辿る道の先
もう月が変わってしまいましたね…
作者はリアルで忙しく活動中です。精神的にも肉体的にも疲れる毎日です。
中々、投稿できませんけど暇を見つけて投稿しますのでよろしくお願いします
翌日。昨日、宮下に言われたように弥嗣は朝から学園に登校していた。
いつものように登校して、いつものように授業を受けずに寝る。それは義哉のいた時と変わらないように思えた。
だが、違う…………。
誰もその違いに気づかないまま時は過ぎていく。
壊れた歯車は止まらない――――。
誰かがその歯車を止めるまで…………。
「―――た、助けてくれ…」
そんな声が男の口から漏れた。真夜中の光の届かない路地裏で40代ぐらいの男がしりもちをつき、怯えた表情でそう目の前の者にせがむ。
だが、彼――弥嗣はそんな言葉に耳を貸さず、刀が霞むほどの速さで振るう。
「あっ…」
男はそんな声を漏らして、絶命した。返り血が弥嗣の頬に一滴つく。
弥嗣は絶命した男の死体を見下ろす。
「――――結果、辿る道は同じか……」
弥嗣は頬についた返り血を擦ってから刀を収めた。
振り返り、路地裏から立ち去る。その時、衣服が翻りチラリと見えた鎖骨の下、心臓辺りにある黒い茨の痣は前とは違って見えた。
拳一つぐらいの円を描き、前に見えた時よりも中央に茨を伸ばし、後少しで伸ばされた複数の茨が触れそうな痣に変化していた。
それが何を指すのか――――。それは弥嗣のみが知り得る事柄。
そして、時はもうすぐそこまで来ていた――――。




