ラリア。
ちょっと短めです。
惑星『ラリア』。
その星は、色鮮やかな花が咲いていた。
澄みわたる空気と、美しい水辺があった。
『楽園』とも呼ばれていた。
「こちらは、はじめてですか?」
薄紫色の羽を、羽ばたかせていた。
その星には、蝶人というのがいた。
「私、案内役のスミレと申します♪」
彼女は、惑星『ラリア』のなかで。
接待業のなかで、常に優秀だった。
そもそも、その星に訪れる人たちは。
ただ、癒しを求める者たちばかりだった。
たとえ、犯罪者であれど、受け入れる。
それが惑星『ラリア』の住人の、お仕事だった。
「こちらはいかがですか?」
スミレは、とある花をおすすめした。
お客様の状態を、完璧に把握していた。
「はあ~、いいね~」
うっとりとしていた。
そこに、さらに詰め寄る。
「じつは、こんなのもありまして」
特殊な製法で作ったドリンクを提供した。
ストローで啜ると。
ちょびっとだけなのに。
まるで、ミツバチのようになっていた。
「もういっぱい、おかわりくれるかい?」
「ええ、どうぞ♪」
スミレはまた、スペシャルドリンクを作った。
「美味しくなあれ♪」
秘密の呪文を唱えて。
惑星『ラリア』では、スミレとして。
スターは、ただ小銭を稼いでいた。
もうすぐしたら、メイドデビューも近いだろう。
「萌え萌え、キュン」
いつかは、そのセリフを使いこなしてみたかった。
オムライスに、ケチャップでメッセージを。




