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SSリーチ

しばらく登場してなかった人だよ。。。。ごめんよ。


「うーーん?どこだここ?」


僕は今、迷子になっているようだ。あれからサン達と別れてギルドに向かっていたんだけど、、、道を間違えてしまったらしい。

来た道も時間をかけすぎたため全然覚えていないし、加えて一応宿には止まった訳だけどチェックアウトの時とかに聞くのも忘れてしまっていた。

後の祭り、というものなのかな?


ということで、腕を組み路地裏の十字路にて考えているのだ。左は真っ暗で不気味。まっすぐだとホームレス達が跋扈してそうな雰囲気が漂っている。後ろは先程来た道だから余計に迷う気しかしない。

一応ここから右に行けば人通りの多いところに出られそうだけどこの見た目(褐色肌+鋭利な角)絶対に悪目立ちしていいことなさそう。宿でもそうだったし。

あの時はジロジロと見られて肩身が狭かったなあ。


ため息を吐きつつも方針を固める。


「よし、仕方がないから大通りに出ようか!」


ぽんと手を打って右へ進む。


さあ!ここを出て道を聞いてさっさとギルドへ行こう!!


と数歩歩いた時。


「よお、にぃちゃん。こんなところで、どうしたんだ?」


ゴツゴツした手が肩に置かれる。

振り向いてみると身長が190cmはあろうかという筋肉の塊がいた。いや、人間だよ?けど何故か頭が悪そうに見えるんだよね。

まあ、その体躯のせいで元々狭い路地裏がさらに狭くなったように感じた。


じっと見たまま動かない僕に痺れを切らしたのかドスの効いた声で話し始める。


「にぃちゃん。ここに入って来ちまったからには、通行料を払ってもらわねえとな?ここは俺の土地なんだ。代金は有り金と持ち物全部でいい。さっさと渡してとっとと家へ帰りな。嫌ならここで殺りあおうじゃねぇか。」


拳を打ち付けていかにも戦闘態勢ですよといった感じだ。

別にこんな奴に負ける気がしないんだけど、、、一応ステータスだけは観ておこうか。


「《ステータス数値化》」


ボソッと聞こえないようにして発動させる。


ハング

lv30

HP1000

MP10


筋力3000(A)

魔力200(D-)

体力800(B)

敏捷500(C-)

運300(D)


スキル

盗賊lv10

ナイフ使いlv3

打撃威力強化lv5

攻撃力強化lv8

体力強化lv2


固有スキル

路地裏の覇者(特定のステージにてステータスにプラス補正)




見た瞬間、あ、これ、倒しちゃったら面倒な奴だ。と感じた。

見た目的にも悪い大男だし、多分部下もいるよね。絶対に後々復讐だ!とか言って襲って来そうだもんね。


よし、面倒だからなかったことにしよう。


とおもむろに片手をあげる。

それをどう捉えたのか男の顔が歪むが気にせずに指をパッチンとならす。


「《暗黒魔法:催眠》」


対象は目の前の大男。無詠唱化したため構える間も無く男の目から光が消える。

動かなくなったところで命令をしておく。


「《命令。僕に関してのここで起きた一切のことは忘れるように。》」


僕の言葉に


「あい、わかりやした。」


男が虚ろな目をしながら答える。

それを見て大丈夫だと確認すると「じゃあね!」と走って路地裏を出る。


突然出てきた僕に数人の通行者が注目するが、


「《神聖魔法:カモフラージュ》」


の魔法で何事もなかったようにそれぞれの用事に戻った。


カモフラージュ。自分の姿を変化させるだけの魔法なんだけど、僕のレベルになってくると自分の姿を変えただけじゃなく、その前後に起きた事象を誤魔化すこともできるようになる。まあ、あくまで誤魔化すだけなんだけどね。


その後、果物屋にて親切なおじさんから道を教えてもらいました。ありがたい。

お礼がてら果物をたくさん買ってあげた。




しばらくして、



「おおーー!!ここがギルドかー!」


どれだけ時間がかかったことだろうか。まさか反対側にあったとは。

あれから2~3泊して漸くたどり着いた。

目の前には大きな扉と建物。ユキチから借りた本の中にあったギルドそのものがあった。


「やっと着いた〜。」


と押して入ろうとした時、


「はぁーーーーーー。」


というため息とともに


「「あ。」」


ユキチがギルドから出てきたところだった。






大男は大抵悪者っていう、、、何だろうな、、、悲しいなあ。

あと、メリークルシミマスですね。妹達からケーキをもらったので3人で食べました。


やったぜ。

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