『独占欲』/『敗北』
こんばんは。浅葱 藍夏です。
『敗北』では伊織くんの完敗ですね。
たまにはこういうことがあっても良いでしょう
藍色の夜が明けるまで、どうぞお付き合いください。
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『独占欲』
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「なぁ、虎太郎。お前のにいちゃんかわいいよな? 彼女とかいんのかな? それとも彼氏?」
「おい、伊織に手ぇ出すなよ? まじでシャレにならんからな」
「おいっ! こいつ超絶重いブラコンだから冗談通じないって!! 謝れっ!!」
「悪かったよ……そんなにキレんでも……」
「あっ!! 虎太郎のお友達?! お菓子持ってくるねー! 僕も混ぜて!!」
「うおっ!! 何だ? にいちゃん? あれ……天使じゃん?」
俺はさっきから伊織に興味を持ちまくっている同級生にイラついていた。
「お待たせー!! みなさんどうぞー! 僕はそこに座って良いかな?」
「伊織っ!! ん!! ここ。 いつも俺の膝だろ?」
同級生は面食らった。
「こいつとにいちゃんいつもこんなんだぜ? お前も免疫つけろ(笑)」
「うん! こたの上にすわる〜!!」
……にいちゃん、股間の上でモゾモゾするなよ? でないと友達の前で俺のアレが……
あっ!! バカっ!! 伊織、動くな、おとなしくしてろーーーーっっ!!
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『敗北』
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今日は月1回の飲み会。あんまり行かないんだけど、今日は喜んで行くんだ〜! 前回虎太郎がお迎えに来てくれたから、今日も来てもらう!作戦。
頑張ってめっちゃ飲んでエロエロで迫ろう。
…………。
ちゅんちゅん。いい朝だ。スズメが鳴いている。
「おはよう、にいちゃん大丈夫? 昨日の記憶ある?迎えに行ったら暴れてたよ? みんなに迷惑かけんなよ〜」
「──へ? うち着いてからは、僕なんかした?」
「いつも以上に良い子でぐっすり寝てたよ? お利口さんでした!」
「えーっ?! ちゅーは?! きもちいことは?!」
「昨日はお利口さんでした。いつもこれくらい良い子で寝てくれよ?」
ゔゔっ!! 僕の負けだよーーーー!!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
読後感はいかがでしょうか?
楽しんでいただけたなら幸いです。
それでは、また藍色の夜にお会いしましょう




