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一転攻勢6 (龍殺し)

あ、受験勉強のため、投稿が遅れてきています。ルナです。

いや、、、そろそろ序盤を直さないと、、



「何!?」


急に加速したことに驚いているのだろうか。

まあいい。このままさっさと終わらせてしまおう。

私は返り血で少し赤くなった手を舐める。

あゝ、この鉄臭くて、独特の味。たまらないわあ。


恍惚とした表情になるのも無理はないだろう。こんなにも美味しいのだから。


それを見たリュウトは少し恐怖を感じたのか身を震わせる。そして警戒しながらこちらに構え治る。

まあ、また背後から来るかもしれないという恐怖の中でどこまで耐久できるのか。見ものだ。


「今、何をしやがった?」


「んっ、、ふぅ、、、、そうだね、、時間の流れをゆっくりにして見たっていうだけだよ。」


顔を戻して、落ち着かせた後に応える。

律儀に待っていてくれるなんて、、、なんて訳ないんだろうけど。見直したわ。


私のネタばらしにやはりか、と言うような表情を見せる。

良いね、、どんどん絶望してくれたまえ、、

表情がまた崩れ始めてきてしまう。


堪らない、、堪らないぐらいに、、興奮する。

何もできずにただ一方的に嬲られ続けるのを幻視してしまう。

あゝ、さっさと実行しよう。


素早く腰を落として脚のバネを十全に使い、一気に近寄る。


「くっ!」


急激な突撃に身構えるが、今回は迎撃して来ないようだ。

良い判断だと思う。ーーーけど、残念だったね。


大きく振りかぶり、勢いのままに刀を振り下ろす。

衝撃に備えてリュウトが身を硬くした時、私の姿がブレて霧のように消える。


突然の出来事に目を見開いて驚いている。

その隙に、


リュウトの背後にまたもや霧のように現れる。

既に振り下ろすモーションに入っており。


ザシュ!


「ガッ!?」


先ほどつけた傷に合わせるようにして斬りつける。

傷をさらに深く抉られた痛みに苦悶の表情を浮かべながらも今度は水平に大剣を自身を独楽の軸のように使って振り回す。


流石にそれは予想外だった。

と驚く。

そのまま


ザン!


と私の左腕が飛ぶ。


鮮血が傷口から噴き出すが気にすることは無い、と平静を保つ。


どうせ暫くすれば治る。と思いつつステータスのHPとMPを見る。


HP

83605/100000

MP

206000/500000


どんどんと流血のせいか減ってきているがだんだんと減る速度が遅くなっていく。

それと同時に私の鼓動が早くなっていく。

龍人になっている訳だし、これぐらいの傷はすぐに治るのだよ。

伝説とかでも龍は急所を突いて即死か、首を切り落とすぐらいしか殺し方が無いぐらいだからね。


リュウトの目の前で腕が治っていく。骨が生えてきてそこから肉が再生されて行き、そして皮膚、鱗まで治るまでに僅か1分。

こちらが動かないのを良いことに態勢を整えていたリュウトが気づき、舌打ちをする。


私の切り飛ばされたはずの左腕は、もう先ほどよりもみずみずしい状態で再生されていた。

トカゲとかだって手を切り落とそうが生えてきたりするらしいし、それに似たようなものだと思ってくれれば良いかな。


開いたり閉じたりしながら感触を確認する。

特に問題は無いとわかったところで、今度は鞘を作って刀を納めておく。

そして、手を上に突き出し、詠唱を始める。


「《創造魔法:我、神の理にありしもの。我が作りしものは絶対の理。我が創るは完全なる世界。

顕現せよ:次元の「《壊魔法:消去(delete)》!」


私が言い終わろうとした時にリュウトが《壊魔法》を使って魔法陣を破壊する。

ガラスの破片のように飛び散っていく最中、リュウトが私に向かって駆け出した。

それと同時に気配の反応が増える。


忘れてたわ。

リュウトじゃない方の気配に左手を向け


「《創造魔法:無限の宝庫(インフィドトレジャー)》」


空中に魔法陣が展開され、気配があったところを中心に半径50mほどに巨大な財宝の雨を降らせる。

ドン!ドン!と街並みが壊れていく中、ふと背後に気配を感じる。

慌てて首を捻って振り向くと。


エクスカリバーを下ろそうとしているキョウスケの姿があった。


しまった。やられた!?

そう思った瞬間。


ドスッ。


私の腹部から金色の輝きを放つ聖剣。エクスカリバーが生えていた。


「なっ!?」


驚き、戸惑い、一瞬頭の中が真っ白になった。

そしてそこに追撃が加わる。


「これでッ、どうだッ!!」


ジャンプして重力と自重が乗った一撃を叩きつけようとする。それと同時にリュウトの背後に剣が5本浮かび上がる。それも一斉に私の方に向かって行き。


ザザザザザン!


脇腹、肩、胸、全身に剣が突き刺さったが。刀を抜刀して、頭だけは死守する。そして威圧を飛ばし、動きを止めたリュウトを蹴り飛ばす。その後、背後にいたクローンを魔法を暴走させることで爆発を起こし吹き飛ばす。


「くっ。」


血がぼたぼたと流れて行き、HPがめまぐるしい速度で減っていく。

急いで剣を抜いていくが、リュウトの剣に返しが付いていたのか、なかなか取れない。

繊維を引きちぎるのを覚悟で力一杯引き抜く。

ブシャア!と勢いが増す。

焦りながら無詠唱化して魔法を唱える。


「《還元》!」


叫んだ。が、一向に傷が癒える気配が無い。

何故!?、と思いリュウトを睨み付けると、視線に気がついたのか口内の血塊を吐き出して、大剣を支えにしつつ、答えた。


「今更気がついたか。ハッ、それはな、ドラゴンキラーっつうエンチャントがかけられてんだ。効果は竜族、龍族に対する筋力補正。切れ味補正。耐久補正。加えてダメージ増加にこの剣でつけられた傷は癒えないっつうものだ。どうだ?効いたか?」


嘲笑とも取れる笑みを浮かべながら。


「あ〜あ、、、ゴフッ。まぁた、負けかあ〜。」


私の最後の言葉はそれだった。


視界が突然グルンと回転して、自身が倒れる音と共に、私の意識は暗転した。








ユキチ君が死んだ!


人でなしが死んだ!

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