1万+35対15万の戦 9(最後の四天王)
あ、ルビの出し方を必死に覚えている最中。なので少し変かも?
私は《世界ノ記録》の中で漂いながらある事が唐突に気になった。
《世界ノ記録》に接続すると意識が別の場所へと飛ぶようだ、しかもこの間は生身が無警戒の状態になるらしい。なので外ではミサキに体を護ってもらっている状態だ。
空中にふわふわと漂うように移動しながら情報の元へとたどり着く。
内容は、『現在の四天王の状態』である。
さて、どうなっているのか。とのぞいて見るとオウガやユキチ、キョウスケらが撃破した事が書かれていたが、その下に思わず目を疑うような情報が載っていた。
「何、これ、、、四天王が侵入している?」
最後の四天王の居場所、それは今私たちが守っている城の中だった。
慌てて城内の地図を展開する。
この部屋までは距離があるから安全だとして、ミツキの部屋からも遠い、向かっている方向。目的から逆算していく。そして、ある種の戦争の常套手段にたどり着く。
「なるほど、国王の暗殺。又は私達のうちの誰かを誘拐、拉致か。」
顎に手を当てて唸る。
「どうしたら良いものか。国王がこの城に居ない事はいずれ気がつく。かといって次の目的の誘拐は標的が絞れないから、、、うーーーん。」
暫く悩んで居たが、次の情報を開く。
パネルのように展開されていく情報を前に、更に焦る。
「このままのルートだともう大広間まで侵入されちゃう!、、、、って、へ?、、あ、、イズミが向かっているところだよね?」
各クラスメイトの位置を点で示した地図を見ながら情報と照らし合わせると、見事にバッタリと大広間、玉座が置いてあるところで2人がぶつかると計算される。
時間的にはあと、、、、2~3分といったところか。
彼はこの国の修道士と同じ服を着ているため、周りからは怪しまれずにどんどんと進んでいっている。
急いでここから《念話》で待機中の女子達に連絡する。
「(緊急事態発生。繰り返す。緊急事態発生。城内に侵入者を確認。場所は大広間前の大廊下にいると推測されます。各自、大広間にて待機、迎撃にあたって!)」
《念話》を送り彼女達が動いていることを確認して一息つく。たくさんの情報を一気に取り込んだための頭痛だった。
沢山の点が大広間に集まっていることを確認して、もう一仕事、と意気込む。
「一応、まだ調べておこう。」
そう呟き、また《世界ノ記録》の中に漂い出すのだった。
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「(「(緊急事態発生。繰り返す。緊急事態発生。城内に侵入者を確認。場所は大広間前の大廊下にいると推測されます。各自、大広間にて待機、迎撃にあたって!)」
部屋の中でコサックダンスを踊り、乱数調整をしていたら頭の中に突然アイリの声が響いた。
俺は突然のことに少し驚いたが、動きをやめて落ち着いて状況を判断する。
今は城内にいるのは俺と、あと男子2~3人、しかも戦闘向けじゃない奴も多い。さて、どうしたものか。
戦いたくないし、、、というか女子達全然戦っていない上に楽している奴多くないか?
よし、ここは放り投げよう。
ここは女子達に任せる方向にしておく。
終わり!閉廷!以上!これで解散!
意味のわからない言葉を頭の中で叫ぶ。
まあ、一応。向かうは向かうけど。
そして、俺は引き出しから皮と木の棒で出来たパチンコを取り出して。壁に向かって走り出す。
パチンコを壁に向かって投げてそれを空中で回転しながらキャッチして、着地する。
すると、壁を抜けてその先の廊下に立っているではありませんか。そして、また次の壁に向かって同じことを繰り返していく。
多分これが早いと思います。
そんな声が聞こえた気がした。
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「ふむ、ここが大広間。まあ、多分目的はいないと思いますが。」
修道服を着た大柄な男が何か呟きながら入ってきた。
そして私たちを見て驚いたように声を上げた。
「おお!ちょうど良いところに!実は陛下に急ぎの用がありまして、、今どこにいらっしゃいますか?」
何食わぬ顔でココロに話しかける。
距離は十分空いているが、放たれる威圧感が尋常ではなかった。
どうしたものか、と頭を捻り、考える。
あ、一応玉座の裏に隠れているから多分見えていないと思う、、、思う。
不安になってきたが、ココロの方を向く。
「陛下ですか?陛下はただ今急用によりいらっしゃいません。暫しお待ちいただければ幸いです。」
丁寧な口調で頭を下げて言った。
服装もメイド服にしてある為バレはしないだろうけど。
「そうですか、、、それは残念です。」
ほっ、と安堵する。奇襲が失敗したらどうするとかプランを立ててないからね。
しかし、
「あ、それと。大層な歓迎を感謝いたします。転移者達。さっさと出て来てくれはしませんかね。」
その一言で凍りついた。
玉座を通り越して視線を感じた為観念して出てくる。
「おお!これはこれは、美しい少女でいらっしゃいましたか。私の名前はアルドス。しがない修道士でございます。どうですか?これからお茶でも致しませんか?」
出て来た瞬間にそんな事をふっかけて来た。いや、冗談だってわかっているけどさ。
その、、、お茶ってどうやるのよ。
呆気にとられつつも慌てて向き直る。と
「ここですよ。お嬢さん。」
すぐ真横に立たれていた。
嘘でしょ?!
そして、すぐに圧迫感が襲って来た。
自分の体を見てみるとロープか何かに縛られていた。
え?いつの間に?
そう思っている間に、もう担がれていた。
「これで、ひとまず第一目標は突破ですね。さて、残りの方々はどこに?」
恐ろしく優しい笑顔で担がれている私に聞いてくる。
まぁ、答えなんて決まっているじゃないか。
「もうすぐそこだよ。」
と突然横の大広間の壁からカザトが飛び出して来た。
「かかったな!阿保が!」
手にはパチンコを持っていたけど。
飛び蹴りを彼の横っ腹に叩き込んだ。
「ガハッ?!」
吹き飛んで行き、壁にぶち当たった。
やったか、と思ったが、壁を少し凹ませながらも無傷のように見えた。
更にカーテンの陰から出てきたイズミが追撃をかける。
「《黒魔術:召喚:単眼獣》!!」
手にしていた本からページを破り捨てると、その紙から魔法陣が浮かび上がり、一匹の不気味な魔物が出てきた。
大きな目玉から無数の茶色の触手を生やした不気味な生き物。体高は4mほど、とても大きい。
「キュァァァァァアアアア!!!」
どこから声を出しているんだと一瞬疑問がよぎったが、今気にすることではないだろう。
「行け!」
「キュアァア!!」
イズミが指示を出し、けしかける。も、
「全く。何ですか、この化け物は。」
と聞こえたと思ったら、その直後に、
バン!
とても大きな音がして、
ベチャ!
破裂した化け物の中から現れた彼がいた。
ちょっとこれは、、辛いかな?
私は冷や汗を垂らしつつそう思った。
もう少し字数を多くしたい。けど、、ネタが切れそう。
どうしようかと悩むこの頃。




