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リーチの話 5

書き方が安定しないことで定着のあるルナアルマです。テンプレなんて気にしてはいけない。いいね?

やぁ、僕だ。今は門番さんに案内してもらって村長の家へ連れていかれた所だよ。木造建築にしては変にしっかりしていて。中は簡素だけどちゃんと必要な物だけ置いてあってスッキリした印象を与えている。


「ここで待っていらっしゃる。これからについて話し合うそうだ。変なことはするなよ?」


やっぱり少し怪しまれているようだ。訝しげな表情。

さて、目の前には良くある執務室とかにあるような黒い扉があった。この奥にここのトップがいるのかぁ。少しげんなりしつつもシャッキリと気を引き締めて。

コンコン。

「失礼します。旅のものですが。」


「うむ、入るが良い。」


室内には窓の前に事務机っぽい書類が乗った机と。その正面、僕の目の前にソファーがある机が一つという内装だった。いかにも客人用という感じ。


「座ってくれんかのぅ?」


「あ、失礼しました。」


扉の前のソファーの片方には白髪のおじいちゃんが座っていた。THE 長老っていう感じの雰囲気を漂わせている。そして彼の前のソファーへと座る。


「儂がこの村の長を務めておる。ハルツというのじゃ。」


相手から名乗ってきた。ニコニコとしているからこちらも話しやすい。


「僕はリーチ・シュベルグと申します。これからよろしくお願いします。」


「そうじゃな、よろしくじゃ。」


挨拶を交わしたのだけど。まずはこっちから聞こうとしたんだけど。


「お主、本当にあの森から出てきたのじゃな?」


と、唐突に真面目な顔になって聞いてきたからこちらも少し緊張してしまう。


「はい、そうですね。」


「何か証拠になるものは持っていないじゃろうか?」


と、聞かれましても。と言いたい所だが我慢して。少し考える。空間庫の中のもので大丈夫かな。


「《空間庫》、これって証拠になりますか?」


取り出したのは大きな石だ。紫色をしている直径大体10cmぐらいのものだ。


「、、、、、お主の言っておることは本当のようじゃな。」


村長さんがすごい驚いた表情をしていた。まぁ、これでなんとかなったかなぁ、とおもっていたら。


「しかし、お主をこの村で休ませるわけにはいかんのじゃ。」


神妙な顔で切り出してきた。ただならない事があるようだ。


「それは何故ですか?」


「それはもうそろそろ、、、、、」


と聞こうとおもっていたら。


「おい、老いぼれ。さっさと約束のものを渡してもらおうか。」


突然豚と騎士らしい見た目の人たちが入ってきた。今更だけどみんな角が生えていて少しホッとした。僕だけじゃなかったんだ!と内心涙していると。


「おい、そこの汚らしい奴。さっさとどっかへ行ってくれないか。」


豚が話しかけてきた。いや、豚としか表現できないんだって。角が生えているけど。腹がでっぷりと出ていて、丸々と肥えた腕と足。キラキラとしすぎて下品に見える服を着ていたからね。しかも顔もすごい酷かった。


「まず、貴方は誰ですか?僕は記憶がないものでして。」


イラついたので、言い返してやった。豚は言い返されて驚いたのか固まっていた。中々に面白い。


「貴様っ!この私を誰だとおもっている!この北部地方の領主の息子!トンブレ=マルコ=バルソークだ!そんな事も知らんのか!この下民が!」


トンブレ、、、バルソーク、、、豚足?かな?豚っぽいし。って、顔を真っ赤にしなくてもいいじゃないかな。ただ知らなかっただけなんだし。


「それで、そのトンブレさんは一体何故ここに?」


「貴様っ。今すぐ死刑にっ!、、、」


「マルコ様。ここは此奴を私たちが殺しても宜しいでしょうか。村長への見せしめも兼ねて。」


怒鳴り散らしていたところに騎士の人がちょっと耳打した。豚の表情が嬉しそうになったから何か悪巧みしてそうなんだけど。


「よし!そこの旅人!貴様は私の騎士と決闘をしろ!」


あ、面倒なことになると思ったので、


「断ります。」


真顔で即答する。またも呆気に取られる豚たち。くっくっく。


「貴様に拒否権などない!さっさとしろ!」


あ、はい。内心すごいめんどくさがりながらもポーカーフェイスを保つ。そしてズカズカと出て行く豚たちの後ろについていった。




「ここでこのハルトと勝負しろ!」


「どうも、ハルトと申します。」


表に出て、少し離れた広場に来たわけだけどいきなり名乗られた。ちょっと驚いて固まっていると


「まさか名乗れないのか?下民だからマナーがなっていないなぁ。」


と、嘲笑うような顔で言われた。イラっ。


「僕はリーチ・シュベルグ、よろしく。」


簡単に答える。豚たちはもう勝利を確信しているのか笑いあっている。


「すまんのじゃ、こんなことになってしもうて。決闘とはどちらかが死ぬまで続く。彼奴らはお主を殺そうとしているのじゃ。本当に申し訳ない。」


村長さんが申し訳なさそうに言ってきた。いや、大丈夫だって。


「大丈夫です。ところで彼らとは一体どのような関係で?」


一番気になったことを聞いてみる。


「彼奴らはこの魔王国の北部の領主様の子息様での。見ての通り名を使ってやりたい放題やっておる奴らで度々この村に来ては女や金を奪って行くのを繰り返しておるのじゃ。」


疲れた顔をしてそう言った。そうか、迷惑だったんだね。と言ってあげると、すまんのじゃ、と辛そうな顔をして返された。本当にいい人だなぁ。っとしみじみしていると豚たちが。


「さすが下民だな!準備もこちらとは時間の差がありすぎる。」


と煽られた。流石にキレそうなのでこの世界の住人の力を図るついでに懲らしめてやろう。


「さて、準備大丈夫だよ。」


あの刀に手をかける。


「お前の武器はそれだけか?何か貸してやろうか?」


目の前の騎士が聞いてきた。優しそうに感じるけどすごいうざい顔をしていたから無視する。


「では、儂が審判をしよう。両者。はじめ!」


村長さんが合図をすると同時に騎士の人が走ってきた。得物は片手剣、ブロードソードとか言われている形をしている。けどかなりの業物だとわかる。


速さ的には速いんだろうけど、僕から見たら遅すぎると感じた。前の世界ではこんなことになかったんだけどね。と驚いている。


あと4~5mとなったところで抜刀する。


「はぁっ!」


気合い一閃、彼らからは手すらも見えなかっただろうね。


ガン!


「グハァ!!」


フルプレートにあたって鎧を凹ませながら吹き飛ぶ。切れなかった?と思っているけど全く動かない彼。口をあんぐりと開けて驚く豚。目を見開く村長。それを見て思った。



やりすぎた。と





ぶ・た・き・ぞ・く



ハルト

lv45

HP3000

MP500


筋力A

魔力B

体力A

敏捷B

運D


魔族は一般人よりも基本的ステータスが高い。

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