コロナお姉ちゃんの卒業と寺子屋
試験休みは今日1日となったのですが、私は明日の卒業式の準備に駆り出されています。
それはどうしてかと言うと[サイキックス]で物を動かす事です。
無属性の魔法が今だに呪文での対応が物凄く遅れています。まぁ魔法室の人員が少ないのは有りますね。
コロナお姉ちゃんとステラお姉ちゃんの卒業式だからしっかりと準備して笑顔で送り出そう。
そう言えばホーデン家とルバス家は今日ホームタウンに着くとメールが有った様な気がする。
さて残りも頑張りましょう。
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本日は卒業式です。
在校生は全員ではありませんが講堂に出席出来ます。私も出席します。
前から卒業生、在校生、卒業生の親や親戚等で正面に向って左側の壁側に講師等で右側の壁側が学園長等の幹部、王族や来賓の方々がいらっしゃいます。
その中には王族から国王陛下と第1王女がいらっしゃており、皇女様も出席されておりました。
私にもフソウ国の男爵なので来賓側に座る様に言われましたが、在校生として送りたいと思い来賓側には行きませんでした。
正面の舞台上では進行役の方が開会宣言して始まり、学園長の挨拶、来賓の挨拶が有り、その中には皇女様もお話しされていました。
卒業証書授与は代表で第2王女殿下が受け取り、そのまま卒業生の言葉となり、その後に在校生の言葉として第4王子が話しをされていました。
その後は優秀生徒の発表が有り、コロナお姉ちゃんとステラお姉ちゃんの名前やフソウ国の卒業生の名前が有りました。
式は粛々と進み、閉会の宣言をしてから卒業生が退場して終了です。
卒業生は一度教室に戻り卒業証書を受け取り、退寮してから学園から去って行きますが、教室から寮に行く前に卒業生同士、在校生とのお別れ、来賓者と話しをしたりしています。
私も講堂の片付けを済ませてそちらに行き、お姉ちゃん達やフソウ国の卒業生の所に行きました。
フソウ国の卒業生の中には無属性チームで一緒にやっていた先輩がいましたからね。
そして記念として皇女様を真ん中にしてスマホで写真を撮ってから[ドローイング]で紙にコピーして、それを卒業生と皇女様にお渡ししたらとても喜んでいましたよ。
家族の所に行っても同じ事をして渡しました。勿論ルバス家の分も撮ってから渡しました。
お母さんと叔母様はその写真を見てニコニコしていました。
しかし私がやっている所を第3王女殿下に見つかり
写真を撮ることになって同じ様にコピーして渡しました。第2王女殿下はとても喜んでいました。
まぁ喜んでもらえたなら良いかな。だけど後で呼ばれそうな気がします。
卒業式が無事終わって良かったよ。
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翌日は終業式をやってから放課後に寺子屋メンバーが集まり話しをします。
「先日の波乗りボードを使っての[バーニア]は出来たかな?」
「出来てません。考えても結論が出ませんでした」
伯爵家女子が言った。
「例えばフソウ国組のメンバーに飛んでいる所を見せてもらうとかはしたのですか?」
「してません」
「何故見せてもらわなかったのですか? 見る事でより鮮明なイメージが出来るはずです。それに[バーニア]の制御の出力ポイントが変わるだけですよ。上下するにはどうすれば良いとか、前に進むにはどうすれば良いのかを考えれば自ずと答えが出て来ると思うのですが。もう少し見方を変えた方が良いですね。
来年度から新3年生は私から教えずに自ら考えた魔法をやってもらいましょう。
此処迄考えたけど行き詰まったのでなにかアイデアを下さいとかですね。後は制御を大きさの違うのを10個迄は指導しますがそれ以上は各自の希望で、新2年生の方はまだ教えますけど自ら考える準備をして下さい。全体的にはこの様にしますが、嫌なら辞めてもらっても構いません。休み中は各自で訓練をして下さい。以上ですので今日は終わります」
私は教室を出て寮に戻った。
教室に残った寺子屋メンバーは話しを始めた。
「またやっちゃたね。今回は最悪のパターンだったね」
「そうですね。もう見捨てられたのでしょうか?」
「それはないけど、自分達からやらないと進まないと言う事だよね」
ミウラと伯爵家女子が話した。
「フソウ国のメンバーはどう思っているの?」
殿下がフソウ国のメンバーに聞いた。
「特には無いですね。戦争に行く前からその様になっていたので、私達4人やフソウ国の先輩方はその様に考え方を変えて来ました。それによって知識も入れ始めています。まだ男爵様の様には行きませんが改善はしてますよ。
王国の方々は昨年男爵様から同じ事をずっと言われて何も思わないのですか? 教えて貰うのが当たり前と思っているなら、これからは男爵様は何もやらないと思いますよ。
追いつけないとはわかっていますが、少しでも近づけば、私達フソウ国留学生は国の発展に寄与すると思っています。フソウ国は先の戦争から復興する為の皇族が先頭に立っているのを見本として国を良くする事をしてきました。
なので王国の皆さんよりもスピードが早く対応、改善が出来ます」
ケターダは殿下に言った。
「言っている事が良く分からないわ」
「そうですか、私達からみれば王国の皆さんは男爵様に半分見捨てられているように見えますけど。
一度冷静になって考えた方が良いと思いますよ。
どのみちこれから先は自分達が動かないとただ此処に来てるだけになりますから。
春の休暇ですから考えるには丁度良いですね」
そう言ってフソウ国組と2人の新メンバーは教室から出て行った。
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