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辺境の転生三女 田舎暮らしを満喫したい  作者: トシボー


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二姫様の国を楽しもうⅡ〜今日も美味しいものを食べよう〜

 今朝、食事前に皇女様が来て二姫さんのホーデン領行きの件は二姫さんを含めて3人迄なら条約締結前でも大丈夫となった。

 皇王陛下は懐の広い人だなと思った。


 朝食の後にお城に行って、国王陛下への面会の申請をすると、直ぐに許可が降りて謁見となり、皇女様が二姫さんの留学に関する事の話をした。

 そこには二姫さんと宰相もいたのですが、二姫さんは大いに喜んでおり、直ぐに侍女兼護衛の選定に入り私達が戻る時に一緒に行くと言っていた。

 国王陛下からは出港を3日程待って欲しいと言われたので了承致しました。

 フソウ国への返事は今朝船で使節団が向って条約の締結と細かい協議をする事になっているそうだ。

 まぁいい方向にいって良かったよ。

 国王との謁見が終わり、お城の廊下を歩いていると昨日案内してくれた侍女さんがいたので小さく手を振ると、こちらに来て昨日のカボチャプリンのお礼を言われ、侍女仲間で食べたそうだ。

 それで今日は仕事が終わって帰る所だったらしいので、もし時間が有ればまた街の案内をお願いしたら、喜んで了承してくれた。

 昨日と同じく街で降ろしてもらい散策する事にします。

「お2人は行きたい所はありますか?」

 侍女さんが聞いて来た。

「お米の麺が食べれる所と市場に行きたいです」

「良いですね〜、お米の麺料理は気になります」

 私が言うと皇女様が同調して来ました。

「分かりました。昨日とは別のお店に行きましょう」

 侍女さんの案内で15分程歩き、お店に入ると此処は麺料理の専門店だった。

 これは期待出来るぞと思って、今日もワクワクしています。

 テーブル席に案内されてから座り、メニューを見てもよく分からなかったので、説明してもらうと此処ではフォーと言うのは牛骨や牛肉からの出汁と鶏ガラの出汁の2種、麺は生を使っていてモチモチの食感があると言っていた。

 具は野菜と鶏肉が基本となっていて、商品が来たらテーブルにある野菜や調味料を使って自分好みで食べる事が出来るそうだ。

 パッタイと言うのはお米の麺を野菜等と炒めて甘酸っぱい味付けをした物をで、まぁ焼きうどんと同じ様な物ですね。私の大好きなエビが入っているのがポイントが高い。

 

 侍女さんが頼んでくれたので、楽しみに待っています。

 あまり時間がかからずテーブルの上に置かれ、お椀の様な食器も置いてもらい、3人でシェアをして食べる事にしています。

 私は先ずフォーと言う物からお椀に入れて食べ始めました。

「美味しいよ〜、これは牛の出汁だね。思ったよりもさっぱりしているよ。この香味野菜がいい感じだね」

「私のは鶏の味ですけど、スープの色が醤油みたいなのですが魚介の味がします」

「皇女様、それは魚醤と言うものです。簡単に言うと魚の塩漬けから出来る醤油ですね。ホーデン領でも細々と作ってますが、醤油よりも使い道は少ないですけど」

 3人で楽しく食事をしました。

  (SIDE 共和国二姫 フィエロ)

 魔法を教えてもらえる事となった。そして留学の許可も陛下より下りたので、物凄く楽しみだ。それに別の大陸と言うのもまた面白い。

 海洋調査に出て嵐になり、船が壊れ無ければ前のままだったけど、救助されてからは未来がガラッと変わった様な気がする。

 ミラージュ殿とは数回お話しをさせてもらった事は有るけど、その時とはイメージが全然違った。

 知的で優雅な方だと思ったが、冷静沈着で尚且つ興味のある事は進んでやっていた。

 そしてもう1人のセリカさんはとても楽しい人だったけど頭の回転が早い人で知識が豊富だ。

 今回この2人に出会ったのはとても大きい、このチャンスを逃したくなかった。

 ミラージュ殿もセリカさんと出会った事はとても大きかったと思う。それにあの2人は姉妹なのかと思ってしまう位仲が良い。羨ましいとも思う。

 取り敢えず私は準備をしないと。

「そう言えばユイリィは居ないの?」

「彼女は今日帰りましたよ。そう言えばお客様を街に案内するとか言ってました。

 昨日も案内をしてカボチャプリンをお客様にいただたので、侍女仲間でいただきました」

「えっ、いつの間にそんな事になっているの?」

「今日は終わってから偶然会った様ですけど」

「私も行きたかった」

「姫様はお支度をしないと」

「貴方とユイリィも行くのよ。2人は侍女兼護衛なのだから」

「えっ、姫様そう言う事は早く言って下さいよ」

「先程決まった事だからね。貴方達の家の方には連絡が行っていると思うわよ」

 食事が終わったセリカとミラージュ、ユイリィは市場にいた。

「皇都の市場も大きかったけど此処も大きいわね。羨ましいわ〜。私の国の王都にあるのは市場っぽい所だからね〜。品物もそんなに多くないのと値段が高いのよね」

「そう言えば大使館のコックもそんな事を言ってましたね。ホーデン領の方が物が揃うと」

「無いもの強請りをしてもしょうがないけどね。

 さてお宝を見つけにいきますか」

            ・

            ・

            ・

「ふぅ〜、無事お宝をゲットできたよ。これで食生活もだいぶ豊かになるね。後は白い樹液だけかな?」

「セリカさん今回もいっぱい買いましたね。

 それと白い樹液とは何ですか?」

「買った種類は多いですけど量は抑えましたよ。何を作るかはこれからですね。

 白い樹液はゴムの素なのかもしれないです。シュシュの中身で使っているのですが、隣国からの輸入品だったので調達が出来なかったので諦めていたのですが、先日二姫様との話でその様な事を話していたので購入して、錬金釜で実験してみようかと。上手くいけば列車や馬車の乗り心地が良くなりそうです。それに身近で言えば靴に使ってクッション性を良くして歩き易くて疲れ難く出来ます。それに床が濡れていても滑り難くなります」

「相変わらず面白そうな事を考えますね。カリーナさんも言っていましたが、セリカさんの頭の中を私も見てみたいです」

「わ〜皇女様にも言われた〜。頭を割られないようにしないと〜」

 そんな冗談を言いながら買い物を済ませて、此処にも有った食堂街で甘味を食べる事にしました。

「美味しそうなのがいっぱい有りますね。何にしようかな? あっこれにします」

 見つけたのは杏仁豆腐みたいな物と胡麻団子みたいな物でした。

 皇女様はフルーツにミルクがかかったの様な物で侍女さんは小さめのパンケーキが6枚程乗った物を買っていました。

「以前セリカさんに南国フルーツを食べさせてもらってからちょっと嵌ってしまいました」

 皇女様が言ったのでホーデン領でも南国フルーツの甘味を始めた事を話した

「ホーデン領でも南国フルーツの甘味は始めましたよ。先日母に買っていきました」

「クオン殿の甘味屋ですよね? 港に着いたら行かないと」

「侍女さんのは何ですか?」

「米粉と砂糖とココナッツミルクを使ったパンの様な物です」

「美味しそうですね。お土産に買って行こうかな?」

「良いですね〜。私も侍女と護衛に買って行きましょう」

 楽しくおしゃべりをしながら休憩をしてから侍女さんの食べていたパンの様な物と胡麻団子みたいなのをお母さんとサツキさん用に買った。

 皇女様も同じ物を買っていた。

 侍女さんには私から胡麻団子みたいなのをお土産に渡した。

 侍女さんは遠慮していたけど案内をしてくれたお礼として受け取ってもらった。

 

 市場の入口で侍女さんと別れて船に戻りました。

 船に戻り、客室に入るとお母さんとサツキさんがいました。

「ただいま戻りました」

「お帰りなさい。それでどうなったの?」

 挨拶を済ますとお母さんに聞かれた。

「二姫様を含めて3人をホーデン領の寺子屋で訓練をして学園に留学する予定です」

「それだったらダイナと宰相閣下に連絡を入れておきなさい」

「分かりました。直ぐやります。それとお土産でこの国の甘味を買って来ましたので食べて下さい」

「まぁ嬉しいわ。丁度甘味を食べたかったのよ」

「こっちがお母さんので、これがサツキさんの分です。一緒だとお母さんが全部食べちゃいますから」

「そんな事はないわよ。この口はそんな事を言うのね」

 お母さんに手が私のほっぺに来そうだったので、直ぐに逃げて客室から出ました。

「お父さんと閣下に電話してきま〜す」と言って。

 自分の屋敷に戻った侍女のユイリィは両親より二姫様の侍女兼護衛として留学する事になった事を聞いた。

 聞いた本人はびっくりして「えー」と言って腰を抜かした。

ご覧いただきありがとうございます。

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