表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍化】転生聖女は友情エンドを目指す! ~腐女子なのに乙女ゲームの世界に転生しちゃいましたが親友キャラとイチャイチャ百合しながら悪役令嬢と派閥抗争してます~  作者: 川獺右端
第九章 ファルンガルドへの巡礼

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1604/1610

第1593話 ガドラガ教会に入る

 魔物を積み込む関係でガドラガ教会の中庭に蒼穹の覇者号を着陸させた。

 学者と子供は先にエレベーターで地下基地に放りこもう。


 タラップを下ろして、子供たちを下ろした。

 エンジンルームに居た学者さん達はエバンズに先導されて後部ハッチから出て来た。


「じゃあ、ガドラガ基地に行きましょう」

「教会からいけんの?」

「エレベーターがあるのよ」

「おお、すげえ」


 ガドラガ教会からギャブリエル司祭と尼さんとキルギスくんがやってきた。


「聖女さま~~、ガドラガにいらっしゃいませ」

「魔族たちを魔国に捨てにきたわ」

「それはようございますね。捕虜は居るだけでお金がかかりますし」


 私はギャブリエル司祭と挨拶を交わした。


「うおお、キルギス、ひさびさ」

「キルギスくーん」

「お前ら元気か」

「キルギスくんも大丈夫、お姉さんと住んでるの?」

「そうだよ、ローゼ姉さんと一緒に寮で住んでるんだ」


 ローゼさんと一緒なのか。


「聖女、魔族どもを処刑に行くのか?」

「捨てに行くだけよ」

「姉さん達を護衛に付けていけば?」


 五本指か、それも良いな。

 私はペスのテイムラインを探った。

 あったあった。


(よう、ペス)

《ワオンッ♪》


 ペスのラインを中継して、クヌートに思念を繋げた。


(ぬが、なんだ、聖女か、どうした)

(今、ガドラガだよ、魔族を捨てに行くんだけど、五本指が空いていれば護衛に雇おうかなと思って)

(ちょっと相談してみるぜ、まってな)

(あいよ)


 クヌートとは遠隔通信出来るのが良いな。


 ポセイと子供達と学者さんをエレベーターに乗せた。

 結構広いからデカブツのポセイも楽々乗るな。


「なんと素晴らしい魔導エレベーターですか」

「メンテナンスは自動のようだ」

『自動魔導メンテナンスです。細かい魔法技術を組み合わせて効率的に運用されています』


 ポセイが誇らしそうに解説した。

 先史魔導文明はチートだよなあ。


 しばらく乗っていたら、チンと音がして、扉がひらいた。

 子供達がダッシュで格納庫に駆け込んだ。

 灯りが点いているなあ。


『前回の残存魔法力が残っていましたので、私が遠隔で灯しました』


 有能だなポセイ。


『三番倉庫に蒼穹の覇者号規格の魔力増槽があります。メイン魔導炉と接続すれば、百二十三時間の基地稼働が可能です』

「それは良いね、ポセイ、お願いね」

『かしこまりました』


 蒼穹の覇者号を地下基地に持ってこなくても良いのか。

 ポセイは倉庫の方に歩いて行った。

 子供達と学者さんたちは新型飛空艇の前でじっと船体を見つめていた。


「かかか、かっこいいね、お兄ちゃん」

「これが、新生サイズ王国の御座船に」

「ほほほ、トール王子、儂らが心を込めてレストアするでな」

「楽しみにしてなさいな」

「はいっ、おねがいしますっ」

「中が見たいよ中、ねえねえ」

「こっちじゃ」


 学者さんが子供達を先導して新型飛空艇の中に入っていった。

 エンジンと魔導頭脳が無いだけで、船としての内装とかはそろっているからね。


「教授、説明などが済んだら、子供達を温泉につれて行って入れてくれますか」

「ああ、いいよ、孫の世話を思い出すね」


 ポセイが戻って来た。


「ポセイ、あとで上に行って、お菓子とか飲み物とかを貰って、子供達と学者さんにふるまってね」

『かしこまりました』


 ポセイは便利だな。


(おう、聖女、相談はまとまったぞ、護衛を受けるぞ)

(それは助かる)

(今は教会か、すぐ行くからまってろ)

(魔族を積む時間があるからゆっくりおいで)

(おう)


 よし、五本指もつれていこう。


「じゃあ、アダベル来なさい」

「え、ええ、ポセイのお菓子は?」

「仕事をしなさい」

「え~」


 ぶつぶつ言うアダベルを連れて、私たちはエレベーターに乗った。


「新型飛空艇の説明を聞きたかった」

「また今度ね。今日は魔族を捨てにいかないと」

「まあ、危ない奴らだからな、しょうがないか」


 エレベーターは地上に着いた。


「あ、聖女さま、お帰りなさい」

「おおトーマス、ジョーイ、がんばっているか?」

「はい、みなさんに好くしてもらってます」

「魔族に御用ですね、こちらへ」


 ベルモント司祭が任命した偽聖騎士だった、トーマスとジョーイが出迎えてくれた。


 階段を下りて、地下研究所へと入った。

 魔物を使った怪しい研究は中止されたようで、空のガラス瓶がたくさん並んでいた。


 地下牢ゾーンに行くと、黒手のダーキンが声を掛けてきた。


「おお、聖女聖女、釈放か釈放か」

「ああ、魔国の端っこにでも捨てに行くよ」

「……、マジか! お前頭がおかしいのかっ!」

「聖女だからな、偽善的なんだ」

「いや、私らを自由にした瞬間にお前死なないか?」

「そうならないように、私が付いてきた」

「お、おう、チビ助」

「アップルトンの守護竜だよ」

「うおおお、それはすげえな」


 地下牢の魔族どもが興奮した感じで、ザヤザヤと会話を始めた。

よろしかったら、ブックマークとか、感想とか、レビューとかをいただけたら嬉しいです。

また、下の[☆☆☆☆☆]で評価していただくと励みになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
五本指もガドラガのほうの門前芸人コンビも息災で何より。
テイムすればスパイ的な働きもさせられるかも知れないけど、気付かれると処分されるからなあ。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ