すぐ横を見れば溶岩が滝のように流れているのが目に入る。
61階層は草原だったし、一体どうなってんだ?
と悩ませながらも足だけは止めない。一応10分おきに休憩を挟んではいるが、男子どもはとにかくアイリが辛そうだ。さっさと突破したい。
〜〜〜〜〜〜
しばらくして目の前に赤い色の羊が現れた。赤いと言っても全身に炎を纏っているからだが。
羊が俺たちを認識して突進の構えを取る。
それを見て全員で戦闘態勢をとって迎撃する。
「メェ!」
炎を撒き散らしながら突進してくる赤い塊。
一気に距離が縮まっていく中、アイリが補助をかける。
「《神聖魔法:全耐性〈中〉付与》!」
50cmほどの長さの短い杖を掲げて唱える。
最近必死で訓練した賜物か、どうやら無詠唱化できるようだ。
俺たちの周りに淡い光が漂う。
効果が付与された証だ。
それを確認してハヤトが駆ける。
ハヤトの姿がブレて消える。
そのすぐ後には羊の横腹に居た。
「《武技:五月雨》!」
両手に構えた双剣が光る。すると羊が「メェエェェ!?」と悲鳴をあげて横に吹き飛ぶ、よく見てみると身体にはいく筋もの傷が付いていた。
相変わらず速すぎるな。と思いながらも隙を見せた内に突撃を開始する。
俺のすぐ横からミキヤによる支援が飛んでいく。
小さな爆発を起こしながらも羊が起き上がる。
ここまでくるとやっぱりタフだな。
そう感じながらも武技を使う。
「《武技:剛断》」
エクスカリバーを縦に力一杯振り下ろし、羊の顔にぶつける。
しかし、狙ったところに当たる瞬間に羊が頭を揺らしたため角に当たる。
ガン!と硬質な音が響き羊の足元にヒビが入る。
それと同時に折れた角が宙を舞う。
それをハヤトがさりげなくキャッチしつつ揃って下がる。
衝撃で動きがおぼつかない姿を見て、コクリ、と頷く。
すると後ろの方から氷の塊が飛んで行く。そしてさらに俺たちに補助がかけられる。
足を踏みしめて、衝撃に備える。
氷の塊が羊に当たった瞬間、
ドォォォオン!!と凄まじい爆発音とともに白い煙が襲ってくる。
視界が遮られる中、集中力を高めて周囲を警戒する。
やがて煙が晴れる。
羊の方をみると、形も留めずに消し飛んで居た。
「なあ、このやり方だと素材が全く入手できないんだが?」
ハヤトがジト目でミキヤを見る。
それに視線を逸らしながらもミキヤが答える。
「だってこっちの方が簡単じゃないか?しかも安全だ。素材だってまた来れば手に入るんだ。気にすることはない。」
アイリがやれやれと首を振る中、グループは歩みを再開した。
〜〜〜〜〜〜そんなこんなで2時間後〜〜〜〜〜〜〜〜
「よし、やっと着いたな。」
目の前には俺が(身長175.3cm)縦に6人ほど並んだら届くような高さの両開きの大きい扉があった。
「つ、疲れた。」
ハヤトが息を荒げて尻餅をつく。
あれからあの羊どもの団体と出くわして急いで逃げたため、みんな疲れているようだ。
何故かミキヤは平然と佇んでいるが、、、、
「ミ、ミキヤはなんで平気なんだ?」
ハヤトがアイリから水をもらって勢いよく飲んだ後、そう尋ねた。
「ん?いや、魔法で氷を作って涼んでいるだけだが?」
それに対しミキヤはあっけらかんとそう答えた。それを聞き、ハヤトが食ってかかる。
「俺にもそれをしてくれれば!「残念だったな、固有スキル《一筋の魔力》の影響で他者にかけると効果が下がる上にMP消費も馬鹿にならなくなるんだ。我慢して来れ。」、、、うい。」
がミキヤに挟まれてシュンとなる。
しかし、疑問が出た。
「じゃあなんであの時は氷が飛ばせたんだ?」
俺の問いに何を当然のこと、とでも言うような顔で答える。
「それは攻撃魔法だから、、、、あ。」
「今すぐさっきの氷塊を出せ。さもなくば死だ。」
「ダメだよ。ハヤト!」
なるほど、とミキヤが手を打ち。それを見てハヤトが双剣に手を伸ばし、それをアイリが止める。
チーム内の環境は良いようだ。と少し子供っぽいやりとりにほっこりするのだった。
「ミキヤ、あとで見張りの刑な。」
そう言い渡して。
サンとアイリは親みたいなものだな。はっはっは。




