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1万+35対15万の戦 5(別の戦場)

違う面でもチートが活躍してくる。

「医療班!直ちに怪我をしたものを運びこめ!死んだ奴は後から蘇生する!さっさとしろぉ!」


俺はこの世界に来て着々と貯めて来た資金を全て使う気でことに当たっていた。

俺の名は、シュウ。

現在の所持金は白銀貨300枚程しかない。少し前まではかなりあったんだけどなあ。

と内心湯水のように消えていく所持金を見て脱力感を感じる。


先ほどの大爆発が起きた所から怪我をした兵士が運び込まれてくる。

ここは緊急で建てたいわば簡易治療所の様なものだ。しかし、ここには一応だけど電気がある。正確にはバッテリーやら電球やらがあるだけなんだけども。これだけで全然違う。

ちなみにユキチに無理言って出してもらったんだけど現代機器は出すだけでも結構MP的に厳しいらしい。

神器よりも現代機器の方が出しづらいって、、、

とりあえず、気を取り直して


「さっさと容体を報告しろ!」


声を張り上げ指示を飛ばす。この施設の隣にも一応だが炊き出しをする場所が置いてある。これもガスコンロなど現代機器を使っている。雇っている、、、買った奴隷たちが今も必死に作業に当たっている。


「はい!一番、八番、十六番の方が四肢のうちどれかが欠損。血液が圧倒的に足りません!」


まずは一番厄介なのから処理していく。ひたいに汗をかきながら道具を取り出す。

そして十六番と呼ばれた男の元へと向かう。


「うぅぅうぅう。いてぇよぉぉ。」


と血まみれの男がうめき声をあげて苦しんでいた。


「よし!今少し我慢しろ!麻酔をかけてやる!」


そう言ってシュウが着ている白衣から取り出したのは赤紫色をした葉っぱだった。

それを奴隷の子が持ってきたキセル風の物の先に詰め込み火をつける。


「さあ、これを少し吸っていろ。多少は楽になる。やってあげてくれ。」


と持ってきた奴隷の子に渡して煙を吸わせるように言う。

そして、ちゃんと吸っていることを確認すると次の患者へと向かう。


「ねぇ!私は何をすればいいの?」


シャルロットが話しかけてくる。彼女には回復魔法をかけてもらうために呼んでいた。負傷者、死傷者、行方不明(おそらく生きてはいないだろう。)死者、合わせて2000人を超えている。この施設の外にもまだけが人がいるのだ。急がなくては。


「一番と六番に向かって治療をしてくれ。おい!お前ら!百八番は間に合わん。後の蘇生班に回しておけ!同様に二百八番から二百二十番も回しておけ!さっさとしろ!」


慌てて駆けつけてきた奴隷達に罵声を飛ばし働かせる。無論俺も動くさ。

そしてある一角と向かうそこは


「おかぁさん、、、どこに行ったんだよぉ、、、、真っ暗でなにもみえないよぅ、、、おかぁさん、、、」


目に血が滲んだ包帯を巻いた少年や。


「うわぁぁぁぁぁあん!!痛いっ、痛いよぉぉぉおおお!!」


首から下が全く動かない少女がいる。


そして他にも沢山の叫びたくる子供達がいる所だった。

ここでは重症の子供達だけを集めてそれをアイテムを使って直ぐに治すための場所だ。

薬品特有の匂いが充満するこの部屋で俺は大金を叩いて買ったアイテムを使う。


「よし、二十五番から八十番まで居るな?」


入り口に立っていた大男に尋ねる。門番役として買ったのだが予想以上に働き者で役に立ってくれて居る。


「はい、数えましたが、しっかりと全員居ます。」


阿鼻叫喚の地獄絵図のような光景の中、俺は一つのアイテムを取り出す。

それは、


(不死鳥の羽根)

対象にこれを粉末状にしたものを振りかければたちまち生き返る。

と言われて居る珍しいアイテムだ。ここではこれを使っていく。研究の末に発見したのだが、この羽根は別に死んでなくても、生きている者にも効果を発揮することがわかった。それがわかった時は大喜びしたものだ。


「よし、やるぞ。」


そう言って魔法を使う。


「《風魔法:この場所に、皆に届ける安らかな風を。:ウィンド》」


そう唱えて手のひらにあった粉末を空中に投げる。すると、


ひゅおん。


ゆるい風が吹く。この部屋は窓もない設計にしてある。かつ正四角形の形にしてある。そこで壁に沿って風が流れるようにするとどうなるか。

答えは簡単だ。辺りに満遍なく粉末が飛び散る。ただそれだけだ。


そして直ぐさま効果は起きる。


「え?、、、見える?、、、視えるよ!!、、、何処?ここ。」


「痛いっ痛い、、、、あれ?痛くない?治ってる?」


と口々に不思議そうな顔を浮かべる子供達。よかった。


「よし、すぐに次へ向かう。頼んだぞ。」


大男に声をかける。


「旦那。少しは休んでくれよ。これで3日間動きっぱなしじゃねぇか。倒れるんじゃねぇか心配でさぁ。」


そんな心配をしてくれる大男に一言。


「皆んなが休めるようになったら俺も休むさ。」


そう言ってポケットからポーションを取り出して煽った。



まだ、まだ患者はいるんだ。俺が耐え続けないとクラスのみんなに負担をかけちまう。

唯一俺に出来ること、金の力でゴリ押すしか、ないんだ。


そう思って扉を開けると、


「ご主人様。治療、完了しました。次の指示を。」


と頭を下げて伝えて来たナース服姿の一人の美女がいた。

早いな、と思いつつ、指示を出す。


「よし、次は四百番代の所に向かう。急げ!」


速足でシャルロット達とともに次の戦場へと向かった。



絶対に、勝ってくれよ。オウガ、そして、サン!







資金チートって結構ぶっ壊れの気がする。

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