二姫様の国へⅡ
日が変わり本日も皇城に呼ばれ皇王陛下に謁見なのですが、二姫さんと皇女様も一緒です。
きっと方向性が決まったのでしょう。
皇王陛下に挨拶をした後に陛下から魔法の件に関しての話しがありました。
「共和国に対しての魔法の件だが少数での基礎の教育とするが、条約を締結させてからとする。
条約はお互いの不可侵である。
共和国とは友好国であり、国境は高い山脈で有るからその様な事は無いと思うが念の為と言う事だ。
魔法は物によっては機密性が高い物もあり、尚且つその土地によって使い方が変わって来るから共和国は共和国で発展させてもらいたい。
この様になったが二姫殿どうだ?」
「ありがたく、国に戻り父で有る国王に話しを致します。ご協力感謝致します」
「後ほど国王宛に親書を渡すから持って行ってくれ」
無事に謁見も終わり、二姫さんも魔法が学べるチャンスが来た事でホッとしたようです。
良かったね。
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二姫さんと宿に戻り、別れてロビーで冷たい抹茶糖を飲んでいるとお母さんが宿の温泉から上がってきました。
「あらセリカ帰っていたのね」
「また温泉に行っていたのですね。その内ふやけてスライムの様になってしまいますよ。
それに入った後にクリームや肌水をつけても効く前に流したら意味無いですよ」
「そんな事はないわよ。私の肌は何時もツルツルよ」
「はいはい、もうそれで良いです」
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少し遅い昼食を食べてからサツキさんを伴って皇都内を散策して何か面白い物でもないか探していたのですが、最終的に市場に行き海苔の佃煮となめ茸の佃煮をケースで買ったのとお父さんのフソウ酒の購入で終わってしまったので宿に戻ってゆっくりとしていた。
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船に積み込み作業の日になり、朝から港に行き積み込み作業を見ていました。
荷下ろしの時と同様に朝礼から始まって、作業内容の確認や危険予知をやってから作業開始となります。
こちらに来る時に空荷だった方にコンテナを積み込んで不具合がないかの確認でしたが大丈夫でした。
後は航行しての確認だけですね。
後は私達の出発の準備ですね。お母さんを誘って甘味屋さんに注文をしに行きましょう。
それと私達の船を見に来る方が結構いて、今日は屋台迄出ていました。
やっぱり帆の無い船が気になるのでしょう。
積み込みの時にはクレーンでコンテナを吊ると「おお〜」とどよめきが聞こえました。
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本日は出港の日となりました。
コンテナを載せた船は一路ホーデン領の港に、そしてもう1隻は共和国に行き二姫さん達一行を降ろしてからホーデン領に戻ります。
私は朝から出港の準備の為、港に来てカゼットさんのお手伝いをしており、お母さんとサツキさんは後から来ます。
昨夜はお母さんが「もっと温泉に行きたいわ、もう少し此処にいましょう」と言い出したので「私とサツキさんは先に帰りますね〜。お母さんは思う存分に堪能して下さい」と言ったら、お母さんは口を尖らせながら「分かったわよ、一緒に帰るわ」と言って拗ねていた。
まぁ十分に温泉を堪能していたから良いと思いますけど。
ある程度準備が終わるとお母さんとサツキさん、皇女様と侍女さん、護衛、二姫さんと共和国の御一行が順次船に乗り込みました。
そして私が出港の合図をしてから、汽笛を鳴らして出港し、コンテナを積んだ船も汽笛を鳴らして出港しました。
港外に出てからは並走していたのですが、私の乗っている船は北に進路をとり、ホーデン領に向かう船とはお別れをして共和国へ。
この時代はちゃんとした海図がないので陸地が遠くに見える範囲での航行をしていきますが、二姫さんの話しでは共和国の港迄は帆船で4日程と言っていました。
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フソウ国を出て3日目の早朝、共和国の港が見えて来ましたのそのまま入港します。
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入港時に汽笛を鳴らしてから接岸をして係留をする為に[バーニア]を使って岸壁に降りて、係留柱にロープをかけていると軍人の様な人達が来て「お前達は何者で、何処の国だ? 何をしに来た」と言われたので「遭難していたこちらの国の二姫様を救助したので送って来ました」と言ったら「嘘を言うな」と言われた。
「では呼んで来ますよ」と言って[バーニア]でまた甲板に戻り、二姫さんを呼んで来ました。
その時に軍人らしき人達に言われた事を話しました。
甲板に来た二姫さんは岸壁にいる軍人らしき人達に向って叫んでいました。
「貴方達は何をやっているのですか!!」
軍人らしき人達は二姫さんに対して敬礼をしていた。
私はまた[バーニア]で降りてから土属性魔法で船から降りれる様に階段を設置して、二姫さんに降りて来てもらった。
二姫さんは事情を話してどうにかなったのですが、上陸許可が出ていないので一旦船に戻りました。
共和国の方々は順次下船しております。
二姫さんからは少し待って欲しいと言われたので待つ事にしました。
二姫さんが城に戻って話しをしてくるのでしょう。
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二姫さんから連絡があったのは下船してから2日後でした。
明日、私と皇女様のみ城に来て欲しいとの事でした。どんな話になるのやら。
まぁ楽しみにしておきましょう。
待っている間は料理をしたり、魔法で遊んでいたので退屈はしなかったのですが、お母さんが「お酒を作って」と言われたので、マジックバッグに入っていたお父さんのフソウ酒で作っときました。ついでにフルーツジュースもですけど。
そして酔っぱらったお母さんに絡まれ、それを見た皇女様は笑っていました。
お父さんもきっと買った事を忘れているよね。
一応購入しといたけど。
取り敢えずは明日の準備をして行う。
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