1万+35対15万の戦 6(キョウスケ)
キョウスケ君のチートがチートしてて驚いています。
オウガ達がいる方向からとんでもない爆発音が聞こえた。
ハッと振り向いてしまったが、助けに行くことはできそうにないかな。
そう結論づけて前を向く。
前方からは沢山の兵士が波のように迫って来ている。ソウイチだってこの連戦のせいで疲れている様子だし、俺の方だって結構やばい。
そう考えながらも体は動かす。
「《複製:エクスカリバー》《クローン:k》」
サンの持っていたエクスカリバーのコピーを作り出す。どうやら能力が少し進化したらしく、一度見た物なら大抵の物は複製できるようになった。
加えて、エクスカリバーを持った俺を《クローン》で沢山作り出す。数1k、おおよそ1000人だ。これもユキチやオウガに手伝ってもらったりして最大クローン生成上限がさらに増えた。
『行くぞ!』
一列に並び一気に突撃する。
伝説の武器のレプリカに近いとはいえ中々に性能は高い。
「せいっ!」
ザシュ!
「ぐほぁっ!」
目の前の兵士を着ていた鎧ごと斬り落とす。ズルっと切られた所がずれていき地面に落ちる。断面が凄く綺麗なことからこの剣の切れ味の良さがうかがえる。
「まだまだ!」
ザン!
「はぎゅっ」
ベチャッ。
どんどん切り捨てて行く剣術を少しかじった程度だけどまあまあ戦えている。無論。
「くらえ!」
ザン!
「ガハッ」
ボトッ
やられて行くクローン達もあるけれど今のところまだ押し切られてはいないようだ。
「はあっ!」
ザン!
「あっ、、、、あああああ、、」
ドサッ
だんだんと優勢に持ち込めて来た。と思っていたら
「(緊急事態発生!敵の四天王がバラバラに行動し始めた様子!皆!気をつけて!!)」
頭の中にアイリの声が突然聞こえて来た。どうやら言っていた新しいスキルの効果のようだ。
けど、内容の通りだとすれば、
ガン!
「んーーー甘いね。隙だらけ過ぎる。」
ダン!
「グボァ!」
クローンの一体が体をひしゃげさせて空高く吹き飛ぶ。
どうやらアレがそうらしい。
てか、コンビネーションどこ行ったんだよ。
などと内心独言る
「ん?同じ人が沢山、、、んーーー?アレが本物かなあ??」
急にクローンを飛ばした本人、白衣を着た小柄な少年。がこちらにグルンっと首をひねりこちらを向いた。
目が合った瞬間やばい、と勘が言っていた。
「よーし。じゃあ、さっさとやっちゃおうか。」
そう言って少年が、、消えた。
「こっちだよ。」
横から声が聞こえる。慌てて振り向くと
すぐ目の前に皮のブーツがあった。
バゴン!
蹴ったとは思えないほどの音が響く。
ダメージが大きすぎて碌に受け身も取れそうにない、、、仕方がない。
ズザァァアァァァア!!
背中で地面を削りながら減速していき、数秒後にようやく止まった。
痛む全身を無理やり動かしながらあちらを見ると
「お、やっぱりそうだったみたいだね。感触が他とは違う。」
ヘラヘラとした顔でこちらを見ている少年がいた。
そこで俺はおかしなことに気がつく。
周りの兵士たちがこいつの存在に気づいていない?
そうなのだ。辺りを見回していても誰もこの出来事に気がついていないのだ。
ともあれ、アレを倒さねぇと。
向き直るが、アレは居なかった。
「こっちだよ。」
背後から声が聞こえる。
しかし、今度は食らわない。
「そぉっ、、、ガァっ!」
ドン!
横からクローンの一体が飛び蹴りをかまして吹き飛ばす。
「おい、本体、もうちょっとしっかりしてくれよ。」
「仕方がないじゃないか、全く気配が感じられないんだし。」
「はぁ?もう少し頭を使えよ。キョウスケ5号。」
「誰がキョウスケ5号だ!じゃあお前はキョウスケ29号だな!」
ギャアギャアと助けに来たクローン達が口々に喧嘩をしている。
はあ、、これって俺の分身って事だよな?つまりいつもの俺ってこんな感じなの?
と自己嫌悪やら呆れやらが渦巻くが、とりあえず静かにさせよう。
「はいはい、クローンども、とっととアレをどうにかしよう。どうやら四天王のうちの一人らしい。さっさと片付けて戦線に戻るぞ。」
『ラジャー!』
一斉に返事が返ってくる。クローンは一応本体の言いなりって事になっているんだけど、偶に怪しい時があるんだよな。
「グフッ、、、、へぇ、、気がつかなかったけどそんなに居たんだね。全部片付けちゃおうか。」
飛ばされた先にできた土のプレートの中から少年が現れる。
特に大きなダメージは無いようだけどわかったことが一つだけある。
『やべぇ、あいつ、超紙防御じゃん。』
ちょっと本気で蹴ってダメージを食らうならオウガやサンとかソウイチよりも弱いわけじゃん?
まあ、あの4人は俺の本気だろうとピンピンしているけど。
(4人は絶対に人間じゃないな。うん。)←ハッハッハ、2人は神だし、もう1人は神になりかけだし、当たり前じゃないか。byユキチ
何か雑念が混じった気がしたが気を取り直してクローン達でリンチに向かう。
向かっている途中で堪え切れなくなり
「戦闘組最弱格の俺に勝てないとかどんなんだよ。」
思わず思っていることが出てしまった。
それが聞こえたかは知らないけど、突然
「ふっふっふっふっふっふっふ、、、、ふふふふふふふふふふふふフフフフフフフフあはははははははははハハハハハハハハ!!!!」
アレが笑い出した、ええ、、、キモい。
しかし、不快感をあらわにしつつも歩みは止めない。
「最弱ぅぅ!?最弱なのかい!!??ハッハッハハ!!最弱がぁ!!この僕にぃ!!逆らおうと住んじゃねぇぇぇえええ!!!!!」
すると目の前に立って居た少年からとてつもないオーラが感じられた。
そして直感が告げた。後ろに飛べ、と
自分の上に歪なシルエットを確認すると迷わず実行する。
ドガン!
すると一瞬後には目の前に少年がいて、進むはずだった所には大きなクレーターができていた。
おいおい、なんつぅ威力だよ。と冷や汗をかく。
「コのボくをオォォォォオ!!本気二ィィィイ!!サセたなぁぁぁ!!」
言動が変なので少年の様子を確認すると、、、鳥肌が立った。
なぜなら少年の白衣の内側にいくつもの結晶が出て来ており、顔からも若干出ているに留まらず、目が白色になっていた。しかも腕が右だけ異様に太くなり、色が白っぽかった色から赤や紫が混ざった斑点模様ができていたりしたからだ。
あ、、、要らないこと言っちゃった。。。。
今更に後悔するのだった。
さあ!第2ラウンドの開幕です。
いつも読んで頂きありがとうございます。感謝感謝です。
pv8000やうやく突破。もっともっと頑張っていきたいです。




