二姫様の国へⅢ
昨日お城に来る様に連絡有り、迎えに来た馬車に皇女様と共に乗って、お城に向っています。
船から街を眺めたり、馬車から見ているとやはり東南アジアっぽい感じですね。
港はホーデン領と同じ位の大きさですが、貿易はさほどしておらず多くの漁船が係留されていました。
街も皇都程ではないですけど賑わっておりますので色々と有るのでしょう。
面白い物や美味しいものが有れば良いな。
段々とお城が見えて来たのですが、タイの王宮とベトナムの世界遺産の王宮を合わせた様な感じで威厳が有り、芸術的にも良いですね。暫く眺めていたい位です。
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お城に着き、文官らしき人に応接間の様な所に案内されてから、少しすると二姫さんが来ました。
「本日は来てくださりありがとうございます。
この後に国王陛下に会っていただきますがどうしても言えない事は言わなくても良いです。
それと魔法を見せてくれと言われますが、危険ではないものでお願いします」
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二姫さんが言った後に謁見の場の行き、国王陛下にお会いしましたが、皇王陛下より若い感じですね。
私と皇女様が挨拶をした後に国王が話し始めた。
「この度は我が国の二姫フィエロを含む海洋調査船の乗員を助けてくれた事に感謝する。怪我も治療した事も重ねて感謝する。
それで、2人は魔法と言うものを使うと言う事をフィエロから聞いておるのだが、実際に見せてはもらえぬか?」
国王が感謝と魔法の事を言うと皇女様が話し始めました。
「実際には数種類の属性がありますが、私は水と光の属性が得意なので光の初歩の魔法を発動させます。
私の右の手のひらに注目して下さい。[ライト]」
皇女様は手のひらを上に上げて発動させると国王を始め周囲にいた人達は「おお〜」と言って驚いていた。
その後に[ウォーターボール]を発動させていた。
「ミラージュ姫それは簡単に覚えれるものなのか?」
「人それぞれだと思いますが、私は使えるまで1ヶ月程かかっています」
「ホーデン嬢に聞くが何方の国では当たり前の事なのか?」
「はい、5歳になれば教会に行き魔法の属性等を教えてもらえます。そして13歳になれば試験をして合格ならば学園に行き、勉強する事も出来ます」
「あい分かった」
「フソウ国からの親書は読んだが条件としては悪くないが、こちらとしても検討をして返事をいたす」
「分かりました。その様にしていただければ宜しいかと。私自身は国外におりますので、宰相宛に送っていただければ宜しいかと」
「それではそうしよう。これで謁見を終わる」
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国王陛下が退場した後は最初にいた応接間に戻ると二姫さんと役職が偉そうな人が入って来た。
「お疲れ様〜。急な謁見で申し訳なかったわ。
フソウ国からの親書で慌てたみたいなの。友好国だけどそこまで親密と言うわけじゃないから。フソウ国はこの辺りだと大国の部類に入るからね。
それで私はセリカさんの国に留学を考えているのだけど、今からやっても間に合うのかしら?」
二姫さんから話しがありました。
「年齢からすると昨年の入学ですね。現在の1年生ですけど。私も諸事情があって遅れて入学しています。
この方法が上手くいくかはわかりませんが、私の国のホーデン領で寺子屋と言う所で精一杯やって今年の入学がギリギリですかね? 試験が受けれる事に関しては国の宰相に聞いてみないとわかりませんが。
後はフソウ国との兼ね合いですね。最低限の二姫様含めて3〜5人位を先行でやるのかと言う事です」
「そう言う話になるともう一度フソウ国に戻って話をしないとですね」
皇女様が腕組みをしながら考えながら言った。
「ケターダさん(姉)は今はどちらにいるのですか?」
「そう言えば、一旦戻っていると聞いていますので電話をしてみましょう」
皇女様は席を立ち、部屋の隅で電話をかけていた。
「あれは何をされているのですか?」
「フソウ国と連絡を取っているのですよ。二姫様の希望が通る可能性が有るので」
「そんな事が出来るのですか?」
「はい、ただもう有りません。それにもう作れない物となっています」
「そうですか、残念です」
皇女様が戻って来ると「連絡が有るから暫く待ってほしい」と言われた。
これで一旦話が終わって、帰ろうとしたら上陸許可が下りました。やったぜー!!
これで買い物や美味しいものが食べれるかな。
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