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リーチの話 9 (七大罪)

伏線って、、、描くの難しいなぁ。

リーチ達が魔物の群れを全滅させた後のこと。

果ての地、王都の裏路地にて。

黒ずくめの男二人が互いに顔を見せず、少し距離を置いて話していた。周りには何か結界のようなものが張ってある。


「残念だが。王女の暗殺は失敗したらしい。」


片方が早速調べた結果を出した。


「なんだって!?」


もう片方は信じられないといった顔をしているとわかる。


「誰がやったんだ?」


と、そこに行き着くあたり流石だと片方の男は思った。


「どうやらこいつがおおよそ全ての魔物を『消滅』させたらしい。」


と、片方の男がリーチの『写真』を取り出した。この世界には普通は作れないはずのそれを興味深そうに見つめるもう片方。


「ほう。名前は?」


写真に目を向けつつももう片方の男は質問した。


「リーチ・シュベルグと言うらしい。」


頭を切り替えて、残る不確定要因は『転移者』達だな。と考えながらも

覚えて置いて損はない名前だろうとリーチのことを頭に留めておく。


「これからの我らの計画にどれほどの影響を及ぼすかわかるか?」


片方の男は首を振った。


「いや、分からないが人間界の方にはなったあの気色悪い科学者はうまくやったようだぞ?」


違う方の計画は順調に進んでいることを知り、もう片方は喜んでいた。それは無邪気のようで怨念がこもった笑みだった。


「そうか!くっくっくっ、これで人間界の壊滅まで後。」


「半分といった所だな。」


「「くっくっくっ、、、あっはっはっはっは!!」」


互いに笑い合い、未来の理想郷を思い描き合う。


「では、また会う時に。」


「では、また会える時に。」


男達はそれぞれの言葉を残し、闇に消えていった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その頃王宮の一角にある図書館ではグラニスが一人おやつのクッキーを食べながら本を読んでいた。


「ん〜〜〜〜〜〜暇じゃのぅ〜〜〜〜。」


そろそろ次の本へと差し掛かった時だった。


カツ、、カツ、、、


鉄履の足音がが聞こえて兵士がこちらに向かって来た。


「失礼します。グラニス閣下。どうやらアイギス様がお戻りになられたようで、陛下との対話を望んでいるようです。」


「わかったのじゃ。今すぐ向かう。場所は妾の部屋でよかったかのぅ?」


「はい、それで通してあります。」


「わかったのじゃ。ご苦労様なのじゃ。」


「はっ!もったいなきお言葉。」


そしてグラニスはようやく暇が潰せるからか嬉しそうな表情で図書館を出て部屋へと向かっていった。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


やぁ、僕だ。あの後目が覚めてすぐに色々と聞かれ、その過程でどんな魔法でも使えるとアイギス達に伝えた。それを聞き、マルコ(豚)を連れて王宮へ行きたいが馬もなく、どうしようもないので転移で王宮へ一緒に行って欲しい、とエンジュ達に言われて仕方がなく、アイギスのサポートの元、はじめての転移魔法を使って王都へと向かった。MPの消費が凄かったとだけ言っておこう。


そしてついたわけだがどうやら会うのは王様とかじゃなかったらしい。

気絶しているのか動かないマルコを兵士に牢に入れておくようにと渡してある部屋へと案内された。

そこはどこか簡素な部屋(シングルベッドと机と椅子少し大きな本棚が壁沿いに部屋を一周するほどあり、貴族というよりは本好きっていう感じを漂わせている。そして部屋自体は大きいが本棚のせいで少し手狭に見えることもあるだろう。)とは言い難いがそれに近い感じの部屋の真ん中にある机に付いている4つのうちの一つの椅子に座って待っていた。


暫くたち、まだかなーと思い始めた頃に少し豪華なエプロンドレスを着たちっちゃい少女?が入ってきた。


「アイギスよ、速かったのう?どうやって来たんじゃ?」


開口一番にそれかよ。と突っ込みたくなるが我慢する。真面目な顔をしてどうするか考えてみる。多分人間界の方にユキチ達がいるんだろうけれどもその情報をどこで聞いてこようか?

そもそも知っている者がこの王都に居るのだろうか?と不安になっていたがふと意識を戻すと目の前にあの少女の顔があった。しかもすぐに触れてしまいそうな位置に。


「うわぁ!」


驚いて椅子から落ちてしまいそうになるが踏ん張って直す。


「ふっふっふ、わかったぞ。」


目の前で少女がドヤ顔をしているが何のことだかさっぱりわからない。頭の上に?マークを浮かべていたら。


「お主『も』転移者じゃな!」


と言われた。、、、、、、は?、、、、思わず頭の中が真っ白になった。なんでわかった、そもそもどうやってユキチ達を知ったんだ。あいつらは今どうしているのか。人間界への行き方は。などとさまざまな質問がでかかったがまずは聞くことがある。


「それを、どうやって知ったんですか?」


すると少女はまたもドヤ顔で


「魂の質が若干違うのじゃ!」


と話してきた。魂の質?意味がわからない。僕はまた眉間にしわを寄せて?マークを漂わせたが、切り替えてさっさと進むために一旦真面目な顔に戻す。


「そんなことよりも、ユキチ達は元気ですか?」


と聞いてみる。同郷の人に会いたいのは当然の思いだろう。すると、少し悲しそうな表情をしたが


「今は隣の国と戦争をしておるようじゃ。しかもどこかの魔族も関わっておるようじゃ。(スルーしなくてもいいじゃろうに、、、)」


と言ってきた。戦争。の単語を聞いた瞬間に立ち上がり少女に詰め寄る。


「助けに行きたいのですが。」


そして直接言ってみる。親友が危ないのに助けに行かない男がいるだろうか。


「ダメじゃ。」


真面目な顔で返された。今まではどこか面白がるような顔をしていたがために少し戸惑ってしまう。


「どうしてでしょうか。」


「それはじゃな。こちらが行くと魔族側とも戦争が起きる危険性があるからじゃ。」


なるほど、もしかしたらという可能性があるわけだ。ほーっと少しこの子の頭の良さに賞賛を送る。


「む、何か今失明なことを考えおったじゃろ。妾は身長こそ低いが実際は100年以上生きておるんじゃぞ。」


その言葉にまた、フリーズした。


「え、、、、どう見ても幼じ、、「だまれ。」あっはい。」


「まぁ、それこそどうでもいい話じゃな。」


と切って捨てられた。すると横からアイギスが、


「あの、グラニス殿、リーチ殿の願いを聞いてもらえはしないだろうか。彼は私の思い出の地を助けてくれた恩人なんだ。」


と言ってくれた。それを聞いてグラニスと呼ばれた少女が唸る。


「う〜〜〜〜〜む。どうしたらいいものか。王女の頼みは断れんからのぅ。」


よし、勝負所はここだ。覚悟を決めてまっすぐ見据える。


「グラニスさん。僕と決闘をしてください。」


突然の僕の発言にグラニスさんは驚いたようで目を大きく開いている。それは本気か?とでも言っているようだった。


「僕が勝ったらそこまで送ってください。負けたら僕のことを好きにしていただいても構いません。」


こちらは元から賭けるものはこの身体ぐらいしかないためこの条件で出す。そこまで悪い条件じゃない気もするが、、、


「お主には一体何がある?」


と真面目な顔で返してきた。目は僕の奥底を見ているかのような感じだった。ここで退いたら一生会えないかもしれないんだ。頑張ってもいいだろう。と自分に喝をいれ。言い返す。


「僕には《魔王》の資格と、《大魔王》の資格があります。」


そういうとグラニスさんは突然笑い出した。何がおかしかったのだろうか。と首を傾げてしまう。


「かっかっかっか!そうか!!そういうことならば仕方があるまい。受けてやろう。しかし、条件に少し修正を加えよう。」


声のトーンを落としてきたのでもうダメかと思った。けど、予想は少し違った。


「俺とも勝負しろ。それならいいぜ。」


突然ドアが勢いよく開き赤色のショートカットの髪をした美女が現れた。シャツを胸の前で止めただけにホットパンツとブーツ、手甲を嵌めた格好だ。


そして後ろからどんどんくる。


「《大魔王》なんて妬ましいわ。私とも勝負なさい!」


次に現れたのはグラニスと同じぐらいの150cmぐらいの身長に青髪ロングヘアーで煌びやかなドレスを着ている幼女だった。弱そうに思えるがこちらに向けてくる威圧がすごかった。


「我の名はルル、この私を差し置いて《大魔王》とは、許さん。実力を示してもらおう。」


と言いながら入って来たのは白と黒の羽を計4対生やしたイケメンがいた。服装はスーツっぽく見えるが靴の甲には膨らみがあり、何か硬いものを仕込んでいるようだ。グローブもそんな感じがする。周りに対して少し高圧的な態度を取っている。厨二病?というか感想が真っ先に思い浮かぶ。


「やっほー。僕の名前はベル。君のことを試しに来たよ。よろしくね。」


ニコニコしながら入って来たのは少年に見えなくもない黒いスーツを来た少女だった。特に変わったところは見られないけど、持っている杖が一番やばそうに見える。長い木の部分に先端には丸い窪みがありそこに黒い宝玉をはめ込んである。身長は見た感じ160cmほどだろう。ちなみに僕は魔族になってから身長が劇的に伸びたため今では170cmを超えている。


「あらぁ、こんな可愛い子が《大魔王》なのぉ?私はアスカよ。よろしくね?」


次はとても扇情的なドレスを着た美女だった。わがままボディを体現した感じの肉付きに動作一つ一つに艶かしさを感じる。けれど持っている扇子が鉄か何かでできているようだ。注意しておかないと。けど動作一つ一つが気になってしまう。そんな感じがする。


「よし、全員いるな!決闘は特例で七人で行くから1分ぐらいでいい。耐えてくれよ?《大魔王》様よ。俺の名前はリード、よろしくな?」


最後に入って来たのは海賊帽と海賊の長みたいな服にピストルのような物を下げ、サーベルを腰にさしている美女だった。うーん、、、でかい。そして勝気な性格をしていていかにもリーダーっていう感じがする。などと感想を述べていたら


「というわけじゃが。リーチよ。今から10分後に王城横の訓練所に来るがよい。妾達はそこで待っておるからのぅ。」


「さぁ!さっさと準備してきな!リーチ!」


と簡潔に言われて


バタン!


部屋を追い出された。


どうやら向かうのは至難の技だな。と長く続く廊下を見てため息をつきながらも歩みを進め始めた。



「それで、見た感じはどうだったかの?」


グラニスが尋ねる。


「俺から見てみればあれはやばいと感じたな。俺の勘もそう言っている。」


ラリスは目を閉じたまま首を横に振った。


「まぁ、いいじゃねぇか。強いやつに挑むのはいつも楽しいもんさ。」


それに対してリードはとても野性味のある笑顔を浮かべていた。こちらから見てもうずうずしているのがわかった。

ほかの面子も楽しみなのかワイワイと話し合っていた。


全く、こっちは色々と大変なのに、とグラニスは一人、ため息をついたのだった。





















タイムパラドックスが起きそうだったので無理やりくっつけました。おかしいかもしれませんが許してください。

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