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1万+35対15万の戦 10(神罰)

あらすじ

イズミがゲイザーを召喚した。

爆散!

さて、次はなにしようかな。

「《黒魔術:召喚:上位悪魔(ハイ・デーモン)》!」


イズミがそう唱え、また本からページを破り捨てる。

今度出てきたのは一対の長い角を生やし、蝙蝠のような翼、とても鋭く、長い爪を持った悪魔だ。禍々しいオーラを放っていて強そうに見えるが、、、?


「いけ!」


ハイ・デーモンが赤い血溜まりの中にいる男に向かって自慢の爪で切り裂こうとすごい速さで向かっていく。


「これはこれは、悪魔ですか、それも高位の奴ですかね。久しぶりですね。この様なものと会うのは。」


男が何か呟いていたが、その場から動いてはいなかった。


ガン!


そのすぐあとに凄まじい音と共にハイ・デーモンが男に激突する。が


「ギギッ?!」


「おやおや、期待はずれですね。これほど弱いとは。」


男は片手でそれを受け止めていた。しかも爪を腕で受け止めて、だ。


「残念です。」


そう男が言うと、ハイ・デーモンは


パァン!


という風船が割れる様な音と共に破裂したのだった。


レベルが違いすぎる。私はそう感じた。

が、イズミの方を見てみると、彼女は平然とした顔で佇んでいた。


「《黙示録:召喚:《汝、我の元に参じ、かの者に最悪を、汝、我の願いと力を媒体に、この場に顕現せよ。》

:詠唱《最終戦争(アルマゲドン)》!!」


イズミが突然唱え出した。それと同時に周囲に凄まじい量の魔法陣が展開されていく、10…20…50。合計で50もの魔法陣が宙に漂っている。

イズミが魔法名を言い終わると同時に、一気にその魔法陣が消える。

そして、イズミの背後に大きな門が背後に現れた。

どんな魔法なのか、と注視していると、突然、中から大きな手が出てきて門の縁を掴んだ。

だんだんと姿を現していくソレは、数秒後には全身が出ていると思われた。


「何ですか?ソレは。」


周りで様子を伺っていた女子達もカザトもあまりの出来事に固まっている様だった。

静寂の中で、男が尋ねた。

それに対し


「『ただの概念』だと思う。私もこれは初めてだったから上手くいくかは分からなかったんだけど、、上手く行ったみたいでよかったよ。」


と、イズミは無表情で応えた。

その言葉を聞き、男の顔に冷や汗が垂れた。

どうやら意味がわかったらしい。

私にはわからないけど、本能的にアレはやばいと感じ取ることができた。


形はよくわからない。もやもやとした霧の様な物体だ。しかし、先程の大きな腕が生えたことから、実際は別の姿なのだろうか。


すぐさま思考を切り替えて戦いを見る。

もう私たちが介入する余地なんてなさそうだ。と判断したからだ。


「それは、、、不味いですねぇ。さっさと滅してしまいましょう。」


男の拳が薄く光り輝く。魔法かスキルかでオーラを纏っている様だ。先程のあの攻撃もそれの仕業だったのか。


男は腰を落とし、構えを取る。そして


「はぁっ!」


ダン!


大きい音がして、男が急加速しながらアレに突撃していく。

奇しくもそれは先程のハイ・デーモンと同じ様に見えた。


ドン!!


凄まじい音と共に床に凹みができる。

しかし、ソレは全く微動だにせずに漂っていた。


「なっ!?」


男はなにかを感じたのかバックステップで後ろに大きく飛んだ。

その顔には、焦りと驚愕の表情が浮かんでいた。


「何ですか、ソレは。本気の一撃でも全然通らないどころかむしろ吸収されるとは。一体何なんですか!」


男が叫ぶ。

イズミはニヤリと暗く笑うと、こう応えた。


「《黙示録》はさまざまな本に載っている全ての災害を引き起こせる物だ。言っておくが、一つではないぞ?私の知りうる本のすべての災害がこれに載っているんだ。ソレはこれのほんの一部の災害の塊。ただそれだけの物だ。たかが人間如きがコレに勝てると思うなよ?」


ゾッとする内容だった。イズミが知りうることの全てが起こせるならば感染症の流行。バイオハザードなどを意図的に行えるということなのだから。


男はそれを聞いて、何か悟った様に急に穏やかな顔をした。


「なるほど、ではコレは私への天罰ということなのでしょう。今まで様々な事がありましたが。悔いはありません。どうぞ、」


両手を広げて言い放った。


それに対してイズミは一言。


「やれ。」


ソレは命令に従い。大きな犬の様な口を出して、男を飲み込んだ。


グジュ


バキ


ガリ


ゴキッ


バシュッ


グチャッグチャッ


まるで何かを咀嚼するの音が響く。

何人かのクラスメイト達は口を押さえてうずくまったりしていた。

それほどまでに生々しいものだった。

口の橋からは赤い血が垂れて、時折歯の合間から粉々になった骨や内臓が見えた。

しかし、男の顔だけは鮮明に残っていた。そして、口の中から男のものと思しき絶叫が聞こえてきている。

あんな姿になりながらも死なない。地獄の様だ。


後に、目撃したクラスメイト達はこう語った。


イズミに固有スキルを使わせるな。


と。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「おお、、おおお!!すっごいねぇ!!」

私は椅子に座りながらその様子を興奮して見ていた。

距離的に無理だろ?

いやいや、《創造魔法》で作った遠視の眼鏡のお陰でバッチリと見えていますとも。

私の周りでは羊達と敵の残党が熾烈な戦いを繰り広げている。

そして、私狙いの敵兵達がまた1人、また1人と地に伏していく。

サクッと椅子とコレを作ってあとは羊達に丸投げしたのだが、グラスが上手いこと指揮を執っているみたいだ。


「いやあ、イズミくん。強くなったねぇ。戦ってみたくなる様な光景だったよ。」


満腹満腹〜♪と上機嫌になりながら、私はそう言い落とした。









やっと四天王編が終わった。戦争編が終わったらなにをしようかと思いはせるルナアルマであった。

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