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気がついたらラミアに(なろう改訂版)  作者: 並矢 美樹
ラミアの捕虜

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17. これで、みんな

 「ウフッ、そわそわしちゃって」

 ナーリアが楽しげに言った。


 「からかっちゃダメ。 私も最後ならそうなった」

 レンスが嗜めるというか弁護した。


 「いや、私はそわそわなどしてないぞ。

  ただ今晩は私の番で、やっとみんなの言っていることが分かるかな、と思ってただけだ」


 はいサーブさん、完全にそわそわしてるよね。


 「でも本当にこれで全員が共通の理解になる。 それは良いこと。」とセカン。


 「だからさっさとアレクの精を得てみなさいって。 って、役に立つ状態になってないじゃない」

とディフィーは僕をみて言った。

 裸だから隠しようがないんだよね。 それになんというか、もじもじと隠したら余計に恥ずかしい気持ちになるし。


 「あのね、そんなに都合良く状態を変化出来ないよ」


 「そうなの。 必要な時はすぐに使用可能な状態にしなさいよ」

ディフィーが続けて無理を言う。


 「そんなことが簡単に出来るなら、意思のままに自由に出来るなら、秘密にするのだって簡単だろ。

  自分の意思ではどうにもならないモノだから困るんだ」


 「えーと、それじゃあ、今晩私は精を得られないということだろうか?」

サーブが悲しげに聞いてきた。


 僕はちょっと慌てて

「いや大丈夫。 今ちょっとそうなってないだけ。

 僕の方から少し触らせてもらったり、逆に触ってくれたら、すぐに可能な状態になるよ。

 だから大丈夫、しっかりサーブにも出せるよ」


 「なら私、どこでも触れていい、かまわない」

 僕の言葉が終わるより先に動き出していたセカンは、座っていた僕を後ろから肩を引いて倒して、胸を口に押し付けてきた。


 「ん、素早い。」

 セカンのことをそう批評しながらも、レンスは僕の右手を取り自分の胸へと持っていった。


 「じゃ、私はこっち」

 ディフィーが左手を取った。

 「私、アレクを触っているのすごく好きだけど、アレクに触られるのはもっと好きかも」


 「なんか出遅れちゃったな」

 僕の包囲に加わり損ねている、今晩の順番のサーブがナーリアに自分の照れ臭さを隠すように話してる。


 「本命の場所があるでしょ。 みんな、そこは空けているわ。 あなたはそっち」

 ナーリアはそう言って、無理矢理包囲網に加わってきた。


 そう促されたサーブも、唯一空けられている場所を目掛けて加わってきた。

 これだけされたりしたら、もちろんフルパワーで臨戦態勢になりますとも。


 サーブは「ああ、良かった。 私だけは対象外になるのかと思った」と安心したように呟いて、エネルギーを受ける作業に励み出した。


 僕はさすがに5回目ともなれば、すぐにではなく少しは保たせるぞ、と意気込んでみた。

 受け身だけでなく、今は攻撃しても良いのだから、意識をそっちに集中させれば・・・。

 ダメでした。 やっぱりすぐに放出しちゃいました。

 この全部持っていかれるような快感、癖になっちゃって我慢できなくなっちゃったかなぁ。 そもそもの経験値がないからなぁ。


 サーブはみんなと同じように、って同じじゃなかった。

 最後まで待つことになって、期待が高まっていたからかな、より一層激しくピクピク体全体を震わしている。


 ピクピクするのがやっと収まったら

 「これ駄目ぇ。 絶対癖になっちゃうぅ。 もうこれが得られない生活なんて考えられない。

  よ〜く分かっちゃったぁ。」


 おい、このデロデロ誰よ。 このグループを仕切っていたサーブはどこに行った。


 他の四人もさすがにびっくりして、ちょっと引いている。

 「おーい、サーブ、戻ってこーい。」

 おっと、これ心の声です。 声に出してはいませんとも。


 しばらくしてサーブが正常な状態に復帰した。

 「秘密にする必要というのが私にも本当に良く分かったわ。

 こういうことなら、これからはよりいっそう周りに悟られない様に注意しないといけないわね。

 みんな、常に周りに気を配るのよ。 油断はしない様に」


 他の四人は神妙な顔をして頷いている。

 いやそれ神妙な顔じゃなくて、笑いを噛み殺している顔だろ。


 寝るときのポジション争いが熾烈になった。

 ディフィーとレンスが、僕の肩を枕にし腕を回させ、胸に僕の手を置かせるというポジションを編み出したからだ。


 「何それ、私もそれしたい。」

とセカンが文句を言ったがディフィーに

 「あんたはさっきどさくさに紛れて、胸をアレクの口元に持っていくという特別なことしてたのだから、寝る時は足を抱いて寝るんで十分。」

と一蹴された。


 もう片方の足はサーブが絶対死守という感じで抱きついていたから、割りを食ったのはナーリアだった。

 脇に二人が入り込んだので、スペースが狭まり、足の間に入り込む余地がないのだ。

 どうするかな、と思っていたら、ナーリアは頭のところに来て、(ラミアだから膝はないけど)膝枕をしてくれた。


 「抱きつかれるだけじゃなくて、何かしてもらうって感じのことが一つくらいあるのも良いでしょ。」

と言って僕に軽くキスしてきた。

 なんと言うか、エネルギーを得るためという感じではなくて、普通の女の子がする行為という感じだったので、僕はちょっと嬉しくなって、ニコッと笑いかけて眠りに入っていった。


 あ、普通のキスって、ラミアでも別になんの特別な効果もないや。


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