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1万+35対15万の戦 3(王様とオウガの出会い)

敵兵さん3万って中々ふつうに辛いよね。いや、サンは除くけど。

「さて、老いた身じゃが、皆が頑張っておる中、儂も頑張らん訳にはいかんな。」


儂はそういって唐突に立ち上がる。近くにいた秘書やらが儂の言葉の意味を察してか慌てているが我慢ならん


「何をいっていらっしゃるんですか!?陛下が出るなど!」


40年以上儂の秘書を務めてくれていたエル。すまんな。国民が戦っておるのに、それを駒の様に使うなど儂にはできん。


「すまんが、エル。儂が直接いった方が士気が上がるとは思わんか?」


口実を作っておこう。昔はよく書類仕事やらを放り投げて冒険にいったものだ。

とバルバロッサは懐かしむように顔を和ませる。

その顔を見て察したのか


「はあ、止めても仕方がありませんね。どうせ昔のように最後は抜けられるんですから。」


とエルは呆れたように、、しかしどこか嬉しそうな笑顔を見せた。

彼女は種族的にはハーフエルフ。遠い昔、(彼女にとってはさほど昔ではないだろうが)を思い出して嬉しくなったんだろうか。

まあ、なんにせよ言質はとった。遠慮なくふるわせてもらおう。


「《ステータス》」


改めてステータスを確認する




アルカ・ディガ・バルバロッサ


lv200

HP30000

MP6000


筋力S

魔力+B

体力A

敏捷+S

運B


うむ、少し全盛期よりかは衰えているが、それほどきにすることはないだろう。

確認してそう感じる。

これなら又あの頃のように戦える。

儂はそう判断する。


「あゝ、懐かしいな。昔はよく皆でパーティーを組んで魔物を討伐しにいったものだ。」


と、エルに話しかけるように呟く。


「そうですね。何度も抜け出してきては誘われて、身分を明かされた時は本当に驚いたんですからね。」


ふふっ、とエルは笑いながら答える。彼女や仲間達と島中を旅した思い出が久しぶりに蘇る。


「そうだな。あの時は本当に申し訳がなかった。そして、お前も一緒に来るか?エルよ。」


「はい、そうですね。陛下の雰囲気に当てられたのでしょうか。とても戦いたくなってきてしまいました。」


「では、これから向かうとしよう。武具はーー」


どこにある。と尋ねようとしたが


「もう用意できてますよ。《無属性魔法:スタンバイ:対象:陛下》はい。」


彼女の魔法とともにすぐに衣装が室内用の物ではなくキラキラと輝くように磨かれた純白の鎧へと変化する。

後ろにいる彼女の方へ振り向くと、彼女の服装が緑と白がベースの薄いローブになる。


「おっと、忘れていたようだ。ありがとう。エル。」


「どういたしましてです。」


互いに笑い合うと、城門にいた兵士たちに声をかけたのち、戦場へと歩み出る。





外では喧騒や狂騒、悲鳴など様々な音がしていた。

むわっ、と風に乗ってきたのか血と土が混ざった匂いがした。

2人して顔を歪ませるが、目の前にある光景からは目が離せないでいた。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「くっ!数が多すぎる!!どうなっているんだ!」


俺は神器を片手に持ち、もう片手には非常時用のショットガンを持つ。


バン!バン!


顔や腹に風穴が空いた死体が宙を舞う。


バン!カシュッ


また出てきた敵兵を吹き飛ばす。今度は原型をとどめないまでにグズグズになる。


ガン!


右から来た剣戟を銃で受け止める。一人一人の筋力は大したことないためそこまで危険視する必要がない。が


「もらったぁぁぁ!」


左からも敵兵が叫びながら切りかかって来る。

それを、


「《焔魔法:我にプロミネンスのように熱く、速い速さを:クイック》」


グルン!とでも音がしそうなぐらいの速度で左の兵士の背後に回る。

そして、


バン!カシュッ


先程来ていた兵士とともに肉片に変える。火薬の匂いと血や臓物の匂い。

顔を歪めて先程から繰り返されるこの光景に異様さを感じた。


なぜ、こんなにも敵兵が突撃して来るのか。立ち止まってそう考えた時だった。


ビュン!!!


「え?」


ドスッ!


一瞬何が起きたかわからなかった。いや、何が起きたか認識が出来なかった。ぐらりと倒れる中意識が白くなって行き。


「ハッ!!」


慌てて起き上がる。

周りを見渡すと、急に起き上がった俺を敵兵達が恐怖とまるで化け物でも見るかのような目で見ている事に気づく。

ふと横の地面に目を落とすと一本の鉄、、、、いや、銀の矢が落ちていた。寝ていた位置からして頭に刺さっていたらしい。なるほど、神器の効果で復活したのか。矢をよく見てみると何か塗られていたのか若干刃先に凹凸があった。


そして、ふと視線を感じ、敵に警戒しつつ後ろを振り返ると、








まるで化け物でもみるかのような、見開いた目でこちらを見ている国王陛下がいた。


また思考が一瞬止まる。

え?なんで?なんで最重要人がここにいるの?え?は?WHY?


頭の中が?で埋め尽くされていく。しかし、


「いたぞ!バルバロッサだ!!」


という声とともに陛下の元へ敵兵が走り始めた。


そして、そのまま20人ほどが切り掛かりに行った時。

ふと陛下の口元が動いた気がした。


バンッ!!!


何かが破裂したような音と共に敵兵士がミンチになって行った。

それを見て、俺は思わず


「あんたも娘と同じかよ。」


と呟いてしまった。










王様は人力であそこまで行った実力者。

オウガはチートと努力の塊。

似ている気がする。

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