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1万+35対15万の戦 7(無限増殖)

増殖チートも大概だなァ。と思いましたね。丸

一体どうなってやがる。

目の前のアレが急におかしくなったと思ったらこれまでとは見た目も能力も攻撃パターンさえも変わった。

しかも厄介なのは多分一発当たるだけで即死というところだろう。


「3~8号!囲め!」


『了解!』


クローンに指示を飛ばしアレを包囲する。様子を伺いジリジリと近づいていくが、


「フン!」


ガァン!


『うわあああ!!』


地面を突然叩いたと思ったら周りのクローン達が風圧で吹き飛んだ。

これは、、、先ほどの理性的な攻撃も今は鳴りを潜めて攻撃的なステータスでゴリ押す攻撃パターンに変化していた。


「く、背中がガラ空き、、、、ごばぁ!!」


バン!


大きく隙を晒した相手を背後から奇襲させてみたが目にも留まらぬ速さで腕を背後に回して弾き飛ばしていた。

その際に大きくなった腕の方を使った。あの腕も厄介だな。リーチが長くなった分迂闊に近づけば迎撃されることは必至。


闇雲に突撃しても埒があかない。

必至に考え事をしていた時。


「おい!本体!!!」


すぐそこに影がさす。やばい。

これまた身体を後ろへと飛ばして回避する。


ガァン!


「クソッ!!チョコマカトォ、、ウゴキヤガッテェ!!」


どうやら相手もイライラしていたらしくクローンの相手よりも多少の傷を覚悟で俺を潰しに来たらしい。

いい判断だ。しかし、俺はここに近づいて来ているある仲間の気配を捉えていた。


「あ、」


つるっ

連打の中、ステップで回避し続けていたが運悪く足を滑らせてしまった。

大きい握り拳が視界を埋め尽くした時、


「大丈夫か!?キョウスケ!」


ガァン!


硬質な音がしたと思ったら、コウヘイが心配そうな顔でこちらを見つつアレの攻撃を防いでいた。

大楯を担ぎ、銀色のフルプレートアーマーを身につけている。

ふっ、かっこいいじゃねぇか。


「ありがとう。んで?なんで来た?」


コウヘイがアレの拳のラッシュを受け止めつつ答える。


「そりゃァ決まっているだろう?なんかピンチっぽいのが見えたから急いで駆けつけただけだよ。」


平然と、そう答えた。

こいつ、、、また硬くなったな?

そう確信する程の余裕の表情だった。


「アアアァァアアアア!!!」


アレが腐乱に拳を大楯に打ち付けている中で


「おい、コウヘイ。防御は任せるぞ。こっから俺が反撃に出る。」


やられっぱなしは性に合わん。と呟きつつ唯一のネックだった防御の低さをカバーさせる。本体さえ大丈夫なら別にクローンはいくらでも増やせるからな。


「わかったよ。《命を力に》!《剣を盾に》!《弱者救済》!」


矢継ぎ早にスキルを使っていくコウヘイ。使うごとに身体が多少光ったりしている。スキル名からして新しいスキルも防御特化なものらしい。


そして、


「ガァァァ!!ナゼダ!ナゼダ!ナゼダァァァア!!」


一向に動きもしない盾を前にアレが焦り出した。

まあ、当然だな。


さっさと終わらせよう。


「コウヘイ!行くぞ!こっから死ぬ気で守れよ!!」


そして、昔の訓練中カズヤやリュウトから言われたある方法を実行する。


「《クローン》を《クローン》、《クローン》を《クローン》…………」


ひたすらこれを繰り返す。そう、今のクローンは俺のスキルのほとんども同じだと実験でわかっている。だから、クローンをクローンで増やしたらどうなるのか。


「ナ、、、、ナンダ、、、、ナンダコレハァァァア!!」


アレの顔が恐怖で歪んでいるのが容易に想像できた。

なぜかって?


それは



アレの目の前には優に億を超えるであろう数の同じ顔の少年達が立っていたからだ。

100^5というとてつもない数まで増殖したクローンは戦場の一画を埋め尽くしていた。それはとても異質な光景だった。

これが俺の能力の真骨頂。通称《無限に増え続ける自分》である。

けどさぁ、こんなんでもオウガやサンらトップランクには全然効かないんだけどな。


俺はニヤリと笑ってこう放つ。


「全員、突撃開始。」


『ウォォオォオオ!!』


バン!ガン!ダン!ガン!


必死に押し寄せて来るクローン達を蹴散らすように腕や足を振るアレ。

ここまでくるともう憐れに思えてくる。

どんなに殺そうとも増え続ける同じ顔の人間がどんどんと波のように押し寄せてくる。

精神的にも肉体的にも辛いだろうな。


「クソガッ!!!クソガぁぁぁァァァア!!」


しばらく肉を打つ音が響いていたが、次第に小さくなって行き、

おおよそ10分後にはもう何も音なんてしていなかった。


「全員。元に戻れ。」


『了解!!』


どんどん消えていくクローン達。

それを見ていたがコウヘイが


「相変わらずひどいなぁ、それ。魔法使えないと相手が全然抵抗できないじゃないか?」


と声をかけて来た。

そうだな。と空返事を返しつつ思う。

できれば命なんて例え自分が作ったものだろうと無駄にしたくないな。と

目の前の肉の山を見つつそう思った。










剣を盾に・・・・攻撃力の値を1にするが、その減った分だけ体力を増加させる。

命を力に・・・・HPを減少させる。その減った分だけ全ステータスを1:1レートで上昇させる。


あと一ヶ月でクリスマスですね。楽しみです。皆さんも寒い中お疲れ様です。

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