表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/73

リーチの話 8(村救出)

タイトルでバレバレだって?それがルナアルマクオリティですよ。

パチっと目を開ける。そして岩から出ようと体を動かしたところで痛みが走り顔を顰める。

そして自分に《ヒール》をかけ続けながら今の状態を確認していた。


「う、、、、ん、、、肋骨が5~6本ほど、、、やられている、、ガハッ、、のと、、背骨と、、、両足、、、と、、グプッ、、後は両腕の骨が、、粉々になっている、、、のと、、、ゲポッ、、、後は内臓が出て来ちゃっているから、、、ゴプッ、、それをどうにかしな、、、きゃ、、、。」


《激痛無効》があってよかったと思いながらも残りすくないMPを使い《エクスヒール》をかける。血が流れ続けているからかHPが凄い勢いで減っていっているが、《エクスヒール》によって段々と回復の方が上回って来た。途中で【《裂傷無効》、《感染無効》を獲得しました。】という声が聞こえてからはさらにスムーズに回復が進み、その後、僅か1分ほどで、


「よし、、まだ肝臓とか若干傷めたままだけど大体は治った。これであの虫野郎を潰せる。」


内臓系を後回しにしたおかげで骨と筋肉、皮膚の傷が先に完治した。まだクラクラとするが大体動けるし、多分大丈夫だろう。


「あ!そういえばみんなは一体!」


村が攻められていたのにここで5分ほど消費してしまったのは痛手だった。

早く加勢しに行かないと。




「皆の者!ここを抜けられるな!!」


『おおぉぉぉお!!』


アイギスが村人や衛兵、騎士団の指揮を執って魔物の群れを抑えていた。もう村の半分ほどは炎が立ち上っていたり、崩れていたりでまさに壊滅寸前と言った感じだったが、避難所の教会はまだ大丈夫だったため安心した。加勢しに行こう。


「遅れました!アイギスさん!僕はどこに行けばいいでしょうか!?」


アイギスに向かって叫ぶ。悲鳴やら雄叫びやらで騒がしかった中でも聞こえたようだった。こちらを振り向き指示を飛ばした。


「リーチか!?今までどこにッ!!それどころではない!住宅を破壊し回っているレッドオークの足止めに向かってくれ!エンジュ達が援軍を要請してくれた!それが来るまで耐えるんだ!!」


援軍が来るらしいが壊滅の方が先に来そうだ。と思いつつもアイギスの指した方向へと疾る。瓦礫の山を越えてしばらく進むと残骸の中で動かない女性を使って遊んだり、男性を喰ったりしている四匹の赤い色の鬼を見つけた。


ゴブリンを大きくした感じに見えなくもないが赤色の肌と頭の大きな二本の角、そして放つプレッシャーが桁違いに高い、それを見て本能が危険だと警告する。

けど、、引くわけには行かないよね。


「《プロヴォケィション》!次の獲物はッ!ここにいるぞぉぉぉお!」


《挑発》の魔法によってヘイトを稼ぐ。レッドオークどもがこちらを振り返り走って来る。その巨体には似合わないほどに速かった。


「グォォォオォォ!」


ブン!


「よっと。」


ザシュ


家に使われていたのか太い木材で殴りかかって来るが一匹ずつだと対処が簡単だ。しかし後続が三匹もいるため迂闊に動けば囲まれてしまうだろう。そう慎重に考えつつも少しずつ相手にチクチクとダメージを与え続ける。


「グガァァァァ!」


それを続けていたらなかなか当たらないのにイラついたのか前にいた奴が大声で叫び始めた。口からは唾やよだれが撒き散らされて不快な顔をしてしまう。そして聴こえてきた鼓膜が破れそうなほどの轟音に思わず足を少し止めてしまった。それがいけなかった。


「あ。」


気付いた時には遅かった。


「グガァ!!」


バギィ!


後ろのレッドオークが投げて来た鉄の塊が僕に直撃した。しかし今度は《パーフェクト・フルポテンシャル》を事前にかけていたためダメージは抑えられたはず。だけど、


「チッ、左腕がやられた。」


片腕があらぬ方向へと曲がってしまっていた。直すにしても時間がかかるため、納刀して魔法戦に切り替える。


「《アイスボール》!」


「グガッ!、、グォォ!!」


「くっ、《ファイアーボール》!」


「ガッ!、、ガァアァ!」


中級の魔法を撃ちつづけてみるが皮膚が固すぎてあまりいいダメージが通らない。敏捷値に物を言わせ攻撃を避けつつ《魔王スキル》の《MP自動回復大》の追いつく範囲で撃ってはいるがこれでは拉致があかない。


「《ハイ・プロテクション》!」


キィィィィイン!!


「グオッ!?」


自分の周りに半円形で結界を作り出す。物理攻撃を受けすぎると破れてしまうが大規模の魔法が完成するまはこれで耐える。中心で跪きこうべを垂れ、片腕を前に出して祈りの体制に入る。


「《僕は願おう。救済を。

(村人が救われることを祈って)

僕は唄おう。物語を。

(想像した通りの魔法を顕現させるために)

僕は見よう。破壊を。

(魔物たちの消滅を願って)

僕は嘆こう。彼らの死を。

(死んでいった人たちのためにも)

僕は使おう。彼らの魂を。

(彼らが使ったであろう魔法の残骸を使ってMPの足しにする)

今、ここに、天からの奇跡を願う。

(さぁ、これで完成だ。)」


今使える最強の魔法を想像してみたわけだが頭にこの詠唱が浮かんだという事はこれは無詠唱では使えないという事なのだろう。


「あっ。」


ガクンと膝をつく。MPが7割まで回復していたのが僅か1割以下にまで減ってしまっていた。急に消費したことの反動なんだろう。


「ウガァ!!」


パリィィイン!


結界が破られる。目の前にはレッドオークが四匹。破った奴はニヤリと笑っていた。が、残念だったね。


「グォォオ!」


再度木材を振りかぶり僕を叩き潰そうとする。その時、僕は叫んだ。


「《最上級魔法:Wish upon heaven》!!!!」


衝撃に備えて目を閉じたがしばらくしても何も来なかった。恐る恐る目を開けて見るとそこには








村人たちと騎士団の人たちが喜び合い、泣き合いながらもお互いを称えあっている姿があった。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜


僕は今、中央広場だったところで座らされている。周りにはアイギスさんや村長、村人たちが立っている。そのためすごい威圧感を感じる。


「ええっと?それで?リーチ殿。君が何かを叫んだと思ったら突然魔物が全て消えたんだが。何か知っているかい?」


アイギスさんが訪ねてくる。それは心底不思議だとでも思っているような顔だった。せっかくの美人が台無しだと思ってみたがそれでもなお美しかった。美人ってすごいなぁと感嘆していたが。


「聞いているのかい!!」


と怒られてしまった。村長さんや村人たちもこちらを見つめている。しらばっくれるわけにもいかないため正直に答える。


「今使える中でも最上級の魔法を使っただけですよ。」


と言ってみたらみんな、は?というような顔をしていたためこちらも、?マークを浮かべてしまった。


「君は一体どれだけの魔法を使ったんだい?」


「儂が村長を務めてからあんな魔法は一度も見た事がなかったわい。加えて儂らにも分からぬ単語を使っておったしの。」


「リーチや、そんな魔法なんてあるはずがないだろう?今までの魔法の最高到達地点は《神炎魔法》らしいけど、あれは第4か5段階めの地点だぜ?それでも話を聞いた限りじゃああんたのあれはそれを軽く超えていたぜ?」


などと言われてしまった。どういうことかと思っていたら。


【《第8段階目の魔法》の行使を確認条件達成により、スキル《魔導》を獲得、《魔導》獲得により、《魔導の導き手》、《魔法無効化》を獲得、上記のスキルを獲得したことによって条件達成。《大魔王lv5》を獲得しました。進化に入りますので備えてください。】


と突然声が聞こえてきた。

そして、突然激痛が身体中を走り。


「あっ、」


「リーチ殿!!??」


「どうしたんじゃ!!」


「はわわわわ!!」


というさまざまな声が聞こえたと思ったら。

バタン!という音とともに僕の意識はまた、途切れた。







よし、軸合わせが完了しました。あとは、、、明日と木金曜日、投稿難しいかもしれません。遅れたらごめんね☆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ