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一転攻勢5(交代)

リュウトくんがチートになって帰ってきました。

テーマは筋力特化型です。

コウヘイくんと対なす存在です。

「オラッ!」


リュウトが掴んでいた頭ごと空中に放り投げる。

そこに素早く抜き出した大剣の腹を


ガン!


「ヒギッ!?」


叩きつけたっ!

そのままユキチの身体が吹き飛ぶ。

2~3回バウンドして、ゴロゴロと転がる。

やったか、

そう思った時。


「あのねえ。少しは手加減してくれないかな?」


淡い光を纏い、血を吐き捨てながらユキチが起き上がる。

回復系魔法?と思ったがユキチのスキル的に治癒魔法は持ってないはずだ。

と思いつつもリュウトに投げかける。


「リュウト!回復してる!追撃を!」


「何?、、、わかった。」


ダン!


俺の言ったことを確認したのかすぐに駆け出す。

初速から凄まじい速さで距離を詰めた。


「ふん!」


「うわっ!?」


ブォン!


体を捻って遠心力を乗せた一撃を放つもしゃがんで回避される。

しかし、そこからすぐに次に派生する


「《武技:天断》!」


大剣の重量をうまい具合に流しつつ上段から垂直に叩きつける。

それを


「《想像魔法:イージスの盾》!」


ガキィィイン!


あたりにあまりの強さにか衝撃波が生まれる。

50mは離れているここにまで届いたのだから凄まじい威力だとわかる。


ピキッ


嫌な音がして注目すると

ユキチの持っている盾にヒビが入っていた。

ユキチも驚いた表情でそれを見ていたが、すぐに姿が消える。


リュウトのすぐ目の前に転移したようだ。

息が荒いが、傷がほとんど治ってしまっている。

どんなスキルなんだろうと思いつつも援護に向かう。



「全くもう、こんな幼気な少女相手に手加減っていうものはないのかね。」


やれやれとでも言うように手を横に振りながら話している。

もう息が治っている。

一体どんな手を使ったと言うのか、、


「まあ、確か、お前とは戦ったことが無かったからな。今の自分の力を試すついでにやっているだけだ。」


リュウトも大剣を肩に担ぎながら疲れた様子もなく答えている。

なんか、、、置いていかれる気がする。



「んで、だ。とっとと本人を出しやがれ。お前とはやっててつまらん。手応えがない。さっさと代われ。」


リュウトが辛辣に言い放つ。

一見隙だらけに見えるこの状態でもこうしてみると先程からずっと隙がないとわかる。

いつのまにこんな風になったのか、、、。

それを聞いてユキチが


「あーー、、はいはい、わかりましたよ。交代するから待っててね。」


とつまらなさそうに言いながら。虚空を見つめ初めていた。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


神域に電話の着信音のような音が鳴り響く。


「おい、お主、呼ばれておるぞ。出なくて良いのか?」


隣でルナが尋ねてくる。

はいはい、わかりましたよ。面倒くさがらずにさっさと片付ければいいんでしょ。

と私は怠そうに体をコタツから引き抜いて連絡に応じる。


「はいはい、こちらユキチですよ。はいはい、あーー、はいはい。だいたい事情は知ってるから、、、うん、、、うん?、、、まあ、いいけど、じゃあ、さっさと代わってね〜。」


ステータス画面を開いて連絡に応じる。

ざっくりとすれば交代したいんだけどそっちへ行っていい?、である。まあ、神域は結構広いし問題はないだろう。と互いを交換する。


「さぁ〜、て久しぶりに5割ほど本気を出しますか。」


光に包まれながら、私の心はワクワクしていた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


突然ユキチの周りからボンッと煙が出てくる。


そして中から


「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃ〜ん。ユキチさんだよ〜。」


とニコニコしながら眼の色が戻ったユキチが現れた。

どうやら元に戻ったらしいが、、、、正直違いがわかりにくいな。


俺がそう思ったと同じく、リュウトは変化を感じたらしく。


「クックックッ。さすが神さまだ。強そうじゃねぇか。」


と言いつつペロリと舌なめずりをする。眼が生き生きとし始めていた。

あ、やばいわ。

そう感じた瞬間。


両者の姿が掻き消えた。


と次の瞬間には


ガン!


2人がぶつかり合っていた。

ユキチが持っているのは日本刀に見える。がバチバチと電気を纏っていた。

互いに一合した後に後ろに飛んで距離を取る。


どこで援護すれば良いんだ、、、と思いつつ俺は見守るのだった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「おうおう、いつのまにそんな馬鹿力を手に入れたのか不思議だねぇ。」


先ほどの一撃を受けた時に手首をやられてしまったようだ。

と左手首をチラッと見て分析する。

筋肉を痛めただけで特に問題は無いと判断して構え直す。どうせ龍の治癒力でなんとかしてくれるだろう。

と視線をリュウトに戻す。


相変わらず肩に担いで余裕を持っているが、、電気を纏ったこの剣を受けてダメージが入ったはず。と思いたい。


こちらに来ないのをいいことにさっさと詠唱を済ませる。


「《詠唱:我に力を、彼に呪いを!:大きな孤独の古時計》!」


素早く詠唱する。

魔法陣が私を囲むようにして広がって行き、ドーム状になる。

そして鐘の音が鳴り響く。


ゴォォォオン!


するとだんだんドーム内が薄暗くなって行き、夜のロンドン風の街並みに変わる。

リュウトも面白そうに見回している。

わざと見逃していたのか、、と内心毒づくが、好都合だと切り替える。


「さあ!始めよう!制限時間は10分だ!」


そう言って街道を踏み砕き、走る。


「む?」


刀一本で突撃してきた私にリュウトは疑問を感じつつも迎撃の構えを取る。

そして射程距離に入った時にリュウトが大剣を振り下ろす。

私に当たるかと思った時に

ポーーーン


鐘の音が鳴る。


その瞬間に私の身体が一瞬薄く光った。


すると、辺りが急激にゆっくりと進み始める。

そして、そのタールのようにどろっとした時間の中で唯一自由に動ける私が振り下ろされる大剣のすぐ横をすり抜ける。

それを見てリュウトの瞳が僅かに揺れ、切り返そうとするが、、遅い。


真後ろに回り込んだ私は刀で斜めに斬り落とす。


ザン!


そして元の時間の流れに戻る。


リュウトは今の一瞬の私の加速に狼狽しているようだ。

ニヤリ、と私の顔に笑みが浮かぶ。


さっきはよくもやってくれたな。と言わんばかりに。









若干また書き方がぶれてきているのに不安を覚えながら受験勉強をするスタイル。

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